テラーノベル
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翠百要素有 .女体化有 .
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私とすちが結婚したのが3年以上前 、0歳と3歳の子供がいる四人家族 。
よくママ友との会話で出てくる夫への愚痴 。
それが私には一切としてなかった 。
家事を放棄 、育児をしない 、命令口調 、自分勝手 、専業主婦への侮辱 、共働きなのに全て妻任せ 、挙句の果てには浮気話にまで花を咲かせる
でも私はその全てが当てはまらない 。
百『 すち 、今日 は 私 が お皿洗いするから。 』
翠『 駄目 、冬 は お水 冷たいから 、らんらん の 手 が 心配 。 』
百『 夏 に なったら やらせてくれるの ? 』
翠『 まあ … 少しだけなら … 。 』
百『 やった ! 』
過保護というか 、心配性というか 、私が家事をしようとすると物によっては止めてくる。
料理はお米を炊くことや電子レンジを使うことは許してくれるけど 、包丁や火を使うのは原則禁止
一人の時やすちが居ない時は仕方ないからと使うことが許される 。
理由を聞いてみれば 、
翠『 昔 包丁 で 指 切ったでしょ ? それに 火傷 したこと も あるじゃん 。 』
百『 それやったの2回ぐらいじゃなかったっけ 。 』
翠『 二度あること は 三度 あるって言うでしょ ? 』
百『 三度目 の 正直 って知ってる ? 』
すちは過度に心配してくるけど 、悪い印象はない
心配してくれているだけだし 、こうは言っているが別に不満だという訳ではない 。
怒ることも滅多になく 、いつも優しい 。
_『 らん の 旦那さんって スパダリってやつだよね 。 』
百『 ? そうかな 。 』
友達がいうには身長が高くイケメンで優しく 、家事も育児も協力的 、収入も家族を養えるだけの高収入 。
そして名門大卒という学歴も相まって 、スパダリ 、というものに分類されるらしい 。
でも私からしたらそんなことないと思う 。
百『 なに作ってるの ? 』
翠『 ハンカチ 、らんらんイメ − ジしてるんだけど … 、上手く出来てるかな … 。 』
百『 上手だと思うよ 。 』
翠『 そう っ ? やった 。( 微笑 』
かっこいいってよりは癒し系だし 、
瑞『 パパ や − だ − !! ママ が い − の − !!( 泣 』
翠『 ごめんねごめんね ! 我慢して − !!( 泣 』
育児得意って訳でもないと思うし 、
百『 みこちゃん ミルク 飲めない ? 』
百『 お母さん の 飲もっか 。 』
黄「 んぅ … っ 。 」
百『 みこちゃん は 飲むのゆっくりだね ぇ … 。 』
翠『 ちょ っ !? らんらん っっ !? 』
百『 ん 、どうしたの ? すち 、なにかあった ? 』
翠『 俺 の 見えるところ で … やめて … 。( 照 』
すぐ照れるし 、
百『 すち 、今日いい ? 』
翠『 いや っ … いい … んだけど 、、 無理 、させたくない 。 』
性欲ほぼないし 、
なんだろう 、男らしさがないというか 。
もうちょっと獣らしく居て欲しいというか 。
_
その日は珍しく喧嘩をしてしまった 。
すちが心配してきたことに私が過度に反応して 、ヒートアップしてしまった 。
子供二人は寝ていたから聞いてはいないけれど
私はとんでもない失言をしてしまった 。
百『 すち なんて 大っ嫌い !! 』
百『 もう愛してなんかないから っ !! 』
勢いで強く言ってしまった 。
そのまま私は自分の部屋に篭った 。
背後から聞こえてくる『 待って 』というすちの言葉も無視して 、指輪を投げてしまった 。
その日から明らかに口数が減った 。
瑞『 ママ 、元気ない ? 』
瑞『 今日 パパ も 元気ないよ ? 』
翠『 … 大丈夫だよ 、大丈夫 。( 撫 』
私が投げた指輪は何処にいったのかわからない
朝起きてリビングを探してみたがどこにもなかった 。
でもすちに何処にいったのか問うことも出来なくて 、ただ時間だけが過ぎていった 。
翠『 らんらん 、ちょっと 。 』
その言葉にも私は無視を返してしまった 。
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なんだか最近 、すちの食べる量が減っている 。
子供への態度はいつも通りなのに 、何処かいつものすちじゃない 。
でもあの日の喧嘩以来 、あまり口を聞かなくなった私が簡単に問えることでもなかった 。
百「 ふぁ … ぁ 、… リビング 、まだ電気ついてる ? 」
リビングの電気を消していなかったっけと呟き 、リビングへ通ずる扉の隙間からリビングを覗いた
翠『 … 、。 』
リビングにある椅子に座り 、パソコンのキーボードを叩きながら珈琲を飲むすちが居た 。
側にある書類を見ながらなにか作業をしている
いつも 、こんなことをしているのだろうか 。
百「 ぁ 、… 。 」
_ _
翠『 最近 、ちょっと 仕事 が 忙しいんだ 。 』
翠『 帰るの 、遅くなることあるかも 、ごめんね 。 』
_ _
先日 、私にそう伝えてきたのを覚えている 。
罪悪感が湧いた 。
自分の醜さが脳を駆け巡って憎悪の感情が湧いた
その日は急いで寝室に戻った 。
翠『 … らんらん ?、 』
_
百『 すみません 、 よろしくお願いします … 』
その日は義母宅へ行っていた 。
こさめが駄々を捏ねて義母宅に預かって貰った
みこともついでにと 、預かってもらって 、すごく申し訳なくなった 。
翠『 帰ろっか 。 』
百『 … うん 。 』
まだ余り口を聞かなくて 、帰りの車の中は静寂に包まれていた 。
気不味くて 、家に着いたらすぐに玄関に向かった
でも扉を閉めた時 、すちに手を引かれてしまった
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百『 離してよ 、っ … 。 』
翠『 嫌 。 』
ベッドに着いてずっと寝転がりながら抱き締めてくる 。
話をするんじゃなかったのか 、と私は呆れた 。
翠『 … これ 、 』
百『 … 指輪 ? なんで 、ッ ッ … 、゛。 』
翠『 俺 に 当たったから 、持ってたの 。 』
翠『 渡したら 、捨てられちゃうかもって思ったから … 。 』
すちの抱き締める力が増した 。
声が震えていて 、私の背中に顔を押し付けてきた
涙を耐えているんだろうか 、すちのこんな姿を見たことがないからわからない 。
翠『 ほんと に 、俺 の こと 嫌い に なった ? 』
押し倒されて 、すちの顔を見たけど上からの電気で顔が良く見えなかった 。
でも私の頬にぽたぽたと水滴が落ちてきた 。
百『 嫌いじゃない っ 、あれは ッ っ 、口 が 滑っただけで 、っ … ッ 。 』
翠『 二度 と 言わないで ッ ッ … 、 』
百『 ぇ ? 』
翠『 二度 と ッ !! そんな言葉 口 に しないで ッ ッ !! 』
叫びにもとれるその声色は今まで聞いたことがなかった 。
混乱しているような 、支離滅裂な態度 。
本当にこれがすちの本音なのか疑いたくなる程普段の冷静さを失っていた 。
百『 ごめんなさ ぃ ッ っ ごめんなさい っっ !( 泣 』
百『 すち の こと は 好きなの っっ 、今まで も これから も ずっと好き ッ 。 』
百『 私 は 、こんな すち に 怒ってる 自分 が 嫌いなの 、ッ … 。( 泣 』
抱き締めているから 、顔が見えない 。
でも少しだけど嬉しいという気持ちがあった 。
ずっと優しくて 、愚痴も 、怒りさえしなかった人が 。
私に本音で訴え掛けてくれたことが 。
翠『 俺 の こと 嫌いじゃない ? 』
百『 うん … 、っ 。 』
翠『 でも らんらん 、自分 の こと 嫌い に ならないで ? 』
翠『 らんらん 一人 が 悪いんじゃない 、今回 の こと は すれ違っちゃっただけ 。 』
翠『 らんらん だけ が 悪いって思わないで … 。 』
暖かくて 、泣きそうになる程の優しい声 。
私が一番悪い筈 、また気を使わせてしまった 。
でも 、これ以上拗らせるのも悪影響だ 。
百『 ありがと … っ 。 』
百『 … ね ぇ すち 。 』
百『 最近 、仕事頑張り過ぎ … 。休んでいいんだよ ? 』
翠『 … ごめん 、でも 仕事溜まってて … 。 』
百『 私 も 手伝う … 。 』
翠『 いや 、育児 も 家事 も 任せちゃってるから … 。 』
百『 家事って ? ご飯作るのはすち 、お皿洗い も すち 、洗濯物 も 、掃除 も 。 』
百『 いっつも 休んでてって言って 、 』
百『 確かに みこちゃん の 世話 は 私 が やってる 。 』
百『 でも 幼稚園 の お迎え も 遊んであげる のも すち なんだよ ? 』
百『 身体 、持たないよ … 。 』
すちは無理をし過ぎている 。
家事育児 、仕事全部すちが負担している 。
同業職だったけど結婚してから専業主婦になって欲しいって言われて 、それからずっと 。
だから 、なのか夫婦としての時間を殆ど過ごしていない 。
百『 元々 私 は 同業職 でしょ ? 頑張るから っ 、全部 任せちゃってるって 、罪悪感 すごいんだよ ? 』
百『 一緒 に 協力する のが 夫婦 じゃないの ? 』
百『 違う … ? 』
私は相手のことを詰めて 、逃げ場をなくしてしまう 。
それが悪い癖であるということも私は知っている
でもぐいぐい責めないといけない時だってあるの
明らかにすちは困っている 、皮膚から冷や汗が滲んでいる 。
翠『 … そうだよ 、… そうだね 。俺 が 過保護過ぎたのかもね 。 』
翠『 ごめ _ 、 』
翠『 ん 、ッ … 。 』
すちは私のことを許容してくれる 。
優しいから 、私のことを親身に考えてくれているから 。
すぐ謝罪を口にするすち 。
謝らなくていいのに 。
謝る必要なんて 、一つもないのに 。
百『 言わないで 、簡単 に ごめん なんて 言わないで 。 』
百『 ただ の すれ違いなんでしょ ? じゃあ なんで すち は 謝るの 。 』
百『 すち は 謝る必要なんてないの 。( 抱締 』
百『 これから は お互い 、自分 の 本音 言おうよ 。 』
百『 約束して … 、自分 一人 で 抱え込まないって 』
翠『 … わかったよ 、らんらん 。 』
夜空に星が浮かび上がるいつもより賑やかな夜 。
その日握り合った手の温もりを私は一生忘れないと思う 。
_
カーテンから光が差し込んでくるいつもとは違う朝 。
久しぶりに二人で眠って 、朝起きたら隣にいた筈のすちがいなかった 。
百『 ん “ … すち 、ッ っ ゛… ? 』
百『 仕事 、゛っ … 行っちゃった … ? 』
目を擦って 、掛け布団で身体を隠しながら辺りを見回す 。
やはりすちは居ない 、今日は仕事だったか 、記憶が曖昧だ 。
翠『 らんらん ? 』
百『 すち っ ! 』
寝室の扉を開けて 、私の名前を呼んで来たすち
その声に反応してすちの方へ行こうとしたけど 、『 そこで待ってて 』と静止されて 、その場ですちを待った 。
百『 なにこれ 、ココア ? 』
翠『 うん 、ていうか らんらん 、服着なよ 。寒いでしょ ? 』
百『 すち だって バスロ − ブ じゃん 。 』
翠『 俺 は さっきまで お風呂 入ってたから 。 』
百『 … 水 も 滴る 良い男 。 』
翠『 何処 で 覚えたその言葉 。 』
下着を吐いて居ないのか 、筋肉質の足が見える
バスローブだから筋肉も見ようと思えば見ることができる 。
私の確認を取ってからすちは俺の居るベッドに入ってきた 。
翠『 … 俺 の バスロ − ブ あげる 。 』
百『 すち が 寒くなるよ ? 』
翠『 さっきまで 自分 が どんな姿 だったか 思い出してから それ言ってね 。 』
百『 ? 』
翠『 まあ いいよ 。( 撫 』
すちが私のもとに寄り添ってくれている 。
下心とかそういう疾しい感情は一切ない 。
多分私のことを心配してくれているだけ 。
百『 今日 仕事行かないの ? 』
翠『 折角 母さん に あの子達 預かってもらってるから 迎え に 行くまで 久々 に らんらん と 過ごしたいなって 。 』
翠『 だから 今日 溜まり に 溜まってた 有給 使ったの 。 』
翠『 これからはちゃんと 有給消化しよ 。 』
百『 まあそっちの方 が いいわな 。 』
翠『 きす … していい ? 』
百『 … 勿論 。 ( 微笑 』
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コメント
4件
すっちー優しすぎる!いい夫婦すぎてやばい!次回も楽しみ!
大好きです…!!女体化あんまり好きじゃなかったんですけど、主様のすごく読みやすくて…!!緑くんが桃桃第一に考えてるのもてえてえです✨
初コメ。良い夫婦✨確かに過保護すぎるけど(笑)