ヒナタside
ヒナタ「ふぁ…」
甲斐田「おや、子供はおねむの時間かな?」
ヒナタ「…!///」
甲斐田「冗談だよ笑、こっち着いてきて」
ヒナタ「はい…///」
来客用の部屋らしき場所に通された
甲斐田「ここ、自分の部屋だと思って自由に使っていいから」
ヒナタ「広…」
甲斐田「え、」
ヒナタ「あ、いや、こんな良い部屋使っていいんですか…?」
甲斐田「いいよぉ」
ヒナタ「ありがとうございます、」
甲斐田「うんっ」
ヒナタ「家広くて迷子になりそう(ボソッ」
甲斐田「あはは!迷子になっても見つけてあげるから大丈夫!」
ヒナタ「へ?」
甲斐田「この家全体に結界が張ってあって、どこに人が居るかとか、ドアの開閉とか、全部僕にわかるようになってるんだよね」
ヒナタ「え」
ヒナタ(本当にすごい人だ…)
甲斐田「一応この部屋から出て、左の廊下ずっと行ってればリビングに着くから」
ヒナタ「はい」
甲斐田「僕の部屋は右の廊下ずっと行って2階に上がった目の前の扉だから、なんかあったらそこにおいで」
ヒナタ「はい…」
甲斐田「洗面所とか、トイレとかはわかるよね?」
ヒナタ「わかります…」
甲斐田「うん、じゃあ歯磨きして寝よっか」
ヒナタ「はいっ」
寝る支度をして、おやすみなさいと会話を交わし布団に潜る
ヒナタ(変な一日だったなぁ、でも)
ヒナタ「楽しかった…」
そのまま眠りについた
??「フーッ…フーッ…」
ヒナタ(なに…?)
??「き….いよぉ」
ヒナタ(!)
後ろにモノを入れられている
??「「kiss」」
ヒナタ「んぅ”ッ」
??「はは、Goodboy…いいこちゃんだね…」
??「「Cum(イけ)」」
ヒナタ「ッーーー!!」
ヒナタ「はぁ…ハッ…..ハッ…」
ヒナタ(夢…)
ヒナタ「ウ”ッ…」
ヒナタ(やばい…気持ち悪、吐きそ…)
口を抑えバタバタと部屋を出る
が、廊下で膝を着いてしまった
ヒナタ「ゲホッ…カハッ…」
ヒナタ(出ないっ…くるしっ….)
甲斐田side
ヒナタとおやすみの挨拶を交わし自室に向かう
甲斐田(ヒナタくんもだいぶ落ち着いたみたいだし、少し作業進めよう)
甲斐田「ふーっ」
甲斐田(ひと段落着いたかな)
時刻は午前3時を回っている
甲斐田(もうこんな時間か、そろそろ寝るか)
そんなことを思ってると1階からバタバタと足音が聞こえる
甲斐田「なんだ?」
おそるおそる1階に向かう
甲斐田「ヒナタくーん…?」
そう呼び掛けながら進むと廊下でうずくまるヒナタが目に入る
ヒナタ「カハッ….ウ”ッン……ハッ」
甲斐田「ヒナタ!?」
甲斐田「大丈夫!?」
ヒナタ「!、ゲホッ…カハッ…」
甲斐田「上手く吐けない?ちょっとごめんね」
甲斐田「大丈夫、楽になるからね」
そう声をかけながらヒナタの口に指をいれる
ヒナタ「オ”ェッ…ゲホッ….ウ”ェッ…」
甲斐田「うん、じょうずじょうず」
優しく背中をさする
ヒナタ「かい…だ、さ….」
甲斐田「うん?大丈夫大丈夫」
ヒナタ「ゲホッ…ハッ…ハッ…カハッ….」
甲斐田「うん、もっかい、ごめんね」
ヒナタ「ウォエ”…ゲボッ…ゲホッ…ハーッ….ハーッ…」
甲斐田「うん、上手に吐けたね、ちょっとまっててね」
ヒナタ「まって、やだっ…いかないで…」
甲斐田「…!わかったよ、よしよし」
落ち着くように頭や背中を撫でる
ヒナタ「ハーッ…ハーッ…」
甲斐田「…(ナデナデ」
ヒナタ「かい、だ、さん」
甲斐田「んー?」
ヒナタ「すみません、片、付け、します…」
そう言いながらフラフラ立ち上がろうとするヒナタを阻止する
意図せず抱きしめる形になってしまった
甲斐田「大丈夫だよ、お部屋行こっか?」
ヒナタ「すみ、ませ、…」
ボロボロと泣き出してしまう
抱きしめて撫でることしかできない
やっぱり2人に泊まっていって貰えばよかった
そのまま抱き抱えて、布団の上に降ろす
甲斐田「ちょっとまってて、お水取ってくるから」
ヒナタ「はい…」
甲斐田「うん」
ぽんと頭を撫で、台所に向かう
甲斐田「はーっ…」
甲斐田(なんで吐いて、僕なんかしたかな…思い出しちゃったとか…?にしても聞くのは良くないよな….)
コップを片手にヒナタの部屋に向かう
甲斐田「はいお水」
ヒナタ「ありがとうございます…」
ヒナタ「すみません…」
甲斐田「大丈夫だよ!全然きn」
ヒナタ「せっかく作ってくれたご飯…出しちゃって…」
甲斐田「え?」
ヒナタ「すみません…」
甲斐田(そんなの…)
甲斐田「気にしないで!また食べればいいんだから!」
ヒナタ「…」
甲斐田「ほら、ちゃんと布団かぶって、寝る!」
ヒナタ「はい…」
甲斐田「じゃあ僕も部屋に戻るね!」
ヒナタ「ぁ…」
甲斐田「ん?どした?」
ヒナタ「こ……いっ………いや、なんでもないです」
甲斐田「….んー、じゃあちょっとまってて?」
ヒナタ「え?」
部屋から出てサッと吐瀉物を処理する
甲斐田(多分ここにいてくれませんか?とか、一緒にいてくれませんか?とか言いたいんだと思うんだよな…)
甲斐田「違ってたらただのキモイやつだぞ…」
自分の布団を持って彼の部屋に向かう
甲斐田「よっと、おじゃましまーす」
ヒナタ「へ…」
甲斐田「あ、れ、やっぱ違った?あは…笑」
ヒナタ「いや、ちがく…ないです」
またボロボロと泣き始めてしまった
甲斐田「あーあー…せっかくの綺麗な顔が、パンパンになっちゃうよ?」
持ってきたものを彼の隣に敷いて布団に潜る
ヒナタ「うぅ…グスッ….」
甲斐田「明日弦月に怒られるぞぉ」
ヒナタ「ズルッ…グスッ….」
ヒナタ「かいださんっ….」
甲斐田「んー?」
ヒナタ「….だ…..はg….手、繋いでもらってもいいですか…?」
甲斐田(言いかけるけど言えないのかぁ…)
甲斐田「んー…」
ヒナタ「だめ、ですか….」
甲斐田「ハグならいいよ?」
ヒナタ「え…」
甲斐田「ほら、おいで?」
ヒナタ「え?」
甲斐田「ぎゅー、しないの?」
ヒナタ「あ…」
モゾモゾとこっちの布団に入ってきて、力なく抱きしめてくる
甲斐田「うん、ぎゅー」
抱きしめながら、頭を撫でたり、背中を優しく叩く
そうしながら時間が過ぎるうちに、穏やかな寝息が聞こえる
甲斐田(かわいい…)
甲斐田(もっと素直になれればいいのに…)
つづきます
コメント
1件
なんかこう……!すきです!!!!