静かな夜に楽しい一時を
過去作品を少しリメイクして再アップ
夜の十時、PCに向かって一人作業をしているブラックに一つのインターホンが耳に入った。
(誰だこんな時間に?)
訝しげに思ったブラックは監視カメラで外を確認する。
少し灰色がかった髪の毛に、綺麗なアクアマリンの瞳、どうやら外にいるのはすまない先生のようだ。
(すまない先生?)
ゆっくりと扉を開け要件を聞く。
「こんな時間になんです?」
「一緒に夜ご飯を食べようよ!部屋、お邪魔してもいいかな?」
何かがまたすまないスクールへと攻めてきたんじゃないかと少し警戒したがなんだそんなことかと思い、もう夜も遅いので部屋に仕方なく招き入れた。
「意外と広々とした部屋なんだね」
「てっきり機械とかで部屋が敷き詰められてるのかと思ってたよ」
私の事を研究者かなんかなのかと思ってるのかと思いため息をつき少し呆れた。
「そう言えばブラック君は普段何を食べてるの?」
「インスタントラーメン、コーヒー、水、食べているのは以上です。」
チョコ好きというのは隠しておこうと敢えて言わないでいた。
ふーんと向こうから聞いてきたのにも関わらずに呆気なく返事を返されたため追い返してやろうかと少しイラついたが寸前で踏みとどまった。
そんな事を思っている間にすまない先生は楽しそうに、だがいつものようにはっちゃっけている姿ではなく静かに鼻歌を歌っている大人びた姿で袋から何かを取り出す。
ホットドックだ。
「こんな夜にはレモネードとか…なんかそういう甘酸っぱい感じのが飲みたいんだけどそんなの無いよね?」
「私が来客用で用意しているとでも思ってるんです?ある訳が無い…」
そう言おうとしたがハッと思い立ち上がっては冷蔵庫をおもむろに開ける
そういえばこの前、バナナがたまにはこういうのも飲めと言ってボトルで渡して来たのを忘れていた
自分用に作ってくれたものだが少しはすまない先生にも分けていいだろう
「はぁ…少し前のですがその方が味が染みていて美味しいでしょう」
コップを取り出しては乱雑にそれをテーブルへと2つ置き、適量を注ぐ
「あれ?ブラック君も飲むんだ、てっきりコーヒーと水しか飲まないんだと…」
またもや軽くため息をついてはコップをすまない先生の前に差し出し、貰ったホットドックの包み紙を丁寧に剥がし口に入れる。
すまない先生なら良いだろうとはなから仮面をつける気はない
そのため表情が丸わかりなのか久しぶりに食べたその味に驚いている自分にすまない先生は どう?と顔を覗いて聞いてくる
私の感想がそんなに気になるのかと思ったが仕方なく美味しいですよ、なんて言ってみてはほんの少しだけいつもよりも楽しい夜を過ごせた気がした
オワリ
コメント
3件
文章下手すぎんだろwwwもしかして小学生低学年?? 早くテラーやめろよwww
久々にharuちゃんのウォタ小説きたぁぁ!! 2人の会話可愛いなぁ、、、先生の前では仮面を外すブラック良すぎる、、、!! 楽しそうな夜を過ごせてるようでほんわかしました!! 最高な小説をありがとう!💕久々に見れて嬉しい〜!