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夜。静かな家の一室。◯◯と大森元貴は、こっそりベッドで寄り添っていた。
言葉は少ないけれど、空気が甘くて、少しだけ背徳感がある。
そっと重なる視線、指先。
……と、その時。
ガチャ。
ドアが静かに開いた。
「元貴、ちょっと聞きたかったんだけど――」
入ってきたのは藤澤涼架。
見てしまった藤澤涼架の反応
「……っ!?!?!?!?」
手に持っていたペットボトルを落とす。
「え、なに!?何これ!?うわ、え、え、ご、ごめん、見てない見てない見てない!!」
目を手で覆ってバタバタと後ずさり、ドアを閉めきれずにぶつかる。
最後に「これは夢だ、これは夢だ……!」と唱えながら廊下に消えていった。
数秒後、もう一人現れる。
「なんか涼ちゃんが変な顔して走ってったけど、どうし――」
入ってきたのは若井滉斗。
見てしまった若井滉斗の反応
「……ん???」
目を細め、状況を一瞬で把握。
「……あー。なるほどね。そういう感じね。」
少しだけ口角を上げて、
「いや、別にいいけどさ……俺、聞いてなかったよ?」
「ていうか、せめて鍵かけとけよな〜〜(苦笑)」
そう言い残して、静かにドアを閉めた。
けれど、その背中はニヤニヤが止まらない様子だった。