テラーノベル
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『彼等が死ぬか。私が死ぬか。』
〜Will you continue to die every day
or will you face Tomorrow?〜
※死ネタです。苦手な方は🔙お願いします。
ベリ主、ロノ主。それぞれの視点でお楽しみ下さい。
Day.6『ボスキ・アリーナス』
私と彼の秘密の約束。私が死んだら彼も死ぬ。
それが、ザエボスとボスキと私の契約。
ねぇ。ボスキ。私が死んだら貴方も死ぬ。
それなら私は――貴方が死んだら、どうすればいいの?
○月✕日 屋敷でボスキとお昼寝
屋敷の庭
『……。』
私はボスキがいつものところで寝ているのをみかける。
『またサボってる。少しくらいなら、いいよね。』
私は寝てるボスキの横に寝そべる。
(暖かい…。あぁ、ずっとこうしていたいな。)
『すぅ、すぅ…。』
『……寝たか。』
俺は主様の髪を撫でる。
サラッ…。
『ずっと…一緒に居れると思ってた。主様がこの世界にいる限り、ずっと傍に…だけど、それは俺のわがままだ。主様が死ぬなんて俺には耐えられない。』
ギュッと主様の手を握る。
『離れたくねぇな…。』
『ん…ボスキ…。』
『…っ。ふっ。今は寝てろ。俺の死ぬ姿なんて…見たくないだろ。』
俺は上着を残してその場を去る。
数時間後――
『ん…あれ、私…って、ボスキ…?』
(どうして上着だけ…。まさか…!)
私はボスキの上着を抱え屋敷へ戻る。
『ベリアン!ボスキ、ボスキは!?』
『あ、主様…ボスキ君は天使が街に現れて
一人でエスポワールへ…。』
『っ……!』
私は屋敷を飛び出す。
『主様!?』
(酷い、酷いよ。ボスキ、私と貴方は未来を
決められてるのに。1人で先に死のうとするなんて!)
私が見てないところで勝手に死のうとしないでよ――!
『はぁ、はぁ…っ。』
(ボスキは、どこ…?探さないと…。)
カチャンッ。
『?』
足に金属のようなものが当たる。
『…これ、ボスキの武器…どうしてこんなところに…。ぁ…っ。』
その目線の先に、家の壁に横になる既に瀕死の状態のボスキがいた。
『ボスキ……!!』
『っ、はぁ、は、ぁ…あるじ、さまか…。ふっ。ボソッ。ハウレスの野郎と同じことしちまったな。』
『え?』
『……んでもねぇ。天使はもういねぇよ。
あいつらは執事の俺が目的だったみてぇだ。まぁ、主様がいなくて残念がってたが。』
『っ、どうして私を一緒に…』
『そんなこと出来ねぇよ。主様のことみすみす死なせるわけねぇ。』
『ボスキ……っ。』
『……そんな顔するな。俺はあの時死ぬはずだった。主様を守るためにもう一度死ぬだけだ。俺は本望だ。』
『っ…。』
ボスキが私の頬に手を触れる。
『…泣くな。主様。ザエボスとの契約は主様が死んだら俺も死ぬっていう契約だ。だけど、死ぬのは俺だけ。主様は関係ない。』
『私はそんなこと…どうでもいい。ボスキが生きてくれなきゃ意味が無いのに!』
#ベリアン・クライアン
ぷち
205
タコロ
67
『主様…。』
ボスキは苦しそうに顔を歪める。
『っ、屋敷に帰ろう?私が支えるから、ルカスに治療してもらえば…。』
わかってる。治療しても必ず後遺症は残り、
苦しい日々が続くだけってこと。
認めたくないのは私のわがまま。
だからって、このまま死ぬのを見届けるのは―――
『主様……笑ってくれ。俺は主様の笑顔が見たい。』
『っ、何言ってるの…こんな時に…』
『頼む…俺からの、最期の願いだ。』
『…!』
なんて酷い人。最期だなんて…。
ボスキの願いを叶えるのが私の最後の役目。
それなら私は――。
私は瞳に涙を浮かべながら微笑んだ。
『…ふっ。満足だ。』
頬に添えられていたボスキの手が地面に落ちる。
『っ……。もう、やだ…。』
私は全身の力が抜け気を失う。
『また』『いつもの』『繰り返し』
――???――
『願いが重なればそれはまた大きな願いとなる。執事が主様に生きて欲しいと願えば
反対に主様も執事に生きて欲しいと願う。
それはまさに愛。』
でも……。繰り返して涙を流し続けるのを見続けるのことが本当の彼らの愛なのか…。
私はこれが正しいとは思わない。それでも。
彼らと彼女の願いを叶えてしまうのは――
私のわがままなんでしょうか。
次回
Day.7『アモン・リード』
コメント
3件
泣きましたっ死を自覚してる…?最後まで男前だなぁ 「死ぬとこなんてみたくないだろ?」って主がいるこの世界は主が死ぬまで執事が亡くなっていくのかな…執事が居なくなったらどうなるんだろう次は私の最推しだぁまってます!
うわ、これめっちゃ切ねぇ……。ボスキが最期に「笑ってくれ」って言うとこ、もう無理すぎるだろ。主様の涙浮かべながらの笑顔、想像しただけで胸が詰まるわ。契約の重さと、それでもお互いを想う気持ちが痛いほど伝わってきた。次回も読むしかないな🔥