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6.寝室
シャワーもして一度全部脱いだのに、ベッドに来た翔太はどうせすぐ脱ぐ下着とあのクラゲのピアスだけ着けていた。
💚「可愛いことする」
💙「うるさい」
恥ずかしそうに逸らした顔をこちらに向けさせて、焦らすようにゆっくり唇を重ねる。
少しずつ体重をかけて深く合わせ、そっと吸う。じれったいのか、翔太が口を開けながらぎゅっと抱きついてきた。
舌を挿し込んで一生懸命応えてくる翔太の舌と口内を愛する。
💙「はぁ…ん…あふ…」
キスしながら髪を撫でて、耳に触れると翔太の身体がぴくっと跳ねた。
耳のラインをそっとなぞって、クラゲのピアスと一緒に耳朶を撫でる。翔太はもう腰を振って俺に硬くなった自分のものを押し付けていた。
早く触って欲しそうだけど、唇を離して今度は耳を舐める。
💙「ひゃ…あ」
💚「翔太、ピアスほんとに綺麗」
耳朶に舌を這わせながら囁く。
💙「はぁっ、んっ…んっ……」
💚「翔太、俺だけの可愛い翔太」
💙「あ、あべちゃ…ん」
もう声まで蕩けてしまっている。ほんと耳弱いんだから、と思うけど言ったら拗ねるから黙って愛撫を続ける。
そもそも何でこうして欲しいかわかっていたかって、翔太がペンギンの所から時々考え事をしていたからだ。
たかだかペンギンの家族に俺との将来を悲観するなんて思わなかったけど、今そういうメンタルなのかも知れない。不安なら取り除いてやるだけ。
甘噛みしていた耳朶から口を離して見つめたら、翔太はもう汗ばんでいた。
💚「俺、翔太がいたら何も要らない」
💙「はぁっ、でも……」
💚「それに見た?あの相関図。オスのカップルいたよ」
💙「は…?」
💚「どこの世界だって、誰が誰を好きになってもいいの。俺は翔太が好きだし、これからも翔太といたい」
💙「ふぇ……」
翔太の瞳に涙が溜まってピアスみたいに揺れた。今にもこぼれ落ちそうなそれを指で拭ってキスを落とした。
💚「愛してるよ、翔太」
コメント
5件
超絶可愛い💙
ふぇ