遅れました!毎日投稿!
「無人駅にて」というBGMを聞きいて思いついたものですw
ペアは安定の青桃で!
3話あります!どうぞ!
目が覚めたら人がいない駅にいた
そこは早朝の様な薄暗闇でまだ星空が見えていてベンチが2つ置いてある
ここに来る前の出来事が靄がかかったみたいに思い出せなくて、覚えているのは自分のことだけ
桃「とりあえず歩いてみるか…、」
もう数十分は歩いているはずなのに一向に駅を抜けられる気配もなければ人もいない
所謂無人駅にでも来てしまったのだろうか
なんて考えてもみるが現実世界ではありえない事だろう
そうなるとここは夢の中の可能性が高い
でも、…だとすれば尚更、こんな機会二度と無いだろうし満喫したいものだ
さっきから歩き続けているのに全く疲れないし喉も渇かない。それにここは適温でとても過ごしやすい
桃「せっかくだし線路とか歩いてみようかな〜、♪」
それから何分経ったのだろうか
そもそも線路と星空とベンチしかないからものの数分で飽きてしまった
それにここは時間が進まないらしい。さっきから星が全く動いていない
特にすることもない為オリオン座や北極星など色々な星座を探していると足音が聞こえた
桃「……?((チラッ」
足音がした方を見てみると1人の青髪の人と目が合った
その人は俺のことをびっくりしたような、でもどことなく安心したような表情でこちらを見ている
かく言う俺も人がいた事に驚いて口が動かない
だがこのままも良くないと思い先に話を切り出した
桃「あの、お兄さんのお名前は…?」
青「…ッぇ、?」
最初に名前を聞いたのが悪かったのか彼は固まってしまったがすぐに名前を言ってくれた
青「ぁ、えと…猫宮いふ…です、?」
桃「いふさん、?俺は乾ないこです、!」
青「ないこ…よろしく、」
桃「よろしくです!」
青「ッ…」
いふさんはなぜか一瞬悲しそうな表情をした
青「…ここって俺ら以外の人おらんよね、」
桃「ですね…さっきから歩いてたんですけどループしてる感じですし…」
青「だよなぁ…」
青「……でも一応駅の外には出られそうやで?その先はなんも無さそうやけど…」
桃「あ、ほんとだ…あの扉開きそうですね、?」
青「開けてみるか…」
いふさんが開きそうな扉を見つけてくれたからそこから外に出てみることにした
青「うわ寒ッ、!?」
扉を開けた瞬間、予想外に冷たい風が吹き込んできた
桃「そっか…まだ夜明けだから気温的には10℃台なのか…?」
青「オリオン座見えるってことは冬やろうしな…」
桃「…でも綺麗ですね、♪」
青「冬は空気が澄んでるから空が高いしなぁ…♪」
初めて会ったはずなのに何度も話したことがあるかのように会話が流れて、無言の時間すら心地良く感じる
桃「俺達、なんでここにいるんでしょうね…」
独り言にも、いふさんに問いかけているようにも聞こえるこの発言。自分はこんなに回りくどい人では無いはずなのにと思う。
返答を望んでいるけど望んでいない、この返事を聞いたら何かが変わってしまうような…そんな気がして怖がっている自分がいる
その気持ちを見透かしているのか、あるいは気づいていないのか…どっちかは分からないがいふさんがこう続けた
青「…ないこがなんでここにいるのかは分からない」
青「けど…俺は、大切な人を探しに来たのかもれんなぁ…」
桃「…俺は見つけて欲しいのかもしれないです」
青「そっか、♪……大丈夫、いつまででも一緒にいてあげるから」
自分でもなぜこう言ったのかは分からないけど自然と口から出た発言に、いふさんは安心させる言葉をかけてくれる
……もう、なにがなんだかわからない
桃「…本当ですか、?……♪」
青「ほんまよ♪…ないこのこと大好きだから((ニコッ」
桃「嬉しいです…♪𓈒𓂂◌」
青「眠い、?♪」
桃「ねむく…ないです、…寝ないです…から、」
青「ん、寄りかかってええよ」
寝たくないのに、まだいふさんと話したいのに
そんな意思に反して瞼は落ちてくるばかり
桃「起きても、一緒にいれますか…?」
青「いれるよ、♪」
桃「じゃあ…少しだけ、おやすみなさぃ…」
青「おやすみ……ッ…♪」
俺の意識が途絶える瞬間、いふさんは今にも泣きそうな、あの最初に会ったときと同じ悲しい顔をしていた気がする
俺は笑って、と言いたかったのに…言う前に意識が無くなってしまった__________
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