コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
初めまして!
ハルヒといいます!
めろんぱん学園七不思議の校長とアンドロイドの二次創作です!
※文才なし
※X(旧Twitter)で上げられている、たるまるさんの『擬似創作』を参考にしています
※後半の展開が雑いです
※日本語おかしい部分も多いです
それでもいい方は見てくださると嬉しいです!
_________________________________
校長…👱🏻
アンドロイド(校長の恋人)…👩🏻🦳
私の書く言葉は感情がないとよく言われる。
感情、それは私にとって雑音そのものだ。私の書くものに必要ない。
そう思った。そう思っていた、
あの日、彼女に出会うまでは___
👨🏻💼「今回も素晴らしい曲でした!次もよろしくお願いしますね!」
👱🏻「はい。」
👨🏻💼(この人の曲はいいが、感情が
感じられなくて不気味なんだよな…愛想もないし、苦手だ…)
👱🏻「用がないならもう帰ります。」
👨🏻💼「あっはい、では、また!」
👱🏻(…早く帰って曲を書こう)
毎日毎日曲を作り、歌詞を書く、
その繰り返し。
人によっては退屈そうに見えるかもしれないが、私はそんな生活がほどほどに好きだった。
👱🏻(次の曲はどういうことを書こう…)
数時間後
👱🏻(…ダメだ…いつもみたいに書きたいことが出てこない…)
久々にスランプになってしまった…どうやってスランプから抜け出そうか…
👱🏻(…少し散歩に行こう、そうすれば気晴らし程度にはなるだろう)
テクテク
👱🏻(ここの公園は落ち着くな…次の曲は心を落ち着かせてくれるような曲にするか…?いや、似たようなものはもう書いたから…)
そんなことを考えていたらふと、どこからか歌声が耳に入ってきた
👱🏻(拙い…でも綺麗な声だ…少し行ってみるか)
👩🏻🦳「ーー、〜!」
間近で聞くと衝撃だった。
彼女は歌に私にとっての雑音を込めていた。
雑音だらけな歌がこんなにも心を震わすのか分からなかった。
こんなにも自由な歌があるのかと私は驚いた。
彼女の歌を聴いては私なんかを遥かに超える才能を彼女は持っていると瞬時に悟った。
その事実に言葉には出来ない感情が溢れてきた。
いつの間にか彼女は歌い終わり、
私は余韻に浸っていた。
すると彼女が私に気づいたのだろう、話しかけてきた。
👩🏻🦳「私の歌聞いてくれてたの?」
👱🏻「!?…コクッ」
いきなり話しかけられ驚きつつも頷いた。
👩🏻🦳「どう…だった…?もし良ければ感想聞かせてくれない?」
初対面の人から感想を求められ少し戸惑いを感じながらも素直に答えた。
👱🏻「…凄かった。なんか、歌に感情が込められているような感じがした…」
と、答えると彼女は顔を輝かせた。
👩🏻🦳「ほんと!?自分の感情をどうやったら上手く伝えられるかなって試してたところなの!上手く伝わったみたいで嬉しい!」
と、無邪気に笑う彼女。
急に顔が暑くなった気がする。
風邪かなにかだろうか。
👩🏻🦳「って、はしゃぎすぎちゃった(笑)あなた、名前は?」
👱🏻「…△△」←名前思いつかんかった
👩🏻🦳「△△?どこかで聞いたような…
あっ!もしかしてこの前テレビに出てた人!?」
👱🏻「…多分そうだね。」
👩🏻🦳「私そんな凄い人に褒めてもらったんだ…」
👩🏻🦳「あっ私は○○!よろしくね!」
↑名前思いつかんかった
👱🏻「…よろしく」
これが彼女との出会いだった。
その日を境に私たちはよく会うようになった。
会う度に歌を歌ったり、お互いの話をするのに夢中になった。
ある日、彼女は言った。
👩🏻🦳「実はね…この前いつもみたいにここで歌ってたらね、事務所に入らないかって、スカウトされたの!凄くない!?」
とても喜ばしいし、凄いことだ。
でも、私は素直に喜ぶことができなかった。
👱🏻「…良かったね」
なんて思ってないことを言ってしまった。
👩🏻🦳「でも断ったんだよね〜。今みたいに君に会ったり、話している方が楽しいし!」
👩🏻🦳「オリ曲も作ってくれるって言ってたけど、どうせならオリ曲じゃなくてもいいから君が作った曲の方が歌いたい!」
正直ほっとした。
…ほっとした自分が嫌になる。彼女の歌声はもっと評価されるべきなのに…
そうだ、彼女に曲を作り歌を歌ってもらって、それをSNSに投稿するのはどうだろうか?
彼女も私の曲を歌いたいと言ってくれているし、
そう思い、早速彼女に提案した。
👱🏻「…君が良ければ私が君にオリ曲を作って、今流行りの歌い手みたいな感じでSNSに投稿したらどうだろうか?」
👩🏻🦳「えっいいの!?それ君の負担にならない?」
👱🏻「そこは大丈夫。最近、イメージどうりの曲をスラスラかけるようになったから、結構時間を作れるよ。」
👩🏻🦳「そうなんだ…じゃあお願いしちゃおっかな!」
喜んでもらえたようで何よりだ。
早速家に帰って曲を作るとしよう。
数時間後
…なんで言葉がでてこないんだ…!?
いや、正確にはでてはいるがどれもしっくりこない。
最近の調子はどうしたんだと自分に聞きたいぐらいだ。
…もしかしたら有名にしたいと思いながら書くのがダメなのかもしれない。
1度彼女のことだけを考えて書いてみよう。
…しっくりはきている。
きてはいるんだが、なんでこんな
コッテコテのラブソングになったんだ…!?
👱🏻(私らしくない…やり直すか。)
数時間後
👱🏻(ダメだ…)
どれもラブソングになってしまう…
そういう呪いにでもかけられたのかと疑いたくなるレベルだ。
👱🏻(…もしかして…私は彼女が好きなのか…?)
そう考えると合点がいく。
ふとさっきまで作っていた曲の楽譜に目がいった。
普段の曲作りでは絶対使わないような甘い言葉、切ない旋律、
さっき作っていた曲たちが私の気持ちを物語っていた。
思い返してみたら私は彼女に一目惚れしていたのだろうか…
ココ最近、ずっと彼女のことを考えてるし、彼女の笑顔を見る度に顔が熱くなっていた気がする。
👱🏻(…まさか歌で自分の気持ちに気付かされるとは…)
正直私はこれからの人生、愛だの恋だのの感情とは無縁の人生を送ると思っていた。
👱🏻(これも彼女のおかげだな…)
彼女のおかげで自分の知らなかった知ろうとも思わなかった感情を知ることができた。
彼女への思いの形を知ることができた。
数日後
👩🏻🦳「…凄い凄い凄い!!たった数日でこんな素敵な曲がかけるのね!」
👩🏻🦳「凄いしか言えなくなる!」
👱🏻「喜んでもらえてよかったよ。」
👩🏻🦳「じゃあ心を込めて歌うね!」
👱🏻「うん、よろしく。」
レコーディング中
👩🏻🦳「〜〜!ー!」
やっぱり彼女の歌は凄いな…
👩🏻🦳「フゥ…どうだった!?いい感じに歌えてた!?」
👱🏻「うん、やっぱり君は凄いね。
私には出来ない歌い方だ。」
👱🏻「私の曲は感情が感じられないって他の人によく言われるけど、君が歌うと私の曲に感情が吹き込まれて、命を持っている感じがする。」
👩🏻🦳「……は?」
一瞬彼女の顔が般若のように見えた
👩🏻🦳「…そんなこと言ったの、誰?」
前言撤回、般若どころじゃない、後ろに阿修羅さえ見えそうな怒りの感情があらわになっていた。
彼女は怒っているが、正直私にはなぜ怒っているのか分からなかった。
実際に自分でも感情がないと感じるし、その意見はもっともだと思っているからだ。
👩🏻🦳「…絶対にこの曲を有名にしよう!そしてそんなこと言ったやつを見つけて、見返して、絶対絞める…!」
👱🏻「そんなことしなくていいから。」
彼女にこんな脳筋な1面があったのかと驚きつつもなだめた。
👩🏻🦳「ていうか、感情がないとか言ってるけど、感情がなかったらこんなドラマチックな歌詞とか書けないでしょ!」
👩🏻🦳「この曲歌ってた時、告白されてるのかなって思ったぐらいだもん!」
彼女は鋭いな…
言わない理由はないな。
👱🏻「…そうだよ。」
👩🏻🦳「え?」
👱🏻「この曲は私の嘘偽りのない、君への思い。」
👱🏻「私はこの生涯、君にだけに曲を作り続けたい。」
👱🏻「…私の歌(思い)、受け取ってもらえますか…?」
👩🏻🦳「………」
…やはり無理だろうか…それもそうか、彼女に私なんかが釣り合うわけが無い。
👩🏻🦳「…私も」
👩🏻🦳「私も!君の歌をずっと歌い続けたい!君とずっと一緒にいたい…!」
👩🏻🦳「こちらこそ、よろしくお願いします…!」
これは夢か…?
いや、夢にしてはできすぎている…!
👱🏻「ポロポロ」
👩🏻🦳「って、大丈夫!?」
👱🏻「…何が?」
👩🏻🦳「何がって…君、いきなり泣きだすんだもん!」
👩🏻🦳「そりゃ心配にもなるよ!」
泣いている…?私が…?
今まで泣くことなんてなかったのに…
最愛の人にこの思いを受け取ってもらえて、色んな感情が溢れ出したのだろうか…?
…もし今なにか言えることがあるとすれば1つ。
私は間違いなく今、絶対世界で1番の幸せ者だ…!
数年後
私が書いて彼女が歌ったあの曲は
一瞬にして有名になり、彼女は色んな音楽番組で引っ張りだこになった。
私は表立って歌うことをやめた。
でも、それでいい。彼女が楽しく、自由に歌えるのなら。
明日は彼女のライブだ。
それも大規模の。
私と彼女が少しづつ積み上げていった実績の集大成と言っても過言ではないだろう。
そして、このライブが終わったら結婚式を挙げる予定だ。
…告白をした時のセリフはもはやプロポーズだろと自分で思わないこともないが…
そんなこと思っていたら
1本の電話がかかってきた。
嫌な予感がしながらも電話に出た。
👱🏻「もしもし?」
🙎🏻♂️「△△さんですか!?」
彼女のマネージャーが電話をかけてきた。
マネージャーと彼女は今ライブ会場の下見に行ったはずだ、なのに、
なんでこんなにも声が震えているのだろうか…
🙎🏻♂️「〇〇さんが…〇〇さんが…!」
事故にあいました…!
🙎🏻♂️「飲酒運転をしていたトラックに轢かれて今救急車で病院に向かって…」
頭が真っ白になって膝から崩れ落ちた。
なにもかんがえられない。
なにもきこえない。
しんぞうがいたい。
しこうがまとまらない。
あしもとがふらつく。
かのじょがひかれた…?
…うそだ。
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
…誰か…嘘だと言ってくれ…!
👱🏻「ウ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
何時間泣いたか今の私には分からなかった。
数日後
彼女の葬式が行われた。
…もう彼女の声を、笑顔をもう二度と見ることも聞くこともできないと考えただけでまた泣き崩れそうになる。
彼女に1つ、たった1つだけ聞きたかったこともあったのに、その答えを聞くことすら叶わないのか…
彼女のいない世界なんて…
なんの意味も、価値もない。
私は彼女さえいればそれで良かったのに…!
…もう偽物でもなんでもいい
彼女に逢いたい…!
数年後
そうして、私は知り合いの手を借り、彼女”みたいなもの”をつくることに成功した。
偽物の彼女と一緒にいればいるほど本物の彼女がもうこの世にはいないと嫌でも分からせられる。
自分でも愚かなことをしていると頭では分かっている。が、こうでもしないと頭がどうにかなりそうだった。
もし、彼女が天国にいるなら、どうか、こんなものに縋り続ける、変わってしまった私を見ないでくれ…
数十年後
とうとう彼女の維持費が払えなくたった。
彼らが私たちの夢の続きを追い続けてくれるなら、この彼女も本望だろう。
今日で彼女と本当のお別れだ。
後悔はしていない。
👱🏻「…君は私といて幸せだっただろうか…?」
👩🏻🦳「……」
答えはない。分かっているはずなのにずっと聞きたかったことを聞いた。
👱🏻(やはり…愚かだな、私は)
👩🏻🦳「…私なら、幸せだったよ…」
👱🏻「え…」
👩🏻🦳「………」
枯れたと思っていた涙が溢れだしそうだ。
嗚呼、ようやく彼女の心からの声を、ずっと求め続けた答えを聴けた…
彼女は優しく微笑んでいた。
昔の、あの頃のように___