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ーこの世界には、いくら恵まれていても“叶う願い”と“叶わない願い”がある。ー
【☀️side】
☀️「り、涼雅ッ!」
🎐「 ・・・ 」
聞こえなかったのか、涼雅は出ていってしまった。
ーいつからこうなってしまったんだろう。
☀️「りょーが! サッカーしよ!」
🎐「別にいいけど、なんでおれなの?」
☀️「だってりょーがは友だちだもん!」
🎐「ふぅん。」
それから俺たちは、一緒にサッカーをするようになった。
☀️「涼雅!サッカーしようぜ!ニッ」
トン バシュッ トン バシュッ トン バシュッ
☀️「てかお前めちゃ上手いのになんでサッカー部来ねーんだよ!即戦力!!」
🎐「部活入るつもりない」
☀️「もったいない!来てよ」
🎐「~。」
☀️「~~!!」
🎐「~」
🎐「てかさ、なんでサッカー続けてるの?時間の無駄だし面倒くさくない?」
☀️「ッ!?」
そんな事言うなよ。
俺がいくら努力しても、お前には追いつけないのに。どんだけ打ち込んでも、越えられないのに…
ーなんでそんなこと言うんだよッッ
☀️「お前、俺の事バカにしてんのっ!?どんだけ俺がサッカー必死にやってきたと思ってんだよッッ」
🎐「!?」
違う、涼雅はバカにしたんじゃない。
わかってた、でも1度溢れたら止まらなかった。
☀️「お前なんか、お前なんかッッ!ポロポロ」
🎐「ーッッ!」
ー今思い返しても最悪だ、俺。
あれから俺は何度も謝ろうとしているけど、
俺の声が小さくて聞こえていない、と思う
☀️「あは…救いようないな、俺」