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若き覇王に、甘くときめく恋を

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若き覇王に、甘くときめく恋を

55 - 第三章 ときめきの甘い恋を、あなたに EP.1「貴仁さんとの初デート」⑫

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2025年01月24日

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映画が終わると、もう夕刻になっていた──。


「こんなにも楽しい時間は、初めてだ」


「そう言ってもらえると、よかったって思います」


買い物をして、映画を見てという、お決まりのデートコースではあったけれど、彼となら心から楽しめていることを実感できた。


「ディナーは、今日のお礼に、この近くにある私の行きつけの店でどうだろうか」


「はい、お礼だなんて言われるほどではないですが」


やや恐縮しつつ答える。


そうして連れて来られたのは、ショッピングモールからそう遠くない高層ビルの最上階にある、ハイグレードな展望レストランだった。


「いらっしゃいませ、久我様」


お店を訪れると、彼が行きつけと話していたこともあって、奥にある個室へと通された。


個室に入ると、壁の一方がガラス張りになっていて、眼下の景色がよく見えた。


「わぁー、とっても綺麗で」


高層階から見下ろす、煌々と輝いて広がる夜景に目を見張る。


「これを、君にも見せたかったんだ」


彼の言葉に、「ありがとうございます」と返して、「……あなたと見られて、うれしい」そうはにかんで付け足した。


「そんな風に言ってもらえると、私もうれしくなってくるな……」


わずかに照れて目を伏せた魅力的な彼の横顔が、ガラスに映るイルミネーションに溶け込むと、(なんだか一枚の絵みたいに素敵で)と、ほぅーっと見とれてしまった。


料理は創作フレンチのフルコースで、それこそほっぺたが落ちちゃいそうなくらい、どれも絶品の味わいだった。特にメインの牛ほほ肉の赤ワイン煮は口に入れるとほろほろとほどける柔らかさで、美味しさに蕩けそうにも感じられた。


彼の頼んだワインを口元に運びながら、(滅多に食べれないようなお料理に加え、まして煌びやかな夜の景色を、素敵な彼氏と二人っきりで堪能できるなんて──)と、幸せに浸っていると、


「最高に贅沢ぜいたくな気分です」


心の声が口をついてこぼれた。


「気に入ったのなら、また来よう」


私に応えて、彼が魅惑的に微笑む。


ほろ酔い加減で見る彼は、いつにも増して男性的な色っぽさにあふれていて、見ているだけで頬が赤らんでくるようだった……。

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