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雪花
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橙視点
「ほんで、なんかあったん?」
俺は桃ちゃんの顔を覗き込むようにして聞く。
「・・・今日実はさあ・・・!」
桃ちゃんはぼろぼろと泣きながら今日あったことを話してくれた。
桃ちゃんは赤に告白したらしい。気持ちが高まりすぎて勢いでキスもしてしまい、最悪なことにそこに青がきて、まさかの赤と付き合っていたという。
桃ちゃんは、相当ショックを受けたみたいで、いつもなら家系ラーメンや二郎系ラーメンみたいな、こってり油マシマシ系のラーメンを注文しているのに、今日はあっさりな塩ラーメンを頼んでいた。
「桃ちゃん、赤に告白したんや・・・」
俺はポツリとつぶやく。
でも、ふられてしまった。
相当ショックを受けている。
俺は頭の中で「失恋+ショック=弱ってる=告白成功するかも」という、最低な公式ができてしまった。
俺は、桃ちゃんがずっと好きだった。
けれど、一回も告白をしたことはなかった。桃ちゃんの好きな人が赤だということを知っていたから。
二人が仲良く話しているのを隣で見て、「羨ましいなあ・・・」と思っているだけだった。告白をするつもりはなかった。
だけど今桃ちゃんが赤にふられている今なら、桃ちゃんにこの想いを伝えても良いかも知れない。
俺はごくっと唾を飲んで桃ちゃんの方をまっすぐと見つめる。
「・・・・忘れさせようか・・・?」
ドキドキと、心臓がうるさすぎるくらいに鳴り響く。
「ずっと、桃ちゃんのこと好きやってん。絶対に幸せにするから、絶対後悔させへんから、俺と付き合ってほしい」
俺がそう桃ちゃんに告白をすると、桃ちゃんは「え」と声を出して固まっていた。
その姿を見て急に俺は自分がしたことに実感が湧いてきて、
「あっ、ごめんなっっ!!急にっっっ!!びっくりしたよなっっ!!じゃあ俺帰るわっ!お金ここに置いとくからっ!!また明日なっっ!!!!!!」
俺は超早口で桃ちゃんに言い残し、ラーメン屋を後にした。
5分後
「はあっ・・・はあっ・・・!!」
近くの駅まで全力ダッシュで来てしまった。俺は膝に手をついて呼吸を整える。
絶対引かれた・・・・!!最悪や・・・!!!!
俺はさっきの言動をめちゃくちゃに後悔する。
「なんであんなこと言ってしまったんやろ・・・!!」
俺はそうつぶやき顔を真っ赤にしながら家に帰るのだった。
コメント
1件
あああ橙くん、告白しちゃった!!😭💦 しかも「忘れさせようか…?」って台詞、めっちゃ王道なのにドキドキしたわ…!でもその後の超早口で逃げ出すとこ、完全に照れ隠しやん…リアルな恋愛漫画みたいで刺さった。失恋で塩ラーメン頼む桃ちゃんの描写も好みだし、このあとどうなるのか気になる!