テラーノベル
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静かな家の夜。リビングの明かりも落ちて、家全体が寝静まっている頃。
若井滉斗と主は、こっそり2人だけの空間で、寄り添うようにベッドで過ごしていた。
軽く手を繋いだり、冗談を言い合ったりしながら、
でもお互いの距離がどんどん近づいていく…。
その瞬間――
「トントンッ……あれ?滉斗ー?」
部屋のドアが、不意に開いた。
藤澤涼架の反応
「うわっ!? え、え、え、何やってんの!?!?」
目をまん丸にして、2人の距離感と空気感に気づく。
「……えっ、待って、俺これ…夢かな……?寝ぼけてる?寝てる?やばいやばい」
「ごめん!!空気読めてなくてごめん!!出ていくから!!!」
と、その場で土下座しかけて、
頭を抱えながら逃走。
廊下で「これは事故、これは事故……」と唱えていた。
大森元貴の反応
涼ちゃんの後ろから入ってきて、状況を目撃。
「……へぇ〜……」
「……なるほど、そーゆー関係ってわけか。」
ジト目で若井を見て、腕を組む。
「……で、いつからなの? 滉斗くん?」
「まさか俺に隠して、ず〜っとイチャついてたとか言わないよね?」
そして…
「ちょっと、リビング来てもらっていい?
話そ。大人の話。(ニコッ)」
※その笑顔は全然笑ってなかった。
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