2人が出会ったのは、桜の花が満開に咲く日でした。この日が心愛の人生に花を咲かせる日でした。
心愛は、入学式の日少し早く学校に行きました。まだ誰もいないよねと思いながら教室に入ると、身長175センチ位の美少年がいて、
「お前、1年?」「はい。」「名前は?」
普通、人に名前を聞く時は、自分からなのにな〜と思いながら心愛は、答えました。
「子色 心愛です。」「ココアか、俺はショコラ。おい、ココアてっ聞いたらココア飲みたくなったから買ってきて」
えっ?ショコラ?ココア買ってきて?初めましてなのにココア買ってきて?えっ????
「あっ、お金ね。はい。」
ショコラさんは、私の手に500円玉を渡してきました。
「何してるの?早く買ってきて?」「あっ,はい。」
まだそんなに学校のこと知らないんだけど、と思いながら、自動販売機の所へ向かいました。意外とすぐそこにあり、ホットココア買ってすぐ自分の教室に向かいました。
「あの、買ってきました。」「あっ、ありがと。なんかお礼しないとな、これやる。」
手に渡してきたのは、チョコレートの髪飾りでした。
「ありがとうございます!」
すごく可愛いくて見とれれていると、ショコラさんは、私の手からチョコレートの髪飾りを取り、私の髪の毛に付けてくれました。
「ココア、敬語じゃなくていいよ。同い年なのに。」
そういえば、ショコラさんいきなり呼び捨てだな。しかも、同い年なんだ。
「あっはい!ショコラさん!」「いや、敬語になってるし笑、俺のことはショコラてっ呼んで」
意外と優しい人なのかも、それに呼び捨てなんて、、、男の子のこと呼び捨てにした事ないんだけどな、
「わかりました。じゃなくて、わかった。ショ…コラ」「ココアは、本当可愛いな。これからよろしくな。」
今、可愛いてっ言った?まぁ気のせいか、やった!高校で初めての友達だ!
「私もよろしくお願いします!ショコラ!」