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続きから
俺はこんなに好きなのに
『なぁ、颯、一つ質問してもいいか?』
俺はそう颯に問う
「…?どうしたの、薙。」
颯はこう返してくれた。…本当に言ってもいいのだろうか。嫌われたら、俺は生きる意味を無くしてしまう。…それでも言いたい。言ってしまおうか、
『なぁ、颯、一つ質問してもいいか?』
薙は僕にそう言った。
「…?どうしたの、薙。」
僕はそう聞き返す。
……僕の耳に入った言葉は、想像と全然違かった。
『颯は、俺のこと、好き?好きだよな。好きだと言ってくれよ…!』
薙の様子がいつもと違う。いつもは、もっと…こう、何でやったんだ?とか、そういうことを聞くはずだ、なのに、そんなことを聞くなんて…
「…まぁ、好きだと思うけど、何で、」
僕はそう聞き返した。
そうしたら、薙は
『好きなら、ずっと俺といてくれるよな。死んでからもずっと、ずぅっと一緒にな。』
こう言ったんだ。……怖い。この薙とは一緒に居たくない、
『好きなら、ずっと俺といてくれるよな。死んでからも、ずっと、ずぅっと一緒にな。』
俺はそう言ってしまった。だが、不思議と後悔はなかった。むしろやっと言えた、と思う安心感?が俺の心を満たした。
『颯、今日から俺の家で一緒に暮らそうな。』
俺は颯にそう言った。
「え、、それはちょっと、、考えたい、」
…は?
何で、何で拒否するんだ?俺のことが好きだって言ったじゃないか、その言葉は嘘だった?…いや、颯はこんなことに嘘は吐かない。じゃあ何で…
あぁ、“そういうこと”か。
待ってろよ、“俺の颯”
切ります。