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第1話 「あの日の約束」
「貴方は前世の××をして、貴方の運命は、マリオネットのような人形」
私は一人暮らしをしている
今日は、家に帰ってあと、夜遅くまでテレビを見ていた
すると、急にニュースが流れた。
とある刑務所から、女性の姿が消えたらしい
もしかしたら、脱獄かもしれないというニュースだった
私は、自分には関係ないと、他人事だと思いあまり気にしていなかった
けど、画面に映った女性は何処かでみた面影があった
その後、私はテレビを消しベッドに横になった
十分もせずに眠りに落ちた
目を開けると、そこはあるお城の一室だった
私は、戸惑ったが自分のほっぺを引っ張ってみた
痛くない、どうやらここは夢の中みたいだ
ふと、自分の服を見た。
メイドカフェでよく見るメイド服だった
昔、歴史の教科書に載っていた気がする
私は部屋から出ようとしてドアに近づいた
鍵は閉まっていた。内側から開けられないようになっているこのドアは外側にひねると閉まる鍵がついているみたい
覗き窓を見ながら私は言った
「一体誰が鍵を閉めたのだろう」と考えていると、部屋の木の床が崩れた
落ちていく瞬間、ドアの表面から浮かぶ文字が見えた。
「運命」と言う文字が
落ちたことにびっくりして目が覚めた
でも、あの部屋は既視感があった あの部屋に行ったことがあるみたいな不思議な感覚になった
私は、今日は仕事が休みだから、テレビでも、見ていようと思った。
テレビを見ていると、あるドラマの一気見が始まった。
殺し屋が主役のドラマで、ミステリー系な感じだった
私はこういうのが好きで夢中になって見ていた。
その時、後ろから声が聞こえた
「貴方は一生その姿がいいよ、惨めなその姿で」
私は驚いて、後ろに振り返った。
やっぱり、誰もいない。
たまに聞こえる幻聴に悩まされている
私は、こんな言葉なんて言っていないのに…
ドラマが終わった頃には、外は真っ暗になっていた。
私は、このドラマに満足した
やることやって、ベッドで横になった。
また、数分で眠りに着いた
今度は、普通のマンションの一室で目を覚ました。
やっぱり、ほっぺを引っ張ってみた結果、夢だった
あれ、ここは…
そう、そこは今日みたドラマの被害者が住んでいた部屋だった
ベッドの上にある時計を見てみると、もうすぐで主人公が来る時間になる
ドラマどうりだと、この後主人公がこの部屋に来るはず
部屋の外に出ようと思ってドアノブを捻った。
しかし、ドアは鍵が閉まっているみたいに開かなかった。
すると、玄関の方から音がした。
主人公である、伝説の殺し屋檜山陽葵が来たみたいと私は思った
彼女は、迷わずこの部屋に来て、ドラマと同じ台詞を言って私の事を殺した。
その台詞は「明日は永遠に来ないわよ。あんなに酷いことしたのに、生きていないで」だった
何故か、その夢が夢と思えなかった
殺された瞬間、視界がホワイトアウトして、目が覚めた。
そこは、自分の部屋のベッドの上だった
朝起きて、昨日やっていたドラマを録画していたから、それを見ていたら、急に携帯を見た
私は、いつも通りニュースの通知だと思ったが、メッセージアプリの通知だった
送り主は赤城燐ちゃんだった
燐ちゃんから送られてきた文章は
「みんなと話して、9月20日に東京の遊園地を貸切にして遊ぶから、莉々ちゃんも来て」と送られてきてた
なんか、久しぶりだな。みんなと会うのは…
私は、燐ちゃんに「分かった」と返した。
あと、連絡をくれたのかを燐ちゃんに聞いてみた
「だって、莉々ちゃんと彩月ちゃんだけ、グループチャットに入っていないから」と返ってきた
何で招待されないか、聞こうと思ったが私は聞かなかった
私は、早く準備した方がいいと思って、お買い物に行くことにした
私は、あるブランド店に入った。そこは、私の仕事先のお店で、店員は全員顔見知りだった
私が、買ったのは抹茶色のワンピースと黒色のスカートだ
ついでに髪飾りを買った。それは、造花のレンギョウの髪飾りを…
お会計が終わったあと、家まで歩いて帰った
その道中、道の横には赤色の彼岸花が咲いていた
彼岸花を見てもう、秋の季節なんだと思った
早く帰ってゆっくり休もう。あと、今日買った服は、夜試着してみようかな…
第2話 「怪しい訪問者」
もう少しで家に着く
買い物に行った場所は家から30分ぐらいの距離だったから
家のドアの開けようとしたら、突然話しかけられた。
どうやら、隣の部屋の人が話しかけてきたみたい
隣の部屋の人と世間話を話していた。
突然、隣の部屋の人が思い出したかのように話し始めた。
「鏑木さんって、女の子と一緒に住んでいたりしませんか?」
私は、急な質問で戸惑った。「何故、急にそのような質問を?」
「まず、理由から話しますね。 今日の昼間、鏑木さんが買い物の為に出掛けたあと、ある少女が
このマンションに来て、この辺では見かけない顔だから少し見ていたの、そしたらあなたの部屋
の前で、止まったから私が話しかけたの『この部屋の子今出かけていて、いないんだよね』って」
そしたら、その少女は「大丈夫です。あの子とは友達…なので、鍵もあの娘からもらったので」と
言ってたんだよね
だから、私は止めなかったけど… 数分後、部屋から出てきて、その後少女は帰って行ったわ
私の友達…? 思い当たる子はいないような あと、私は合鍵を誰にも渡したことが無いはず…
気をつけてと言われた
買ってきたものは全部寝室に置きに行った。
部屋の机の上に何故かミニチュアの雛人形が置いてあったのが気になったけど…
まぁ、いっか
夜ご飯を食べて、いろいろやった後。
私は買ってきた服などを試着してみて9月20日に着る服は抹茶色のワンピースにすることにした
ピーンポーンとインターホンがなった。
私の家のインターホンみたい 鳴ったのは
こんな深夜に誰が来たのかな?
第3話 「最終回…?」
インターホンが鳴った。
私はドアを開ける前に覗き窓から外を見た
外を見ると、何処かで見たことがある少女がいた。
その時、不意に隣の部屋の人が言っていたことが脳裏によぎった。
今日の昼間、ある少女が私の家に来たこと
私は、そのことを思い出したが今夜は寒い夜だったため放っておくことが出来ず、家の中に入れた
家に入って貰ったあと、テレビをかけっぱなしにしたままだったのを彼女は見てこう言った。
「見てくださったんですか?このドラマの主役を演じたんですけど…」
そうだったんですね。会えて嬉しかったです。
その後も、色んな話をしていた。私は、彼女に飲み物を出すのを忘れてしまっていた。
私が、飲み物を出そうとすると彼女はこう言った。
「私がやります。こんな寒い中、家に入れてもらったので」と
彼女の様子がおかしかった。どこに何があるか分かっているみたいだった
いかにも、この家に来たことがあるみたいな感じだった。
あと、何故か入れてもらったのは、冷たい飲み物だった。
入れてもらった立場なので、何も言わずに飲んだ。
彼女は最期にこう言った。
「明日は永遠に来ないわよ。あんなに酷いことしたのに、生きていないで」と
この展開はあのドラマと一緒
まさか…あのドラマが、放送された時から私が死ぬことは決まっていたということかな
と考えている間、あの少女の正体が分かった
この子は、高校の同級生だったと
思い出した頃には、もう遅かった
私の、意識は蝶のように消えていった
最終回 「全ての真実」
私は、意識を失ったあと 目の前の駆け巡る光が見えた。
私は、手を伸ばして、その光に触れた
その瞬間、記憶が溢れてきた。高校時代の記憶が
私が、あの子にこんな事をしていたの?
記憶には間違いがない。 でも、信じたくない
高校時代、私は1人の少女をいじめてしまった。
彼女はいつも優しく、私の友達だった。
私の過ちを許してくれたのに、裏切ってごめんね
生きている間は何故かこの記憶だけが消えてしまっていた。
いじめに関係あるのが、私だけでは無い
このいじめの真犯人は誰なのか?
一体誰が一番悪いのか?
私には、分からない
いずれ、分かるのかな…多分
これから先はリメイク版のおまけのようなものだ
第4話の後日談
暖かい日差しと優しい風
私は、目を覚ました。
床はガラス張りになっている部屋で
突然、声をかけられた。
「鏑木莉々、今回の人生はどうだった?前のことはできたか?」
私は、この言葉にこう返した。
「今回の人生、返されたかな。前のはできた。 あいつに命じられたけど、まだ、やる感じでしょうか」
「うん、そうだね 今度はこういう感じで」
「貴方は今回の××をして 次の運命はdirtyな子」
「少しだけ、待ってくれませんか。貴女は一体?」
「私は独りの魔法使い、ドラマの視聴者なだけ。正体はあの子だけ知っている その子は裏切り者」
「裏切り者…」
「もう、いいよね。また今度ね」
よし新しい劇が見れる。貴方もこの劇に参加しませんか。それと貴方は私を知っているはず
見つけてくれたのですね。本当の私を… 二度と戻らない