こんな俺でも愛してください

はは、馬鹿だなぁこの医者…

あんなん嘘に決まってるのにさぁ…

ほんとはリスカも薬もやっているし

不安だって常に感じている

楽しいなんて思っていないしさ

人間って馬鹿だよね…

その放った言葉をすぐ信じるんだ

そう言っている俺も人間なんだけどねｗ

絵心「お世話になりました。」

医者「いえ、凛くんも体気をつけて」

凛「…はい」

絵心「今から施設向かうから必要なもんは買ってきて。スマホとか服は平気だから」

凛「…はい」

凛「えっと、まずはカッターと包帯と薬と…あとはそれを入れるポーチ…」

凛「ん~…ポーチの色は…あ、赤色…これでいっか」

凛「あっは…こんなもん買うんだから絶対店員に察されるなぁ…」

凛「まぁ…いっかぁ~」

凛「絵心さん、戻りました」

絵心「どれ、買ったやつ見せてよ」

凛「えｯ…」

絵心「？だめ」

凛「だｯダメです‼」

絵心「ﾌﾝ…まぁいい」

凛「ε-(´∀｀*)ﾎｯ」

絵心「ここが施設だ。さぁ、入れ」

凛「ｺｸｯ」

絵心「ここがお前の部屋だ。防音だし開けるには指紋が必要だしいいんじゃないか」

凛「はい。ものすごく広いですね」

絵心「ここが仕事部屋。いつもは俺とアンリちゃんしかいないけどね」

凛「アンリさん？」

絵心「社員の子だよ。今は少し出張中だけど、明後日には戻ってくるかな」

凛「はぁ…」

絵心「おっと、もう時間だ。選手たちももう寝る時間だし、いっか、大浴場で入ってきて」

凛「はい」