テラーノベル
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初心者小説書きなので、至らない点しかないと思いますがご了承下さいませ。
この小説はご本人様達とは関係ございません。
完全に妄想の世界なので悪しからず。
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俺の名前はぼんじゅうる。
ドズル社のメンバーとして活動している。
俺のイメージといえば、おじさん、卑怯、格ゲー、麻雀等……。 色々あると思う。
だけど、誰にも言ってない趣味が1つ……。
「……あれ、かわいいな。」
たまたま入った雑貨屋さんで目に入ったのは、ゆる~い顔したナマケモノの手編みのぬいぐるみ。
そう、俺の秘密の趣味は「かわいいもの集め」。
背のでかい46歳おじさんにはとても似合わない趣味である。なので、基本はネットサーフィンでかわいいものを見つけ買う流れなのだが、
まさかふらっと入った雑貨屋さんにこんなに
かわいいものが置いてるとは思わなかった。
今、俺の脳内では会議が行われている。
(どうする?これ、今ここで買うか……?)
(いや、ここで買わなきゃきっと後悔するぞ?)
(……通販とかで売ってないか?)
店名や、「ナマケモノ ぬいぐるみ 手編み 」……。
思いつく単語をスマホに入力して検索する。
(……ダメだ、売ってないな。)
(ならやっぱりここで買うしかねぇだろ……!)
(でも、こんなおじさんがナマケモノの……)
(なら買わないのか???)
「……買うか。娘のために……とか言えば別に変ではない……よな?」
脳内会議が終わった。
言い訳も考えた。あとは買うだけだ。と、
そのぬいぐるみを手に取ったその時。
「あれ?ぼんさんちゃう?」という声が聞こえる。 聞き馴染みのある声と方言。
振り返った先にはやはり、おらふくんがいた。
「えぇ~!やっぱりぼんさんや~!
こんな所で会えると思わんかったわ~!」
咄嗟にぬいぐるみを背中に隠す。
「あ、え、う、うわー!おらふくんじゃん!
え、なんでここに~???」
と、動揺を隠せないまま返事をする。
「ここ、僕よく来るんですよ~。
かわいい雑貨多いし、いいお店ですよね~!」
たしかに、かわいいものが多い店で……。
おらふくんの方が良く似合う雑貨屋さんだ。
「そういえばぼんさんはなんでここにいるんですか?」
「い、いや、たまたまふらっと入ったんだよね。 いいお店だね、ここ。」
「そうですよね~!あ、そういえば何か後ろに隠しました?」と、覗き込もうとしてくる。
「いやいやいや!なーんにも隠してないよ!?」
と、いいながら後退りする。
「ほんまに~?」と進んで来る彼に、
「……お、おらふくんは何買いに来たの?」と話題を振る。
「あ、僕はですね~……。」と別の方向を見た瞬間、そのぬいぐるみを元の場所戻す。
(また後で迎えに来るからね……!)と心の中で話しかけ、その場を去った。
おらふくんと話も弾み、その後ご飯に行くことになりその雑貨屋を一旦離れることになった。
ご飯は美味しいし、会話も楽しく時間がすぎるのだが、ぬいぐるみの事が頭から離れない。
(どうしよう……売り切れてたら……。あれラスイチだったよな……。)など考えていると、
「ぼんさん、どうしたんですか~?
ずっと険しい顔してますよ???」 と、おらふくんを心配させてしまう。
「あ、ごめん!なんもないよ!」と言う。
こんなことで後輩を心配させちゃ絶対だめだよな……。と思い、一旦食事と会話に集中することにした。
「おいしかった~!ぼんさん、ありがとうございました~!」
「いやいや、これくらいはね、年上ですから。」
食事も終わり、解散の流れになった。
「ぼんさん、ばいば~い!」と手を振る彼に、
「ばいばーい、気をつけろよ~!」手を振り返す。帰路に着いた俺は、今日のことを振り返りながら歩いていた。
(飯、美味かったなぁ。またみんなであそこ行こうか……。みんなであそこ行ったらきっと騒がしくなるだろうな……。特にMENはめっちゃ食うんだろうな……。てか、おらふくんばいば~いって大声で……。 本当に子どもみたいでかわいらしいなぁ……。ん? かわいらしい……?)
「あっ!!!!」
つい大声を出してしまった。本当に食事と会話に集中してしまって、ぬいぐるみ の事をすっかり忘れていた。
俺は走ってその雑貨屋さんまで向かった。が、
残念ながら閉店していた。
(21時までって……うわ~、あと10分早ければ……。)
これからしばらくは予定が立て込んでいる。
次ここに来れるのはおそらく……。
「1週間後かよ……。絶対売り切れてんじゃん……。」あの時、おらふくんに見られてても買うべきだったか……?と後悔しつつ、家に帰ることにした。
「ただいま~。」誰もいない家に挨拶する。
手を洗い、風呂に入り、ベッドに入る。が、
あの人形が頭から離れない。こんな日は……。
と立ち上がりある場所へ行く。
「あぁ……最高。」
みんなにも秘密にしてる部屋がある。
いつもはダンボールを積み上げて入れないようにしてる、「 かわいいものだらけの部屋」。
インテリア、ぬいぐるみ、小物まで……。
全て可愛いもので埋め尽くされている。
沢山のぬいぐるみに埋もれているぼんじゅうるは、「ここにナマケモノちゃんがいれば完璧なのに。」と考える。と同時に「 きっとこれバレたらみんなに引かれんだろうなぁ」と呟く。
だって普通に考えて、こんな46歳高身長おじさんがぬいぐるみに囲まれながらにこにこ寝転がってるって……。やばい状況だよ。うん。きもいよな。さすがに。
……でも、かわいいものが好きなんだから。仕方ない。この気持ちを 抑えて苦しい人生送るより、ある程度オープンにしてこうやって専用部屋作ったり、 ネットで可愛いもの探して買うほうが楽しいしね。……まぁ、それをもっとオープンに出来たら、よりいいんだろうけどな……。
そんなことを考えていたら、眠たくなり、そのままこの部屋で眠ってしまった……。
俺はなんて浅はかなんだろう。
良く考えればこの部屋には目覚まし時計がない。スマホは充電切れ。つまり……。
「寝坊したあああああ!!!!!」
今日はみんなで集まっての撮影。これはマズい。全員に詰められるぞ……!
ダッシュで準備をし、15分程の遅刻で到着。
「ごめーーーん!」と駆け込んだ部屋には、
「またですか?」と言わんばかりの目をしているみんなが座っていた。
そんな中、おらふくんだけが笑顔でこちらを見ていた。(昨日のご飯、美味しかったからかな?)と考えていると、「ぼんさ~ん!」と突然こちらに走ってきた。
「え、なになに?そんな笑顔で……?怖いんだけど……???」と言ってると、突然紙袋を渡された。「開けてみてください!」と言われ、その言葉に流され開けると……。
「え……これ……って……?」
「ぼんさん、これ欲しかったんやろ?
あれから買いに行ったんですよ~!
昨日のお礼です、受け取ってください!」
そう。その袋の中には、あのナマケモノぬいぐるみが居たのだ。
……バレた。かわいいものが好きだと。
引かれる……。大事な仲間に……。もしかして嫌われる……?そんなの嫌だ……!!
そんな事を考えてしまい、ぶわっと涙が溢れてしまった。
「え、ぼんさん!?な、なんで泣いてんの!?
もしかしてこれと違ったん!?
え、ごめんなさい!」とおらふくんは謝り倒している。そんな様子にみんなも、「え、なになに?」と 近寄り、紙袋の中身を見る。
「へー、かわいいじゃん!」
「これがなぜ涙に繋がる……?」
「そんなに嬉しかったんですか?ぼんさん。」
と、何故か皆当たり前かのように会話してる。
「な、なんで……みんなふつうのはんのうするの……? お、おれ、が、かわいいの……すきなの……きもくないの……?」と嗚咽混じりに言うと 、皆が不思議そうに顔を見合わせてから、口々に 「だってぼんさんかわいいの好きじゃん!」 と言った。
「へっ?」と間抜けな声を出してしまう。
「だってぼんさん、昔からかわいいものの前でよく立ち止まってましたよ?」
「かわいいものがありゃ、ずっと見てますもんね。目で追ってるって言うか。」
「そうそう。え、もしかして隠してるつもりだったんですか?」
と皆に言われ、驚きを隠せなかった。
おらふくんも、
「ぼんさん、かわいいのすきなの隠してたんや! あ、だからこのぬいぐるみ隠したんか……!」と納得しているようだった。
そんなに態度に出てるとは思ってなかったし、皆 にバレてると思っていなかった。
しかもバレてるのに気づかない俺って、どんだけ鈍感なんだ?と、少し笑ってしまった。
そんな俺の様子を見たおらふくんは、
「ぼんさん、このぬいぐるみ受け取ってくれますか?」と心配そうな声で聞いてくる。
俺は涙を拭い、笑顔で
「うん、もちろん!てかよくわかったね、俺がこれ欲しいってwwマジでありがとう!」
と返すと、パァァァ!という効果音がぴったりな笑顔を見せてくれた。
そこからは、俺はかわいいものが好きなことを隠さないようにした。
配信でもかわいいもの集めが趣味と公言した。コメ欄は「そうなの!?」「ギャップ萌え!」「これオススメですよ!」「おまえのほうがかわいいだろ。」のコメントで溢れたのだが、「おまえのほうがかわいいだろ。」は訳分からなさすぎて笑ってしまった。
メンバーの皆も、「あそこにかわいいものがあった」 「これぼんさん好きそう」とか声かけてくれるので、かわいいもの集めが捗る捗る。 ついに部屋にも入り切らないくらいになってきた。
「どうしたもんかね……。」
こんな嬉しい悩みで頭を抱えることになるとは思わなかった。
今度、みんなをこの部屋に招待することになってる。
「それまでによりかわいくしとかなきゃな。」と俺は気合いを入れ、整理整頓を始めた。
おかげさまで次の日も遅刻したのはまた別の話……。
#ドズル
コメント
3件
神すぎますね…… チ───(´-ω-`)───ン

ギャップがえぐいよぉかわいいよぉ神作品だよぉ