コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
チュンチュン
朝になる____
隣の弔くんはまだ眠っていて____
私は起き上がり
トイレに行こうとするも
カチャリ
首輪の鎖が邪魔をする
……夢じゃなかったんだ。
泣き疲れて逆に清々しいほどいい目覚めだったけれど一気に体が重くなる
それに
『これじゃあ何も出来ないじゃん……』
トイレすら、行けないじゃないか____
私は申し訳ないと思いながら寝ている弔くんを起こす
『弔くん……起きて……ッ』
トントンと弔くんの身体を叩く。
「ん〜……」
目は開けず、私をギュッと抱きしめながら答える弔くん____
『トイレに行きたいの……』
私がそう言うと
「ん〜…………」
また私をギューーーッと強く抱き締め
「……ん……」
とだけ言い、起き上がり
ダラダラと部屋のテーブルの上の鍵をとり
カチャリ
鎖の南京錠を開ける____
そして
「ん……いくよ」
『え?』
「トイレ……」
『えええええ!?』