注意⚠️
・百合
・人によっては気持ち悪い表現を含むかもしれません。
・接吻してます。
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之はわたしの恋の終わりまでのお話である。
わたしはあの子と同じ高校に通っている。わたしはねあの子が大好きなの!サラサラ、キラキラしているの。私の毛はなんだかふわふわしててクルクルで嫌なの。でも、あの子はよくこの毛を褒めてくれるの。だから直そうとは思わないわ。あの子はねわたしのこと、沢山褒めてくれるの。だから嬉しくてあの子にプレゼントしたの。でも高すぎるって、断られちゃった。あの子の為なら安いお買い物なのにね。あの子はね、いつも悪い点数を取るの。わたしと一緒の学校に入りたいって頑張ってたけど、学校に入ってから大変みたい。わたしは教えてあげる。あの子の悪い所を見れるのはわたしだけ。でも、私最近気づいたの。あの子が私がいないとダメなくらい頭が悪かったら、わたしを沢山頼ってくれるんじゃないかってね。でもあの子は頑張りたいらしいから、ちゃんと教えてあげる。頼ってくれるのも嬉しいしね。
今日もあの子と勉強するためにあの子のお家に行ったの。あの子の家は少し貧相な見た目をしてる。あの子には全然似合わない。あの子の綺麗な顔や髪、四肢に似合わない。あの子と結婚したら、あの子に似合う家を作ってあげたい。でも、あの子は私なんて見てない。何時も、彼氏が欲しいな。付き合いたいなって、わたしが居るのに。家に入るとあの子の匂いが沢山する。甘くて食べたくなるくらい美味しそうな香り。あの子の部屋に入る。何時間か勉強して、おやつ休憩を取った。甘いクッキー、でも少し甘すぎる。でも、あの子の美味しそうに食べる姿を見れたのは良かった。そして数時間勉強を再開する。この家には2人きり。両親は仕事でいないらしい。わたしは少しあの子に近づいてみる。あの子は驚いた様子で優しくどうしたの?という。首を傾ける仕草。艷めく唇。次の瞬間、わたしはあの子を押し倒す。自分でも驚いた。こんな行動力があったとは、ってね。あの子は少し怯えた様子でわたしを見る。ごめん。と一言言って退けると、あの子は
ごめん、体調悪くなったかも、。
無理して笑っているような顔でわたしにそう言う。わたしはごめんね。一言言って帰った。
あれから1週間経って、あの子はいつも通り接してくれる。でもそれから少し経ってあの子は学校を休みがちになって、それから間もなく学校に来なくなった。わたしは気になったからあの子の家に行ってみたの。
部屋に入る。いつもと違う香りがするの。なんとなく、あまり匂いたくない臭いだった。
あの子だ。混乱した。今迄の日々が思い出される。あの子は目の前にいる。白くなった姿で。あの子は死んでいる。どうして?傷1つない白い肌殺された訳では無いのか。そう言う知識は無いため分からないが。
どうした訳か気が狂ったのかもしれない。わたしはあの子を家から出てわたしの家迄連れてきてしまった。こんなの犯罪だと言うのはわかっている。でも持ってきてしまった。死んでしまったあの子は美しい。白い肌にやつれた肌。ほんとに死んでしまったのか。ただ寝ているだけにも見えてしまう。
此処からわたしとあの子の狂った同居生活が始まる。
私の家は親が買ってくれたマンション。1人にしては広すぎる部屋だ。でも今日からはあの子も一緒だから、広すぎることは無いのかもしれない。あの子は冷房で冷やした部屋にいてもらう。臭いを誤魔化すために強めの芳香剤を置く。あの子が好きだと言ったラベンダーの香り、悦んでくれるだろうか。夜が来ると夜ご飯を作り、あの子の分も作る。食べさせるような動作もしてみる。小さな子がお飯事をするようだ、傍から見るとかなりの変人。
かなり日数がたった。臭いも強くなったかもしれない。体が段々と崩れて来ている気もする。ハエの子も湧いてしまった。取り除くが毎日毎日湧いて出てくる。この頃、わたしもあまり食べたりしていないし学校にも行っていない。家にあの子を1人残しておくのは不安だからだ。電気代もかかってしまい、毎月送られるお小遣いでは足りなくもなってくる。ここまで来ると逆に恐怖とは無くなってくるものだ。一日中あの子の横で寝転がる。腕を伝ってハエの子が私の方まで渡ってくる。お腹がすいた。何日食べてないだろう。もうずっと食べずお風呂にも入らずあの子の横で寝ている。もう時期わたしもあの子の方に行くのだろう。そう思うと嬉しい気もする。でも1人で死ぬのは怖い。恐怖で震えてくる。私は汚れている。1人で死ぬのは当然の報い。仕方の無いこと。でも、それでも最期くらい悪いわたしでも幸せで死にたい。そう思いあの子の唇の上を陣取るハエの子を掴み、あの子の唇と重ねる、あの子の口の中にはもう虫が沢山住んでおり、私の口にも移ってくる。でも、わたしはあの子と接吻 する事が出来た。そんな幸福感の中今日も堕落した生活を送る。悪いわたしでも来世は幸せになれると良いなと思ってみる。
──────────────────終わり
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