貴方だから
.Iris▶︎桃赤
*こちらはGL作品となっております。
赤side
カーテン越しに光る街に入りたくなる夜が増えたと感じる日々。生きにくさを感じる日々と重なる。
隣にはこちらを眺めがら鼻歌を歌う恋人の姿が、
赤「なあに…ないちゃん」
桃「…んーんなんでもないよ」
桃「外ばっか見てて楽しい?」
赤「楽しくはないけどきれい」
桃「んは、そっか」
さらっと手を握ってくるその手は小さいのに包み込めるような温かさがあった。
赤「…ふん、ふんふーん」
手を離し窓を開け少し肘掛る。
ここはマンションで階が高い。
下を見つめ距離を考える。そうするといつも
桃「危ないから戻っといで」
ないちゃんが後ろから抱きしめてくる。
赤「…風に当たりたかっただけだよ別に大丈夫」
桃「りうらの大丈夫は信用ならない」
赤「ちゅ、」
くるっと振り返り大好きな恋人に口付けをする。
桃「ん、…どうしたの急に、笑」
少し気恥ずかそうにでも満更でもなさそうに
赤「…りうらはやっぱりないちゃん居ないとだめなんだなー、」
少し重みを感じながら窓に跨りないちゃんの首にそっと手を回す。
桃「りうらだめ。ほんとに危ないから降りて」
先程の微笑みが嘘のように。
赤「今日は少し明るいね。月が出てるからかな」
桃「、そうだね。ならこっちきて一緒にお話しよっか」
赤「うん…そうしたい」
よっと声を上げながら窓から降りる。
窓を閉められ鍵を掛けカーテンを塞がれる。
赤「ないちゃんは可愛いなー」
赤「すらっとして、でもかわいいお顔にふっくりした胸、全部かわいい」
赤「こっちきて」
こっちきてと言えば先程より恥ずかしそうにベッドに腰掛ける。
桃「なに今日も?」
気まぐれの猫かの様にコロコロ表情の変わるないちゃんはすごく愛らしい。
赤「今日もって言ってもないちゃんはいつも気持ちよさそう。」
はーうるさいと言わんばかりの顔で押し倒してくる。
桃「別にそんなんじゃないし」
ディープキスをしながらゆっくり服を脱がせる。
押し倒されてるのにこちらが服を脱がすし喘ぐのはいつも攻め立ち位置にいるないちゃん。
これがまたどうも話が合わんこと。
赤「りうらが触るからないちゃんおっきくなったんじゃない?」
桃「ん、っ♡…別に」
赤「ん、っんん♡ぁ、う」
決して指を入れるわけじゃない。ずっと周りを撫でるだけ
それだけで私は濡れている
桃「んふ。かわいい」
ちゅっと口付けをされ撫でられていた指もすっかり無くなった
赤「おしまい?」
桃「…なんかりうら楽しくなさそうだし」
赤「ごめん考え事してただけ」
桃「今日しなくていい?」
赤「うん。ごめんねそういう雰囲気にしちゃって」
桃「んー。ねむい暑い」
赤「窓開ける?」
桃「りうら飛び降りそうで怖いし」
ベッドに横になってたないちゃんに腕を引っ張られぎゅっと抱きしめられる
赤「暑いんじゃなかったの」
桃「いいじゃん」
赤「そっかないちゃんは可愛いね 」
桃「話し方また戻ってるよ」
赤「…んー、そうかな」
少し落ち着いた頃携帯を出しオンラインショップを開く
桃「かわいいねその服」
赤「これね。あの子着てたんだー」
桃「、…」
赤「可愛くて必死に探してやっと見つけたの
だけど別に要らないかなりうら似合わなそうだし」
桃「りうらはかわいいのに」
赤「どこ見て言ってんのこんな可愛くない顔なんて大嫌い」
桃「ぁあ…ごめんごめん」
赤「…、りうらもかわいいお洋服着たかったな」
赤「スカート履いてかわいいトップスでおでかけしたかった」
桃「…うん」
赤「爪も綺麗にしたかったし髪の毛だって切らなきゃ良かった」
赤「羨ましい」
END
解説
🐤さんには元々仲のいい友達が居たが一緒に居るうちに嫉妬に変わり連絡先をすべて切ってしまった。
⬆️
その子の話し方や文章の感じが移りそれを思い出し自己嫌悪になる夜も。
⬇️
あの子が着ていた服、可愛かったけど自分が切ると顔が可愛くないと思い込んでいる🐤さんは似合わないと言う。
あの子は爪が綺麗だった。そして髪の毛もさらさらで長かった。
髪の毛を切り短くなった🐤さんは後悔している
⬆️
自分が決めたことより元お友達が決めた事買ったことした事すべてが羨ましいと言うお話でした
全然伝わんなそうで怖いです
♡500💬5
コメント
15件
めちゃ好き!!うちも友達に嫉妬しちゃうことある、顔が良ければ、とか、絵が上手かったら、頭が良かったら、毎日嫉妬してる、 辛いよね、🥲 赤さんをささえるももさんラブです🫶🏻
ほんとに天才すぎてもう言葉に表せないです😍😍😍😍😍 元お友達には嫉妬するのに桃さんには嫉妬しないのなんか裏ストーリーあったりしないかな…👉🏻👈🏻 もうほんとにゆゆちゃんの作品大好き
はあだい♡♡♡き😩 ゆあちゃんのGL初めてみたけどこんなに可愛く儚く切なくかけるなんてどんな天才ですか🤦🏻♀️ 桃さんの赤さんへの溺愛っぷりがたまらなく好きです、ありがとう😻