two time x azure
 直接的な表現はありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「azure」
 
 後ろから聞き覚えのある声が聞こえ、花を摘む手を止めた。
 
 
 「何してるの?」
 「花冠を作ろうと思って。」
 
 
 それを聞いたtwo timeはそっか、と言い、足元の花を掻き分けながら僕の隣に移動する。
 
 
 「僕も作ろうかな。」
 「いいね、一緒に作ろう。」
 
 
 お互いナス科の花を見つめ、手を動かす。
 
 
 「良い香りだね」
 「花は大抵そうだよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 少し日が沈んだ後、ようやくtwo timeが花冠を完成させた。
 形が崩れている所もあるけど、とても綺麗に出来てる。
 
 
 「ちょっと歪になっちゃったや。」
 「そう?凄く綺麗に出来てる。」
 
 
 そんな事ないよ、と笑う彼を見て、自然と口角が上がった。
 それと同時に、鐘の音が鳴り響く。
 
 
 「あ、帰らなきゃ。」
 「…そうだね、帰ろう。」
 
 
 
 
 
 
 
 「また作ろうね」
 「!…うん。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (“また”なんてねぇのにな。)
 
コメント
4件
すみませんとても好きですフォロー失礼します萌え萌え
待って2人で花冠作ってたの、、? てぇてぇですね😫😫😫😫