翌朝
ヒナタside
ヒナタ「ん…」
ヒナタ(まだ眠い…朝…あったか…)
心地よい重みを体に感じ、目を開ける
ヒナタ「ヒェ…」
目の前には甲斐田ハルの姿があった
ヒナタ(近…まつげ長…顔綺麗…てか、動けない…)
甲斐田「んっ…」
ヒナタ(!!)
ピクリと動く目の前の人に驚き、つい目を閉じてしまった。
ヒナタ(ど、どうしよう…寝たフリ…!)
ヒナタ「スーッ…スーッ….」
甲斐田の手が頭に触れ、体ごと抱き寄せられる
ヒナタ(!?…?…)
カラカラカラッ
??「っ…おいっハルっ(小声)」
甲斐田「んぅ?」
??「何やってんだよ!?(小声)」
??「ハルくんっ!あんなことされてた人にそんなスキンシップとったら逆効果だよ!!(小声)」
甲斐田「んぇ…でもぉ、いっしょにいてほしぃってぇ」
扉が開き2人の声が聞こえる
長尾と弦月だろう
寝ぼけた声がその声に返事する
弦月「でもっ…!(小声)」
長尾「んー….まぁ、とりあえず穏やかに寝てそうだしいいか…」
弦月「ケイくんっ!(小声)」
甲斐田「起きるまでまってるね(小声)」
長尾「おう、飯作っとくわ(小声)」
弦月「ちょっと…!(小声)」
声からするに弦月は長尾に引っ張られて台所まで行ったっぽいけど…
ヒナタ(どのタイミングで目を開ければ…!?)
甲斐田「ヒナタ、(小声)」
ヒナタ(!)
甲斐田「ほんとは起きてるでしょ(小声)」
その声に顔を上げ、目が合う
ヒナタ「すいm」
しーっと口に人差し指を当てる
甲斐田「二度寝しちゃおっか(小声)」
ヒナタ「え」
甲斐田「はい目瞑って〜?」
言われるがままに目を瞑り、また甲斐田の胸まで抱き寄せられる
心地よいリズムで背中を叩かれていて、本当に眠ってしまいそうだ
甲斐田side
ヒナタ「ーッ…ーッ…」
甲斐田「ふふっ…かわい…(小声)」
安らかに眠る顔は少し目元が腫れている
程よいあたたかさと心地よい心臓の音を感じ愛おしくなる
甲斐田(やば、これ、僕も寝ちゃう…)
甲斐田(2人に悪いなぁ…)
そう思いながら眠りに落ちた
??「….い..!」
甲斐田「….」
??「…おい!」
甲斐田「ん…?」
大きな声に起こされる
目の前にはちょっと怒り気味の長尾と困ったような顔の弦月がいた
長尾「もう昼だぞ、いつまで寝てんだ寝坊助ども」
甲斐田「あれ…」
弦月「ふふっ、2人で夜更かしてでもしてたの?」
ヒナタ「!…(ギュッ」
甲斐田「…僕が夜中まで作業してて、水取り行こうとしたらすっ転んでさぁ!」
弦月「え!?」
甲斐田「それが丁度ヒナタ..くんの部屋の前で、起こしちゃったんだよね」
長尾「…そうか」
弦月「…どこも怪我してない?」
甲斐田「うん!」
我ながら嘘が下手すぎる、それだとなんでこの部屋で一緒に寝てるのかが余計分からなくなってるじゃないか
弦月「とりあえず、顔洗っておいで」
甲斐田「おうよ!」
長尾「後で聞くからな(小声」
甲斐田「コクッ」
甲斐田(ヒェー…こわ….)
弦月「ヒナタくんもハルくんと一緒に行っておいで」
ヒナタ「あ、あのっ」
弦月「ん?」
長尾「どしたぁ?」
ヒナタ「お、おはようっございますっ」
弦月「ふふっ」
長尾「おうっ!おはよ!」
弦月「おはようヒナタくん、そういえば言ってなかったね」
ヒナタ「…///」
弦月「あっ」
遠くで3人の温かい会話が聞こえてきた
パタパタと小さな足音が近づいてくる
ヒナタ「かい、だ、さん」
甲斐田「んー?ヒナタくんどうした?」
ヒナタ「おはっおはよ!」
甲斐田「うん、おはよぉ、顔あらいなぁ」
ヒナタ「はいっ」
あたたかい、ヒナタの中でなにか変化があったみたいだ
それが僕達の影響なら嬉しいのだが…
顔を拭きながらリビングに向かう
甲斐田「え、な、どうした?」
長尾「お前なにしたんだよぉ」
ニヤニヤしながら肘でついてくる
甲斐田「え、や、なにも…」
弦月「昨日より随分と心開いてくれてるみたいだけど??」
甲斐田「あは、うれしいね」
長尾「で、お前たちなんで一緒に寝てたんだよ」
甲斐田「それは…」
ヒナタ「あの、」
長尾「!」
弦月「顔洗えた?」
ヒナタ「あ、はい、ありがとうございます」
ヒナタ「えと、」
甲斐田「どうしたの?」
ヒナタ「僕の服って…」
甲斐田「あぁ!こっち!乾燥もかけてあるし、もう乾いてると思うよ!」
ヒナタ「ありがとうございます」
ヒナタ「着替えたら、帰ります」
甲斐田「ぇ…」
弦月「ま、まって、とりあえずご飯食べよう?」
ヒナタ「あ、すみません、ありがとうございます」
弦月「先に着替えてくる?」
ヒナタ「はい」
弦月「うん、まってるね 」
ヒナタ「はい…」
つづきます
コメント
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フォロ失です! すっごい好きです!なんかすきです!!語彙力なくてすみません!