テラーノベル
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普通の高校2年生・ヒロトは、1時間目の数学の途中で急に意識を失った。
目を覚ますと――
教室が、めっちゃ異世界になっていた。
空が紫、窓の外にドラゴン、黒板に謎のルーン文字。
ヒロト「あっ……これ、完全に異世界転生だ……!」
???(謎の声)「ようこそ、選ばれし者よ。この教室から出られたとき、真の勇者となるだろう」
ヒロト「お、おう……あの、質問いいっすか」
声「なんだ」
ヒロト「トイレ、行っていい?」
声「不可」
ヒロト「ええええええ」
ヒロト「まぁいいや、外に出るしかないよな!扉を――」
→バチィィィィィ!
システム音声「出席確認中です。チャイムが鳴るまで外出禁止です」
ヒロト「は?出席って誰の?」
→見ると、**机の上に“出席番号表(魔導版)”**が。
教室の隅にもう1人、転生者(ギャル)がいた
ユナ(ギャル)「あ、君もここ来たんだ~ウケる~」
ヒロト「えっ、いつから?」
ユナ「昨日から。授業つまんなすぎて寝たらここだった」
ヒロト「こっちは死んだっぽいんだけど」
ユナ「え、マジ?やばくね?」
ヒロト「わかる」
黒板に突然、こう書かれる。
「今日の転生課題:HRを成功させよ」
ヒロト「いや、ホームルームの成功ってなに!?」
ユナ「ウチらしかいないのに司会進行ムズくね!?」
ヒロト「てかなんで“自己紹介→将来の夢→クラス目標”って書いてあんの!?儀式か!?」
「次の転生課題:体育」
ユナ 「た、体育!?」
ヒロト「おい、あそこ見ろ!普通に魔王いるけどあれ、山本先生じゃね!?」
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