「ッ…きもちぃ…ッ…出そぉッ…♡」
俺はへこへこと情けなく腰を振る。
「好きぃッ…♡出るッ…♡んッ…~~~~~~ッッ♡♡」
ナカに精液を注ぐ。生まれて初めて…と言われれば、確かにそうだ。
「きもちよかった…」
と同時に非常に疲れた。
自らの射精のためだけにこんなに体力を使わないといけないのか…大変だなあ、と呑気に考える。
「あッやべ!!シーツに垂れてる!!」
パタパタと走ってティッシュを取りに行く。ティッシュは用意しておくべきだったな…
幾ら拭いても匂いは落ちない。また中国に怒られる…いや、今日すればバレないのでは?やっぱり俺って天才!
ズボンとパンツを履いて、中国の帰りを待った。
…何故か昨日、中国は俺にオナホを買い与えた。本当に何故だか分からなかったが、尻穴ばかり開発されている身としては自分が攻めになれるチャンスかもしれない、と大はしゃぎした。
それに、中国は細身で睫毛も長くて、女性らしい顔立ちをしている。それこそ、俺が攻めでアイツが受けの方がしっくりくる。
何だかだんだんと苛々してきて、そこら辺に買って置いておいた酒を探す。
「あったあった!」
俺はそれを浴びるように瓶から直接飲み、暫くの間自分一人の晩酌を楽しんだ。
「ただいま帰った」
ドアを開けると、アイツの大好きな酒の匂いが充満していた。
「おかえりぃ…」
へろへろとよろけながら歩いてきたモンゴルを抱き締める。
「うわ、酒くせぇ。お前大分飲んだな?」
「のんれないよ…」
呂律が回らなくなるほど飲んだのか。やっぱりコイツは馬鹿だ。
「中国、ベッドねっころがって…?」
「分かった分かった、ちょっと待て。押すな。」
ぐいぐいと押され、うつ伏せでベッドに転がる。
「いれたい…」
予想通り、モンゴルは俺に弱々しく腰を振った。
まぁ、酒を飲むのは想定外だったが。
「すき…」
俺の背中に抱きつき、性器を押し付けてくる。誰だって新たな快感を知ればそっちに行きたいものだ。が、そんなにあまっちょろい教育をするつもりはない。
「どけ」
「やらぁ…ん…」
くいくいと腰を押し付けてくるが、まぁ下手くそだな。しょうがない。だってちっちゃい頃から抱いていたのだ、童貞なんか卒業出来ないだろう。
…いや、童貞でも上手い奴は居るか。
モンゴルが背中に引っ付いたままだったが、無視して起き上がった。
急に服の中に手を入れまさぐってきたが、残念ながら特に感じなかった。
「シよ…今すぐ挿れさせて…?」
スウェットの下に潜めた勃起した性器を押し当てて、今にもイキそうな猫なで声で甘えてきた。
「はぁ…分かった。ローションとかゴムとか持ってきてやるから待ってろ」
やっと背中から離れたモンゴルを見ながら声をかけると、全力で首を横に振った。
「ゴム要らない…ナカに出したい…」
…また我が儘になってきたな、そろそろ躾をし直さなければ。
「…分かった」
ローションやらゴムやらティッシュやらを適当にベッドに投げる。
「今日は久し振りに目隠しするか」
「やだ…!」
さっきから言うことを素直に聞かないモンゴルに苛々する。
「未経験のお前を、経験者の俺がリードするのは当たり前だろ?」
頭が回らないのか、少し黙りこんで考えた後、
「そっかぁ…!」
と心底阿保面で言った。
目隠しをしてやると、楽しみなのか足をぱたぱたと動かした。
俺はモンゴルの上に乗り、挿れたふりをしてオナホを動かした。
まだ夜は長い。久々に楽しませてもらおう。