今回、🎲梨桜🍣 様のコンテストに参加させていただきます🙇♀️
とあるところにとても幸せな新婚夫婦がいました。そしてこれは二人の初めての結婚記念日より少し前のお話……
ないこside
そういえばもうすぐ結婚記念日か~。
次のお休みは俺らの初めての結婚記念日。
別にお互いに何か渡そうとかはまだ決めてないけど何か一緒にできたらいいな。
青「ただいま~。」
桃「あ、おかえり。すぐご飯用意するね」
青「あのさ、あとでちょっと話したいことあんねんけどいい?」
桃「わかった」
何の話だろ?
結婚記念日のこと、とか…?//
青「それで話っていうのは、出世チャンスのある仕事任されてん」
青「やっぱりその分忙しくなるけどそれ乗り切ればもっと安定した生活できると思う」
桃「ほんとに?! すごい!」
桃「俺もできる限り支えるから!」
青「うん、ありがと」
青「ねぇ、ちょっと手繋ご…?」
まろは恋人繋ぎで手をこちらへ差し出す。
俺はそれに応えるようにまろの手と重ねる。
青「何か幸せやな」
桃「俺もすっごい幸せ//」
青「もう少しこのままでもいい?」
桃「俺ももうちょっとこのままがいい…//」
それからまろはとても忙しそうになった。
とある日、俺は大きなモールに来ていた。
プレゼント何買おうかな。
折角のプレゼントだし何か特別なものがいいかな。
桃「あ、これ…前にまろが言ってたやつだ」
確かCMでみたお菓子だっけ。
う~ん、喜んでくれそうだけど、何かこう形に残るものの方ががいいかな。
そう思い、雑貨屋に向かって歩いた。
さすが雑貨屋さん。俺の好みにドストライク。
あのネイルもピアスも香水もほしい…。
プレゼントを探そうと振り返ったとき、俺の目に1つのペアネックレスが映った。
桃「あ、これ可愛い。これにしようかな!」
まろ、喜んでくれるかな…。
俺はそんな幸せを想像をし、帰路に着いた。
桃「おかえり、ご飯できてるか…」
青「ごめん、まだ仕事やらなあかんから…」
桃「わ、わかった」
まぁそういう日もあるよね。
それにしばらくしたら落ち着くはずだし…。
そしてまた別の日
今日はいつもにまして遅いなぁ。
そう思ったとき、玄関から音がした。
もちろんまろだった。けどとても疲れた様子だった。
桃「ねぇ、まろ…!」
青「疲れてるから寝させてほしい」
桃「え、でも明後日は…」
最近連絡も取ってないし、ろくに話せてない。
明後日は初めての結婚記念日なのに。
忘れてるのかな…。仕事忙しそうだし。
それでも初めての記念日なのになぁ…。
俺は何だか一人で突っ走って勝手に期待してるように思い始めた。
あ、もう昼じゃん…。
さすがにまろも起きてるよね。
部屋に行くとまろはいなかった。
あれ、どこか出かけたのかな?
一緒にのんびり過ごせると思ったのに。
一件の通知が俺のスマホに届いた。
「ないこもう起きた? もうちょいしたら帰る」
どこか出かけたみたいでこのメッセージから15分後くらいにまろは帰ってきた。
桃「ねぇ、どこ行ってたの?」
青「別に…。」
まろは冷たく返事をし、またスマホをいじりだした。
最近ずっと何かに取り憑かれたかのようにスマホばかり。
浮気?それとも俺に飽きたの?
やり場のない怒りを抑えて自室に戻り眠りに落ちた。
目覚ましが部屋に響く。
桃「うぅ~ん……」
まだまろはぐっすり寝息をたてながら寝ている。
今日は結婚記念日当日だが何も予定を立てていない。
いや、そもそもまろは覚えているのか…。
目覚ましを止めようとしたとき、指輪の何かとぶつかった。
ぶつかったのはキラキラと光る指輪だった。
桃「えぇ?!何これ……」
結婚指輪とはまた別に付けられた指輪。
こんな指輪見たことないし、昨日まで着いていなかった。
青「ん…ぁ…」
青「何なん朝から叫んで、」
桃「ご、ごめん、何か見覚えのない指輪が…」
青「あぁ~プレゼント…」
桃「え?」
青「だから…記念日のプレゼント!//」
桃「覚えてたの……?」
青「そりゃそうやん!! 初めての記念日やで?!」
そっかぁ…ちゃんと覚えてくれてたんだ。
だとしたら不器用すぎるよ…笑
桃「ねぇ! これ着けてよ!」
俺はこの前見つけたお揃いのネックレスの片方を渡した。
カッコいいぃぃ!
青「何? 見惚れたの?w」
桃「いや、えっと…そんなことより!」
桃「どこか出かけない?」
記念日の朝、ベッドで二人、今日の予定を立てた。
コメント
1件
なんですかこの尊い夫婦、…︎🫶🏻 コンテスト参加ありがとうございます、