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「私って生まれてきた意味あったかな。」
そんな疑問を横に座っている彼に問いかける。
君は困った顔をして、私に笑いかけた。
これは私の生涯日記です。
6月27日
ジメジメとした空気。
その湿度と合わないほどに晴れた空。
梅雨入りが発表されて数日、嘘のように晴れた日だった。
まじあついやんー…。
高校帰りの帰り道。
面談週間で早帰りの今日は13時には地元に戻ってきてた。
湿度と急な気温の上昇、太陽の眩しさにやられて、頭痛を感じていた。
それにしても暑いので、アイスを買ってのんびり休憩してから帰ろう。
広い空と立体的な雲。
この景色は好きだけど、暑すぎて良さも薄れる。
ズキズキとする日差しを受けながら自転車を漕ぐ。
高校最初の夏が始まる。
少し晴れやかな気分で家へ帰る。
母はパートで働いていて、姉も今日は大学へ出かけていた。
ただいまー。
昔テレビで家に誰も居なくても声を出すと泥棒や強盗対策になるという知識を得た。
それ以来は1人のときはあえて喋るようにしている。
荷物を放り投げてエアコンと、扇風機をつける。
あっっっっつーい
焼けた肌を冷やすために手洗いをした後、顔を洗う。
鏡を見て、やつれた顔の自分に苦笑する。
今週もよく頑張ったわ〜私。
高校に入って、あまりにも忙しい日常に苦しさを感じる。
それでも何とか喰らいつこうと頑張っている私は上出来だと思う。
もう少しで夏休みだし、友達と遊べるし。
そうやって毎日自分に言い聞かせて頑張ってきた。
冷蔵庫から麦茶を出してコップに注ぐ。
少し飲んで、テレビの番組表をつける。
(ぐらっ)
視界が揺らぐ。
びっくりして思わず立ち止まる。
立ちくらみ?熱中症?
コップを置いて椅子に座ろうと1歩出した瞬間、
そこで私の記憶は途絶えた。