コンコン
晴明と道満がテレビを見ていると、何かを叩く音が外から聞こえた。
音がした方へ振り返ると、窓の外に段ボールを持った一反木綿が浮いている。
一「一反木綿運搬業者でーす!安倍さんの家でお間違い無いですか?」
晴「はーい!」
こちらに気づいた一反木綿がそう尋ねてきた。
晴明は道満の隣から離れて窓の方へ近づく。
道(最近は少し寒いから彼で暖を取っていたのに)
と思いながら一反木綿と晴明君のやり取りを蜜柑を食べながら眺める。
一「それじゃあここにサインを」
晴「……これでいいですか?」
一「はい!ありがとうございました〜!」
一反木綿はそう言って帽子を手で少し下げたあと、すぐさまどこかへ飛んでいってしまった。
段ボールを持った晴明が戻ってくる。
普通の段ボールより少し大きいようだが、そんなに重さはないらしい。
道「なにか買ったんですか?」
晴「はい!ちょっと奮発しちゃいました!」
満面の笑みでそういう晴明。
そんなにいい買い物ができたのだろうか。
彼が喜ぶものなんて、セーラー以外思いつかない。
段ボールを封じていたガムテープが剥がされる。
晴明が取り出したのは、ビニールに包まれた服だ。
晴「これ、道満さんにきっと似合うと思ったんです!!」
そう言って晴明は中の服を両手に持ち道満に見せる。
それは所謂メイド服というやつで、至る所にフリルやリボンが散りばめられている。
道「一回死ね」
晴「ぎゃんっ!」
道満は罵声を浴びせながら晴明を殴った。
晴「酷いですっ!せっかく道満さんのために買ったのに!」
道「買ってほしいなんて一言も言ってねえんだよ。」
晴「お願いします!着てください!」
道「うるせぇ離れろ!!」
抱きついてきた晴明の顔を腕でぐいぐいと押しのけようとするがビクともしない。
くそ、なんでこういうときだけ馬鹿力を発揮するんだ。
すると晴明が涙目になりながら顔を上げた。
晴「お願いします道満さん。絶対似合いますから〜…」
普段の奇行で忘れられやすいが、晴明の顔は他の人間と比べて整っている。
可愛い方面で。
そんな可愛い恋人のお願いを断れるほど、道満は頑固になれなかった。
道「分かりましたよやればいいんでしょ!!」
晴「ホントですか!?やったー!!!」
道満は晴明が手に持っていたメイド服を奪い取り、着替えるためトイレへと駆け込んだ。
その後ろ姿を見て晴明は思う。
晴(道満さんって上目遣いに弱いのかな)
今度からなにかお願いする時は上目遣いしよ。
道満は知らず知らずの内に、晴明に弱点を知られてしまった。
そこから十分以上の時間が経った。
コスプレ用のメイド服だから簡単に着れるはず。
こんなに時間がかかるなんておかしい。
……もしかして帰っちゃったのかな。
でも道満さんがそんなずるいことするわけないし…。
晴明がもんもんと考えを膨らませながらソファに座っていると、部屋のドアがギィと音を立てた。
振り向くと、少し空いたドアの隙間から道満が顔を出しているのが見えた。
晴「あっ、道満さん!着替え終わったんですね!」
道「はい。着替え終わったんですけど…」
晴「ホントですか!」
ドアの取っ手に手をかける。が、反対から強い力で押されているようで全く動かない。
晴「…道満さん?」
道「まだ心の準備ができてないのであと少し待ってください」
晴「もしかしてずっとそこで立ち止まってたんですか?」
道「………」
道満は何も言わず目を逸らした。
晴「じゃあもう十分待ちましたよね!!!」
道「止めろ!開けるなッ!!!」
晴明は扉と壁の僅かな隙間に腕を入れ、道満の手首をつかんだ。
道「ちょっ」
晴「もう!強情ですよ!」
強く引っ張ると道満が晴明の方へと倒れ込んでしまった。
そのまま道満が晴明を床に押し倒すような体制になる。
道「マジでふざけんな…」
道満は顔を赤くしながらそう小さく呟いた。
晴明は勢いよく起き上がる。
晴「すっごく似合ってますよ!可愛いです!」
道「私千歳超えてるんですけど。そんな男に普通こんな服着せます?」
可愛らしい大きなフリルとカチューシャについたリボン。
下着が見えそうなほど短いスカートと肩と胸元が丸出しのオフィショルのような構造。
明らかに、もっと若い女の子が着るような服装だ。
晴「似合ってたらどんな服も来ていいんですよ。次はセーラーをお願いしたいです」
道「絶対着ません」
晴「えー」
道「というかこの格好寒いんですけど。冬入りかけの時期に馬鹿なんじゃないですか」
晴「…じゃあ、温まりますか?」
道「は…?」
晴明は道満の体を姫抱きにして立ち上がる。
不審に思っていた道満だが、晴明の足が寝室に向かっていることに気づく。
道「離してください!まだ昼ですよ!?」
晴「明日休みなんだからいいじゃないですか〜」
床に敷いてあった布団に体を投げられる。
道(いつもは布団なんて朝起きた時すぐ片付けているくせに…)
晴「すっごく可愛いですよ。道満さん♡あ、今はメイドさんでしたね」
少し笑みを浮かべながら道満の頬を撫でる。
道「チッ…昼からお盛んですね?ご主人様?」
少し挑発的に言うと、晴明は相当お気に召したらしい。
棚からローションを取り手のひらに出す。
晴「僕、道満さんのそういうところ好きです♡」
そう言ってスカートの中に手を入れ、指を穴に挿れる。
道「ひっ♡うるせっ……♡♡」
晴「ご主人様にそんな口聞いてもいいんですか?」
くちゅっ♡ぐちゅぐちゅッ♡♡
道「あッ♡やめろって…!♡♡まだっ、昼だしッ!♡♡」
晴「ほら、ご主人様には敬語でしょう?」
道「うぅ…♡ご主人様ッ、ぁ♡…やめてくださ…!♡♡」
グリュッッ!♡♡
道「あ゛ッ!?♡♡」
晴「メイドなら、ちゃんと主のこと気持ち良くできますよね?♡♡」
そう言ってズボンを脱ぎ捨て、道満のアナに自分のモノを押し付ける。
道「ひ…ぁ、♡やめっ…♡♡」
ドチュンッ!!!♡♡♡
道「ぃあ゛あ゛ッッ♡♡」
晴「きもち…♡」
道「やだっ♡抜け!♡あっ、ひっ…♡♡」
晴「でも道満さんのナカ、ぎゅうぎゅうに締めてきてますよ?♡」
道「なッ!違うッ!違うからぁ…」
ずちゅずちゅっ♡♡
道「う゛♡♡嫌ぁ゛♡んっ、ぐ、、♡♡うぅ゛…♡♡」
晴「ほら、すっごい締まってる」
パンパンパンパンッ♡♡
道「ん゛、ふぅッ♡締めて、ないぃ゛っ!♡♡あ゛ぁッッ♡♡」
晴「え〜…?」
晴明はベッドに仰向けになっていた道満の体を起き上がらせ、胸の布を下ろしピンと勃った乳首に指の爪をかける。
かりっ♡
道「ひッ!?♡♡」
カリカリカリカリッッ♡♡
道「あ、ッ♡んぁッッ♡♡やっ、やめッ♡♡かりかりするの、やだっ♡」
晴「道満さん、自分のナカが締まってるの分かりますか?」
道「へ?……あ、ぅ♡」
恥ずかしくなったのか、顔を俯かせる。
晴「僕のこと気持ちよくできて偉いですね♡」
道「んぅ……♡」
手を伸ばし道満さんの頭を撫でると、気持ちよさそうに惚けた顔をした。
その隙をついて、一気に奥へねじ込む。
ゴリュッッ!!!
道「お゛ッッッ!?!??♡♡♡」
晴「はぁッ…♡」
晴(まだキツイな…)
道「おぐっ、むり゛ぃ゛!♡♡嫌ッ!♡♡あ゛ぁ゛ぁッッ〜〜〜〜♡♡」
そう言って晴明のことを手で押すが、腰をガッチリ掴まれているため逃げられない。
道「なんで逃げようとするんですか?僕のことを気持ちよくするのがメイドさんの役目でしょ?」
ぐりゅぐりゅ♡♡
道「ん゛、おぉ゛♡゛♡俺はお前のメイドじゃっ_」
ごチュッ!♡
道「な゛ぁ゛ッッッ!??!?♡゛♡゛♡」ビュルルルッ
晴「お前じゃなくてご主人様でしょ?」
道「ぅ゛〜…♡゛♡ちがッ、やら♡♡奥、やぇてっ…♡゛♡♡晴明くっ、、♡♡」
晴「も〜、何回言わせるんですか?ほら早く」
ごちゅごちゅッ♡♡
道「あ゛ひッ!?♡♡♡゛ご主人様っ、うぅ♡♡ご主人、様ッ♡♡゛♡゛ごめんなさぃ゛♡」
晴「メイドなら、ちゃんと僕のこと気持ちよくしてくださいね?」
その言葉に道満は必死に頷く。
晴明はそんなメイドを見て口角を歪める。
ドチュドチュドチュッッ!!!♡♡♡
道「お゛ぉッッ〜〜〜〜!??!?♡♡♡♡゛ひ、ぁ゛♡あ゛っ、あぁ゛っ♡♡何っ、なんでぇ゛!?♡♡♡゛」
晴「ちょっと緩んでますよ。ちゃんと締めて」
少し命令するような口調で言いながら、道満の乳首を指で引っ張る。
ぎゅ〜〜〜ッッ!!♡♡♡
道「あぎゅッ!?♡♡あ゛♡だめ♡ふぅ゛っ、♡♡ひ、ぃあ゛…♡♡♡」
晴「たくさんご奉仕してくださいね♡」
そう耳元で囁くと、道満さんの方がビクッと揺れた。
目が覚め起き上がると、時計には七時と表示されていた。
リビングへ行き、放ったらかしにしていた段ボールの中を覗く。
そこにはアナルビーズやエネマグラ、少し特殊な形をしたバイブなど、色んな種類のラブグッズが入っている。
それに封をし、道満さんにバレないよう部屋に戻り、クローゼットの中へしまう。
バレたら怒られちゃうだろうから隠し通さなきゃ。
疲れ切って布団で眠る道満さんの額にキスをする。
いつ使おうかなぁ…♡♡
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ここまで読んでくださりありがとうございます!
今回は「あはは腐腐腐」さんからのリクエストでした!
リクエストありがとうございました!
テスト勉強している間にたくさんのハートを頂いておりました💖
コメントも返信が追いつかず本当に申し訳ないです😭
それとフォロワー100人突破しました!🎉
本当にありがとうございます!
こんな投稿頻度🐢の人間をフォローしてくださるなんてみんなお優しい方なんだなと感激する毎日です🥰
コメント
4件
美味しかったです(*´﹃`*)(晴学🐴&Love)
晴学Love
ありがとうございます!ノベルでは主様のかき方が特に強調されて嬉しいです!これでご飯500杯は余裕…晩御飯ですね!