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おその★
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雫
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ご本人様には関係ありません
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💙side.
これは俺たちが小学生の時の話。
涼太とは生まれた病院が一緒で幼稚園も一緒。
小学校に上がってからも、現在の小学6年生までずっとクラスは同じだった。
お互いに、なかなかの腐れ縁だと思う。
2月14日の朝。
今日を世間ではバレンタインデーと呼ぶらしい。
学校全体がうわついているのが俺にでもわかった。
「みんなにあげる!うちらずっと友達だよ〜!」
「本命に渡したの?」
「こ、これ、受け取ってください!」
「今年は何個もらえっかな〜」
教室の前を通るたび、そんな会話がいやでも耳に入ってきた。
教室に入って机の中を覗くと、奥の方に小さな箱があった。
俺、箱なんか入れたっけ?
💙「…は?」
ハート型の箱に、ピンクのリボン。
「渡辺くんへ」と書かれたカード。
💙「…これって」
❤️「チョコじゃん」
💙「うわぁぁぁっ!?」
❤️「おはよう」
💙「急に耳元で喋んなよ!びっくりするじゃん!」
💙「おはよ、涼太」
❤️「ごめん笑」
❤️「で、それは?」
💙「これ?なんか机の中に入ってた」
❤️「多分本命だね、それ」
💙「まじでぇ?やっぱ本命かぁ…」
❤️「誰から?」
💙「隣のクラスの子」
❤️「…翔太、どうするの?」
💙「どうって…何もしないよ?」
💙「チョコはありがたくもらうけど、恋愛は興味ないから」
学校一可愛いと言われている子を見てもなんとも思わないし、誰かを好きになった経験もない。
そもそも「好き」ってなんなんだろうと思う。
❤️「そっか」
俺の答えを聞くと、なんだか嬉しそうに涼太は微笑んだ。
放課後。
❤️「翔太」
💙「ん?」
❤️「一緒に帰ろう?」
💙「いーよ」
涼太と一緒に帰るのは、意外と久しぶりだった。
幼馴染の涼太といるのは、なんとなく恥ずかしかったから。
💙「涼太はチョコ貰わなかったの?」
❤️「貰ったけど、全部義理チョコだよ。本命っぽいのはなかったかな」
❤️「翔太の方がモテるし…」
💙「はっはぁ!笑」
💙「んじゃ、ばいばい」
俺が家の中に入ろうとすると、
❤️「翔太」
涼太がランドセルから取り出したのは…
丁寧にラッピングされた小さい青い箱だった。
💙「これ…」
❤️「俺からの、バレンタイン」
❤️「いつも、ありがとう」
珍しく涼太の耳が赤くなっていた。
涼太は俺に箱を渡すと、すぐさま駆け出して行った。
コメント
3件
出来たらでいいけどこれの逆バージョンも見てみたい! これも最高!