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パタパタと旧校舎に向かう人影が二つ。その人影は女子トイレへと消えた。

此処はかもめ学園。この学園には七不思議の噂がある。最近妙な噂が流れているらしい。

八尋「はーなこくん!」

光「花子ー来たぞー」

花子「!…ヤシロに少年…なんだ」

八尋「なんだって…もー…」

そう言うと花子はがっかりとした表情をし、また窓へ顔を向けた。

八尋「そうだっ!花子くんに聞きたいことがあるの!」

花子「何?」

八尋「最近噂になっている七不思議の幻の零番目って知ってる?」

光「あーうちの中等部の方も噂になってます」

花子「なんでヤシロ達がそれを…」

八尋「どういう…」

???「やっほー遊びに来たよー」

八尋「!?…だ…れ…いっイケメン!」

花子「ダザーーーイ会いたかったーーー!」

そう言うと花子はそのヒトに抱きついた。

八尋・光(さっきまでの雰囲気は何処に…)

八尋「そっ、その人は?」

???「私?…私は…」

太宰「太宰…太宰治さ」

砂色の外套に洋風の開襟襯衣。背は高く痩せぎす、黒い蓬髪は手入れもなく身形の整わぬ恰好だ。少し頸と手首に巻いた白い包帯が少し気になった二人だった。

八尋「貴方は怪異なの?」

太宰「あぁ、そうだよ」

太宰「あのこと言っていい?」

花子「いいよ〜」

八尋・光「??」

花子「ダザイがヤシロ達が言ってた…」

太宰「七不思議が零番目『津島修治様』だよ」

八尋「零…番目」

光「あの噂…、本当だったのかよ…」

太宰「私はこの学園全ての制御を任されているんだ」

花子「と言っても、余っ程の事が起きない限り普段は暇らしいけどね」

八尋「へぇ〜」

八尋「その…普段は何処にいるんですか?」

太宰「内緒」

八尋(それにしてもこの人…イケメンすぎる✨️)

八尋は目をハートにしながらうっとりと見つめていた。

花子「ヤシロ〜?」

太宰「それにしても最近私の噂が流れているらしいね」

花子「あぁ…不味い事になった」

八尋「何で?」

花子「本来は七不思議の零番目は本来知ってはいけないんだ」

太宰「…七不思議の全部の噂を集めると何かが起こることは知っているね?」

八尋「はい…」

太宰「だがそれは一から七番の話を集めると…だ…」

花子「零番目は入っていない」

太宰「私・・・本来零番目は言わばこの学園の調整係であって仕方なく作られたんだ」

八尋「そうだったんですね…」

太宰「そういえばどんな噂が流れているんだい?」

八尋「え〜と…」


えー…と…チャット型の方が見やすいだろうけど…

アイコンがないよね…

アイコン誰か提供して…

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