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いいね1000超えてるじゃん!! すごい!!✨👏
キャンプ場の駐車スペース。
担当が決まり、それぞれ動き始める。
釣り班は川の方へ。
火起こし班は木を集めに。
薪集め班は森の方へ。
その中で、買い出し班の3人は車へ向かう。
〇〇
北斗
そして運転するのは
髙地。
高地「よし、乗って」
高地が車の鍵を開ける。
北斗は助手席。
〇〇は後部座席に乗る。
エンジンがかかる。
高地「スーパーまで20分くらい」
〇〇「意外と遠い」
北斗「山だからな」
車がゆっくりキャンプ場を出る。
窓の外は森。
少し沈黙。
その時、後ろから声。
〇〇「ねぇ」
北斗が振り向く。
北斗「なに」
〇〇「料理班って誰だっけ」
高地「聡、勝利、風磨」
〇〇「よかった」
北斗「何が」
〇〇「私料理できない」
高地笑う。
高地「さっき言ってたな」
〇〇「包丁怖い」
北斗「子供か」
〇〇「北斗は料理できるの?」
北斗「少し」
〇〇「ほんと?」
北斗「普通に」
〇〇「意外」
北斗「なんで」
〇〇「できなさそう」
北斗「失礼」
高地笑う。
高地「北斗料理するよ」
〇〇「へぇ」
〇〇は前の席の背もたれに腕を置く。
少し前に身を乗り出す。
〇〇「じゃあさ」
北斗「なに」
〇〇「北斗が料理すればよかったじゃん」
北斗「もう決まっただろ」
〇〇「そっか」
高地「まあBBQだし」
高地「誰でもできる」
北斗「肉焼くだけだからな」
〇〇「それなら私でもできる」
北斗「たぶん焦がす」
〇〇「焦がさない」
北斗「絶対焦がす」
〇〇「焦がさないって」
高地「賭ける?」
〇〇「賭ける!」
北斗「やめとけ」
車の中に笑いが広がる。
山道を走る車。
その時。
〇〇が窓の外を見る。
〇〇「景色きれい」
高地「ここ夜すごいよ」
〇〇「星?」
高地「めっちゃ見える」
〇〇「楽しみ」
北斗は少しだけその声を聞く。
北斗(楽しそうだな)
〇〇「焚き火もするよね?」
高地「もちろん」
〇〇「いいね」
〇〇はスマホを出す。
〇〇「写真いっぱい撮ろ」
北斗「SNSか」
〇〇「思い出」
北斗「そう」
〇〇は笑う。
その時。
高地「着いた」
車がスーパーの駐車場に入る。
〇〇「早い」
北斗「20分だろ」
高地「よし」
高地「買うもの確認するぞ」
〇〇「肉!」
北斗「肉だけじゃない」
高地「野菜も」
〇〇「焼きそばも!」
北斗「完全BBQだな」
3人は車を降りる。
スーパーの入口へ歩く。
その時。
〇〇が北斗を見る。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「今日楽しそう」
北斗「そうか?」
〇〇「うん」
北斗「キャンプだからな」
〇〇「そうだね」
〇〇は笑う。
北斗は少しだけ目を逸らす。
その様子を見て。
高地が小さく笑う。
高地(分かりやすいな北斗)
そして3人は
スーパーの中へ入っていった。
スーパーの自動ドアが開く。
カートを押しながら中へ入る。
〇〇「広い!」
高地「普通のスーパーだけどな」
北斗「田舎だから大きい」
〇〇「キャンプっぽい」
高地「まず肉」
〇〇「肉!」
北斗「そればっか」
精肉コーナーへ向かう。
パックに入った肉が並んでいる。
〇〇「すごい」
北斗「何人だっけ」
高地「15人」
〇〇「多い!」
北斗「だから多め」
〇〇は牛肉を持つ。
〇〇「これ美味しそう」
高地「いいね」
北斗「それBBQ用だな」
〇〇「これも買おう」
北斗「かご入れすぎ」
〇〇「肉足りないの嫌」
高地笑う。
高地「正しい」
北斗は別の棚を見る。
北斗「こっちも」
〇〇「北斗も肉選ぶんだ」
北斗「普通に選ぶ」
〇〇「意外」
北斗「さっきからそればっか」
〇〇笑う。
次は野菜コーナー。
高地「ピーマン」
北斗「玉ねぎ」
〇〇「とうもろこし!」
北斗「BBQ定番」
〇〇「焼きたい」
高地「入れとく」
〇〇はトマトを見る。
〇〇「トマトも」
北斗「それ焼くの?」
〇〇「そのまま食べる」
北斗「なるほど」
高地「あと焼きそば」
〇〇「忘れてた!」
麺コーナーへ。
〇〇「いっぱいある」
北斗「3袋くらい?」
高地「5袋」
〇〇「そんな?」
北斗「慎太郎いるぞ」
〇〇「確かに」
3人笑う。
その時。
〇〇が冷凍コーナーを見る。
〇〇「アイス!」
北斗「急に」
〇〇「キャンプで食べたい」
高地「いいじゃん」
北斗「溶ける」
〇〇「夜食べる」
高地「クーラーボックスある」
北斗「じゃあ大丈夫」
〇〇はアイスを2箱持つ。
〇〇「これとこれ」
北斗「子供か」
〇〇「大人」
北斗「味が子供」
〇〇「北斗も食べる?」
北斗「食べない」
〇〇「絶対食べる」
高地「食べるな」
北斗「食べない」
レジに向かう。
カートいっぱい。
〇〇「買ったね」
北斗「ほとんど肉」
高地「BBQだから」
レジを通す。
袋に詰める。
その時。
〇〇が袋を持とうとする。
北斗「それ重い」
〇〇「持てる」
北斗「無理」
〇〇「持てるって」
北斗はその袋を取る。
北斗「俺持つ」
〇〇「ありがとう」
北斗「普通」
〇〇笑う。
高地「北斗さ」
北斗「なに」
高地「優しいな」
北斗「普通」
高地「それ口癖?」
北斗「普通」
3人でスーパーを出る。
外の空気。
〇〇「キャンプっぽい」
高地「もうキャンプだよ」
北斗「戻るか」
〇〇「みんな何してるかな」
高地「テントだろうな」
北斗「火起こしも」
〇〇「楽しみ」
3人は車に買った食材の袋を車の後ろに積み込む。
肉。
野菜。
焼きそば。
アイス。
全部クーラーボックスに入れる。
高地「よし、戻るか」
エンジンがかかる。
車がゆっくり駐車場を出る。
山道に入る。
窓の外は森。
少し静かな空気。
その時。
後ろから声。
〇〇「いっぱい買ったね」
高地「肉多い」
北斗「慎太郎用」
〇〇笑う。
〇〇「絶対食べる」
高地「たぶんな」
少しして。
〇〇がクーラーボックスを開ける。
北斗振り向く。
北斗「なにしてる」
〇〇「確認」
北斗「さっき買っただろ」
〇〇「アイス見てる」
北斗「溶けるぞ」
〇〇「まだ大丈夫」
高地笑う。
高地「子供みたい」
〇〇「違う!」
北斗「完全に子供」
〇〇「北斗も食べる?」
北斗「食べない」
〇〇「絶対食べる」
北斗「食べない」
〇〇「賭ける?」
北斗「賭けない」
高地「平和だな」
車は山道を登っていく。
少し揺れる。
〇〇「わっ」
北斗「大丈夫か」
〇〇「大丈夫」
北斗「シートベルト」
〇〇「あ」
〇〇は慌てて締める。
北斗「ほら」
〇〇「忘れてた」
高地「危ないぞ」
〇〇「ごめん」
北斗は前を向く。
少しして。
〇〇がまた話す。
〇〇「ねぇ」
北斗「なに」
〇〇「キャンプ久しぶり?」
北斗「俺は初めて」
〇〇「え」
北斗「やったことない」
〇〇「意外」
高地「俺も最初そう思った」
北斗「インドアだから」
〇〇「今日楽しい?」
北斗「…まあ」
〇〇「よかった」
高地ちらっと北斗を見る。
高地(素直じゃないな)
その時。
〇〇が窓を見る。
〇〇「空きれい」
高地「夜もっとすごい」
〇〇「楽しみ」
北斗はその言葉を聞く。
北斗(夜か)
北斗(焚き火もあるな)
高地「もうすぐ着くよ」
〇〇「早い」
北斗「20分くらい」
その時。
〇〇が前に少し身を乗り出す。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「袋ありがとう」
北斗「別に」
〇〇「優しい」
北斗「普通」
高地笑う。
高地「またそれ」
北斗「普通」
〇〇笑う。
車は山道を抜けて
キャンプ場の入口へ入っていった。
遠くから
ジェシー「おーい!」
慎太郎「肉!!」
メンバーの声が聞こえてくる。
〇〇「戻ってきた!」
高地「キャンプ再開だ」
北斗は少しだけ笑った。
ーーーーーーー
一方その頃、、、
キャンプ場。
釣り班は川から戻り、
火起こし班も焚き火台の準備を終え、
薪集め班も木をたくさん持って帰ってきた。
テーブルや椅子も並び、
キャンプの準備はだいぶ整っていた。
あとは
買い出しに行っている
〇〇、北斗、髙地が戻るだけ。
まだ時間があるため、
みんな芝生の上に円になって座る。
真ん中には焚き火台。
慎太郎「腹減った」
樹「まだ肉ない」
ジェシー「早く帰ってこい」
原「魚釣れたのに」
将生「3匹」
聡「すごい」
勝利「焼けるね」
寺西「いいキャンプ」
篠塚「空気いい」
少しゆったりした空気。
その時。
将生がふと聞く。
将生「そういえば」
聡「ん?」
将生「北斗ってさ」
一瞬。
SixTONESメンバーが反応する。
樹「なに」
将生「〇〇のこと好きなんですよね」
静かになる。
原「俺も聞いた」
寺西「風磨が言ってた」
聡「本当なの?」
風磨が笑う。
風磨「本当」
勝利も頷く。
勝利「かなり前から」
篠塚「いつからですか」
樹が答える。
樹「廉と付き合う前」
ジェシー「もっと前」
慎太郎「結構前」
将生「そんなに?」
寺西「長い」
聡「〇〇は知ってるの?」
ジェシー「知らない」
樹「絶対気づいてない」
慎太郎「〇〇鈍い」
原「確かに」
勝利笑う。
勝利「北斗分かりやすいのにね」
聡「そうなの?」
樹「分かりやすいよ」
ジェシー「目で追う」
慎太郎「助ける」
樹「優しい」
勝利「でも本人は普通って言う」
全員笑う。
風磨「さっきも言ってた」
聡「普通って」
しゅうと「北斗くんらしい」
その時。
将生がまた聞く。
将生「でも」
将生「廉と〇〇付き合ってたよね」
少し空気が変わる。
樹「うん」
慎太郎「だから何も言わなかった」
聡「え」
勝利静かに言う。
勝利「北斗」
勝利「ずっと我慢してた」
寺西「そうなんだ」
原「優しいね」
ジェシー「北斗そういうやつ」
風磨も頷く。
風磨「本当に好きだから」
風磨「言えなかったんだよ」
聡「…」
篠塚「すごい」
樹笑う。
樹「でもさ」
樹「今は違う」
きょも「そう」
慎太郎「今はチャンス」
将生「確かに」
聡「〇〇今フリーだしね」
寺西「応援したい」
原「恋のキャンプじゃん」
勝利笑う。
勝利「本人知らないけどね」
風磨「今日距離縮まるといいな」
その時。
遠くからエンジン音。
慎太郎立ち上がる。
慎太郎「来た!」
樹「買い出し組!」
ジェシー「肉!!」
キャンプ場の入口に車が入ってくる。
運転席に髙地。
助手席に北斗。
後ろには〇〇。
風磨はその車を見ながら小さく言う。
風磨「長い恋だからな」
樹「そろそろ動くかもな」
誰もまだ知らない。
このキャンプが
北斗の恋を少し動かす日になることを。
ーーーーーーー
慎太郎「来た!」
ジェシー「肉!」
樹「静かにしろ」
車が止まる。
ドアが開く。
〇〇「ただいまー!」
聡「おかえり!」
勝利「買えた?」
〇〇「いっぱい!」
北斗がトランクを開ける。
肉のパック。
野菜。
焼きそば。
慎太郎「神」
原「肉だ!」
きょも「BBQ!」
みんな集まってくる。
風磨「こんな買ったの?」
高地「〇〇が肉追加した」
〇〇「足りないと嫌だから」
樹笑う。
樹「慎太郎の胃袋対策」
慎太郎「正解」
ジェシー「焼こう」
高地「待て」
高地「まずテント」
原「確かに」
寺西「先に設営」
篠塚「行こう」
みんなテントの箱を持つ。
グループごとに分かれる。
テント①
高地・慎太郎・樹
テント②
ジェシー・原・将生
テント③
きょも・寺西・篠塚
テント④
北斗・勝利・聡
テント⑤
風磨・〇〇・しゅうと
それぞれ広い場所へ移動する。
風磨「ここでやるか」
〇〇「テント初めて」
しゅうと「俺も」
風磨「俺がやる」
〇〇「ごめん」
しゅうと「手伝う」
風磨「ポール持って」
その少し離れた場所。
北斗たちのテント。
聡「これ?」
勝利「説明書ある」
北斗「こっち持つ」
3人で組み立て始める。
しかし北斗の視線は
少し離れた場所。
〇〇たちのテント。
風磨がポールを立てていて
〇〇が支えている。
しゅうとがペグを打っている。
3人楽しそうに笑っている。
聡気づく。
聡「北斗」
北斗「なに」
聡「見てる」
北斗「見てない」
勝利笑う。
勝利「見てるよ」
北斗「見てない」
聡「分かりやすい」
北斗「違う」
勝利「応援してるから」
北斗「いらない」
その時。
〇〇の声。
〇〇「風磨!」
風磨「なに!」
〇〇「これどうするの!」
風磨「逆!」
しゅうと「逆だ!」
3人で笑う。
それを見て。
北斗は少し目を逸らす。
聡小声。
聡「大丈夫?」
北斗「何が」
勝利「嫉妬してる?」
北斗「してない」
聡「してる」
北斗「してない」
その時。
〇〇がこちらを見る。
〇〇「北斗ー!」
北斗「なに」
〇〇「テントできた?」
北斗「もう少し」
〇〇「こっち終わった!」
風磨「ほぼ俺」
〇〇「違う」
しゅうと「少しやった」
また笑う。
北斗「…」
勝利「頑張れ」
聡「恋のキャンプだよ」
北斗「うるさい」
その頃。
向こうでは慎太郎の声。
慎太郎「テント完成!!」
ジェシー「早い!」
樹「プロ」
高地「よし」
高地が大きな声で言う。
高地「全員ー!」
高地「テント終わったらBBQ準備!」
ジェシー「肉!」
慎太郎「肉!!」
〇〇「BBQ!」
キャンプ場の中央にみんなが集まる。
テーブルの上には
さっき買ってきた食材。
肉。
野菜。
焼きそば。
慎太郎「肉!!」
ジェシー「まだ焼けない」
樹「準備」
高地「BBQの役割決めるよ」
聡「何するの?」
高地「野菜切る人」
高地「肉焼く人」
高地「焼きそば係」
高地「魚焼く人」
高地「皿とか準備」
原「多いな」
寺西「人数多いからね」
将生「どう決める?」
樹ニヤニヤする。
樹「ルーレット」
ジェシー「いいじゃん!」
慎太郎「楽しそう」
樹はスマホを出す。
樹「名前入れる」
きょも「ゲームみたい」
風磨「運だな」
〇〇「やろう!」
樹「よし回すぞ」
スマホのルーレットが回る。
全員覗き込む。
止まる。
樹「一人目」
樹「野菜係」
出た名前。
聡。
聡「やるよ」
勝利「安心」
もう一人回す。
止まる。
寺西。
寺西「包丁いける」
次。
きょも。
〇〇すぐ反応。
〇〇「きょも!」
〇〇「私もやりたい!」
樹「まだ回してない」
〇〇「きょもとやりたい」
ジェシー笑う。
ジェシー「きょも担」
慎太郎「出た」
きょも笑う。
きょも「いいよ」
樹「じゃあ特別」
樹「〇〇野菜係」
〇〇「やった!」
北斗は少し横で見ている。
風磨が小声。
風磨「北斗」
北斗「なに」
風磨「残念」
北斗「別に」
樹「次」
ルーレットが回る。
肉焼き係。
止まる。
慎太郎。
慎太郎「来た!!」
ジェシー笑う。
ジェシー「運命」
もう一人。
原。
原「焼きます」
次。
魚係。
将生。
篠塚。
次。
焼きそば係。
風磨。
勝利。
残ったのは
北斗
樹
ジェシー
高地「皿とか準備係」
樹「裏方」
ジェシー「大事」
北斗「普通」
役割が決まる。
野菜係
聡・寺西・きょも・〇〇
肉係
慎太郎・原
魚係
将生・篠塚
焼きそば
風磨・勝利
準備係
北斗・樹・ジェシー
ーーーーー
野菜テーブル。
きょもが包丁を持つ。
きょも「玉ねぎ切るね」
〇〇「私なにする?」
聡「ピーマン」
寺西「これ切って」
〇〇「頑張る」
〇〇はきょもの横に立つ。
〇〇「きょも」
きょも「ん?」
〇〇「一緒嬉しい」
きょも笑う。
きょも「よかった」
その少し離れた場所。
皿準備の北斗。
紙皿を並べながら
ちらっとそっちを見る。
〇〇は楽しそうに
きょもと話しながら野菜を切っている。
樹が気づく。
樹「北斗」
北斗「なに」
樹「また見てる」
北斗「見てない」
ジェシー笑う。
ジェシー「恋のキャンプ」
北斗「うるさい」
その時。
〇〇の声。
〇〇「北斗!」
北斗「なに」
〇〇「これ切れない!」
北斗少し歩いてくる。
北斗「どれ」
〇〇「これ」
北斗「包丁逆」
〇〇「あ」
きょも笑う。
きょも「初心者」
〇〇「難しい」
北斗は包丁を持つ。
北斗「こう」
北斗が切る。
〇〇「すごい」
北斗「普通」
樹遠くから笑う。
樹「それ口癖」
ジェシー「普通マンw」
BBQの準備は
どんどん進んでいく。
ーーーーーー
北斗が立ち去った後、
きょも「玉ねぎ目にくるな」
聡「涙出るよね」
寺西「水で冷やすといいよ」
きょもは包丁を動かしながら、ふと聞く。
きょも「そういえばさ」
〇〇「ん?」
きょも「最近どう?」
〇〇「最近?」
きょも「仕事とか」
〇〇「あー」
〇〇は少し考える。
〇〇「普通かな」
きょも「普通?」
〇〇「ドラマ終わって」
〇〇「今はバラエティ多い」
聡「忙しそう」
〇〇「でも楽しい」
寺西「いいね」
きょも「休みある?」
〇〇「たまに」
きょも「今日は貴重だね」
〇〇「ほんと」
〇〇は笑う。
〇〇「久しぶりにみんなと遊んでる」
聡「確かに」
寺西「仕事じゃないもんね」
その時。
きょもが少しだけ声を落とす。
きょも「最近さ」
〇〇「うん?」
きょも「大丈夫?」
〇〇「何が?」
きょも「いろいろ」
〇〇は少し止まる。
そして笑う。
〇〇「大丈夫!!」
きょも「ほんと?」
〇〇「うん」
〇〇「最初はちょっと寂しかったけど」
聡ちゃんとてらは空気を察して、少し離れて別の野菜を洗いに行く。
きょも「そっか」
〇〇「でも今は平気」
きょも「無理してない?」
〇〇「してないよ」
〇〇はピーマンを切る。
〇〇「みんないるし」
〇〇「仕事もあるし」
きょも「うん」
〇〇「それに」
〇〇「今日楽しい」
きょも笑う。
きょも「それはよかった」
その時。
後ろから声。
北斗「玉ねぎいる?」
振り返ると
皿を持った北斗が立っている。
〇〇「いる!」
北斗は玉ねぎをテーブルに置く。
きょも「ありがとう」
北斗「うん」
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「ピーマン切れた」
北斗「それぐらいできるだろ」
〇〇「できたよ!」
北斗「見れば分かる」
きょも笑う。
きょも「成長」
〇〇「褒めて!!」
北斗「普通」
遠くから樹の声。
樹「また普通って言った!」
ジェシー「普通マン!」
慎太郎「肉焼けたぞ!」
BBQの匂いが広がり始める。
〇〇「肉!!」
きょも「早い」
賑やかなキャンプの中で
少しずつ距離が近づいていく時間が流れていた。
BBQの準備はだいぶ進んでいた。
肉はまだ焼き始めていないが、
野菜は切り終わり、
皿も並び、
火起こし班も火を安定させている。
ただ――
焼きそば係や魚係がまだ準備中。
少し時間ができる。
川の音が聞こえるキャンプ場。
その時、
きょもが立ち上がる。
きょも「少し時間あるよね」
聡「うん」
寺西「まだ準備してるね」
〇〇「暇だね」
きょもが川の方を見る。
きょも「川行く?」
〇〇「行く!」
聡「ちょっとだけね」
寺西「濡れない程度に」
そこへ皿を並べていた北斗たちも来る。
北斗、樹、ジェシー。
〇〇「樹!!」
樹「なに」
〇〇「川行く」
北斗「今?」
〇〇「ちょっとだけ」
樹ニヤニヤ。
樹「いいじゃん」
ジェシー「行こう」
こうして
川へ行くメンバー。
きょも
聡ちゃん
てら
〇〇
北斗
樹
ジェシー
7人で川へ向かう。
キャンプ場のすぐ下。
浅くて綺麗な川。
〇〇「きれい!」
聡「冷たそう」
寺西「気持ちよさそう」
ジェシーは靴を脱ぐ。
ジェシー「入る!」
樹「早い」
ジェシーが足を入れる。
ジェシー「冷たい!!」
〇〇笑う。
〇〇「入りたい!!」
北斗「やめとけ」
〇〇「なんで」
北斗「滑る」
〇〇「大丈夫」
〇〇は石の上を歩く。
聡「気をつけて」
きょも「ゆっくりね」
〇〇「平気平気」
その時。
ツルッ
〇〇「わっ!」
足を滑らせる。
バランスを崩す。
川に落ちそうになる。
その瞬間。
北斗「危ない!」
北斗が腕を掴む。
〇〇「っ!」
〇〇の体が北斗の方へ倒れる。
北斗がしっかり支える。
一瞬――
距離が近い。
〇〇「…ごめん」
北斗「だから言っただろ」
〇〇「滑った」
樹後ろで笑う。
樹「ナイスキャッチ」
ジェシー「ヒーロー」
きょもも笑う。
きょも「北斗すごい」
聡「助かったね」
寺西「危なかった」
北斗は〇〇の腕を離す。
北斗「気をつけろ」
〇〇「うん」
でも。
〇〇の靴の先が少し濡れている。
〇〇「あ」
北斗「濡れた?」
〇〇「ちょっと」
樹「もう入れよ」
ジェシー「川遊び!」
〇〇笑う。
〇〇「もういいや!!」
〇〇は少し川に入る。
〇〇「冷たい!」
きょも笑う。
きょも「楽しそう」
その横で。
北斗は少しだけ川を見ている。
樹が小声。
樹「北斗」
北斗「なに」
樹「さっき」
樹「めちゃくちゃ焦ってた」
北斗「普通」
ジェシー笑う。
ジェシー「普通じゃない」
北斗「普通」
その時。
〇〇が水を手ですくう。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「ありがとう!」
北斗「…別に」
〇〇「助けてくれて」
北斗「普通」
〇〇笑う。
〇〇「また普通w」
川の音。
笑い声。
楽しい時間が流れる。
そしてこのあと――
さらに大きなハプニングが起きる。
それが
北斗と〇〇の距離を
もう一歩近づけることになる。
ーーーーーーーーー
川の水は冷たくて、
夏の空気が少しだけ気持ちいい。
〇〇は靴を脱いで
浅い川の中に立っている。
〇〇「冷たい!」
きょもが笑う。
きょも「だから言った」
聡「気持ちよさそう」
寺西「夏って感じ」
ジェシーはもう完全に川の中。
ジェシー「最高!」
樹「子供か」
〇〇「魚いる!」
〇〇がしゃがんで水の中を見る。
小さい魚が泳いでいる。
〇〇「捕まえたい」
北斗「無理」
〇〇「できる」
北斗「絶対無理」
〇〇「見てて」
〇〇はそっと手を水に入れる。
魚に近づく。
ジェシー「いけ!」
樹「無理だろ」
きょも笑う。
きょも「頑張れ」
その瞬間。
〇〇がもう一歩前に出る。
足元の石。
ツルッ
〇〇「わっ!」
今度は完全にバランスを崩す。
ドボン
〇〇「きゃ!」
川の水が跳ねる。
〇〇は腰までびしょ濡れ。
ジェシー「うわ!」
樹「落ちた!」
きょも「大丈夫!?」
聡「〇〇!」
寺西「怪我ない?」
〇〇はびっくりした顔で座っている。
〇〇「冷たい!!!」
全員笑う。
ジェシー「完全に入ったw」
樹「魚より派手ww」
きょも「大丈夫?」
〇〇「うんww」
〇〇「でも冷たい!」
その時。
北斗が川に入る。
北斗「立てる?」
〇〇「うん…」
北斗が手を差し出す。
〇〇はその手を掴む。
北斗が引き上げる。
〇〇「ありがとう」
北斗「だから言った」
〇〇「また言う」
北斗「言う」
〇〇の服はかなり濡れている。
聡「着替えある?」
〇〇「ある!」
寺西「よかった」
樹笑う。
樹「北斗」
北斗「なに」
樹「助けるの早すぎ」
北斗「近かっただけ」
ジェシー「ヒーロー」
北斗「違う」
きょも笑う。
きょも「〇〇」
〇〇「なに」
きょも「川遊び成功?」
〇〇「大成功!!!」
全員笑う。
その時。
遠くから声。
慎太郎「おーい!」
キャンプ場の上から
慎太郎と風磨が手を振っている。
慎太郎「肉焼くぞー!」
風磨「戻れー!」
ジェシー「肉!!」
樹「戻るか」
〇〇は少し濡れた服を見て笑う。
〇〇「やっちゃった」
北斗「着替えろ」
〇〇「うん」
北斗は少しだけ安心した顔をする。
その様子を
樹とジェシーは見ていた。
樹小声。
樹「北斗」
北斗「なに」
樹「めちゃくちゃ心配してた」
北斗「普通」
ジェシー笑う。
ジェシー「また普通」
きょも「早く肉行こう」
〇〇「行く!」
こうして7人は
笑いながらキャンプ場へ戻る。
ーーーー
川から戻る7人
笑いながら坂を上ってキャンプ場に戻ってくる。
キャンプサイトではすでに
肉を焼く準備が始まっていた。
網の上で煙が上がっている。
慎太郎「肉焼くぞー!」
原「火いい感じ!」
将生「皿準備!」
風磨が振り向く。
風磨「遅いな—」
そして。
全員止まる。
〇〇の服は
びしょ濡れ。
風磨「…」
慎太郎「…」
原「…」
将生「…」
一瞬の沈黙。
そして
慎太郎「ええええ!?」
原「何があった!?」
将生「落ちた!?」
〇〇笑う。
〇〇「川」
風磨「川!?」
ジェシー笑いながら言う。
ジェシー「滑ってドボンww」
樹「派手に落ちたww」
慎太郎爆笑。
慎太郎「まじ!?」
原「すごい濡れてる」
将生「完全に川入ったじゃんw」
〇〇「冷たかった」
聡「怪我はない」
寺西「大丈夫」
きょも笑う。
きょも「北斗が助けた」
その瞬間。
みんな北斗を見る。
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎「北斗ぉ〜」
樹「ヒーロー」
ジェシー「ナイスキャッチ」
北斗「違う」
風磨「何が違う」
北斗「近かっただけ」
〇〇「助けてくれた」
北斗「普通」
慎太郎「普通じゃない」
みんな笑う。
その時。
聡が言う。
聡「〇〇着替えた方がいい」
寺西「風邪ひく」
〇〇「そうだね」
風磨「テント行け」
〇〇「うん」
〇〇は自分たちのテントへ向かう。
テント⑤。
風磨
〇〇
しゅうと
〇〇「着替えてくる!」
しゅうと「どうぞ!」
〇〇がテントに入る。
外ではまだ笑いが続く。
慎太郎「まじ落ちたのww?」
ジェシー「豪快w」
樹「魚より派手w」
原「想像できるw」
将生笑う。
将生「〇〇らしいw」
その時。
風磨が北斗の横に来る。
風磨小声。
風磨「北斗」
北斗「なに」
風磨「焦ってた?」
北斗「普通」
風磨笑う。
風磨「普通じゃない」
北斗は少しだけ黙る。
その時。
テントの入口が開く。
〇〇「ただいま」
着替え終わった〇〇。
Tシャツと短パンに変わっている。
慎太郎「早い!」
原「大丈夫?」
〇〇「うん」
将生「寒くない?」
〇〇「平気」
ジェシー「よし!」
ジェシー「肉焼けてる!」
慎太郎「食うぞ!」
キャンプの中心で
肉のいい匂いが広がる。
〇〇「お腹すいた!」
樹「BBQ開始」
慎太郎「焼けた!!」
原「早い!」
ジェシー「肉肉!」
テーブルの周りに椅子が並べられていく。
その時、
髙地が声を出す。
高地「ちょっと待って」
高地「座る場所決めよう」
樹「人数多いからな」
風磨「適当だと座れないやつ出る」
将生「円にする?」
聡「それがいいね」
寺西「みんな話せるし」
椅子を円になるように並べていく。
慎太郎「俺ここ!」
原「肉の前じゃん」
慎太郎「焼きながら食う」
ジェシー「天才」
その時。
〇〇が手を上げる。
〇〇「私!」
みんな見る。
〇〇「きょも!!」
一瞬静かになって
すぐ笑いが起きる。
ジェシー「出た」
樹「きょも担」
慎太郎「安定すぎる」
〇〇はすぐに
きょもの横に行く。
〇〇「ここ!」
きょも笑う。
きょも「また隣?」
〇〇「もちろん」
きょも「いいよ」
〇〇「やった!」
樹が横でニヤニヤする。
樹「秒で決まったな」
ジェシー「北斗どうする?」
北斗「どこでもいいよ」
風磨笑う。
風磨「ほんとか?」
北斗「座れればいい」
慎太郎「じゃあここ」
慎太郎が指さす。
きょもと〇〇の
向かい側。
北斗「そこ?」
樹「いい席」
ジェシー「真正面」
北斗は少しだけ肩をすくめて座る。
椅子がどんどん埋まる。
〇〇は肉の方を見る。
〇〇「いい匂い」
慎太郎「もう焼ける!」
原「はい!」
肉が皿に置かれる。
〇〇「やった!」
きょも「食べよ」
その時。
〇〇が北斗を見る。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「さっき助けてくれてありがとう」
北斗「気にしなくていいよ」
〇〇「でも落ちてた」
北斗「近くにいただけ」
樹がすぐ言う。
樹「めちゃくちゃ走ってたけどな」
ジェシー「ヒーロー」
北斗「違うって」
〇〇は少し笑う。
〇〇「優しいじゃん」
北斗「そういうのじゃない」
慎太郎「はい肉!!」
皿が回ってくる。
〇〇「いただきます!」
ジェシー「キャンプ最高!」
笑い声が広がる。
炭の上で肉がジュージュー焼ける。
皿が回り始め、
BBQが本格的にスタートした。
慎太郎「はい肉!」
原「どんどん焼くぞ」
ジェシー「最高!」
みんなそれぞれ皿を持って食べ始める。
〇〇「いただきます!」
〇〇はまず肉を取る。
一口。
〇〇「おいしい!」
きょも が笑う。
きょも「早い」
〇〇「お腹すいてた」
きょも「分かる」
きょもは野菜を取る。
ピーマン。
玉ねぎ。
〇〇はそれを見て
〇〇「それ食べるの?」
きょも「食べるよ」
〇〇「苦い?」
きょも笑う。
きょも「子供?」
〇〇「子供じゃない!」
でも皿を見ると
肉
とうもろこし
トマト
それだけ。
きょも「野菜ない」
〇〇「ある」
きょも「どこ」
〇〇「トマト」
きょも笑う。
きょも「それだけ?」
〇〇「十分」
向かい側の北斗たちも見ている。
樹「また肉」
ジェシー「とうもろこしも」
慎太郎「トマトも」
風磨笑う。
風磨「それしか食べてない」
勝利「偏ってる」
〇〇「いいの!」
きょもがとうもろこしを取る。
きょも「はい」
〇〇「ありがとう!」
〇〇は嬉しそうに受け取る。
2人で笑いながら食べる。
その様子を見て
樹が言う。
樹「お前ら」
ジェシー「仲良すぎ」
慎太郎「ほんとそれ」
原「カップルみたい」
〇〇「違う!」
きょも笑う。
きょも「違うよ」
聡「でも仲いいよね」
寺西「ずっと話してる」
風磨ニヤニヤ。
風磨「仲良しコンビ」
〇〇「きょも好き」
きょも「ありがとう」
北斗は少し肉を食べながら聞いている。
樹がふと立ち上がる。
樹「よし」
樹「席替えしよ」
ジェシー「いいじゃん!」
慎太郎「面白そう」
将生「やろう」
聡「シャッフルだね」
〇〇「えー」
きょも「離れる?」
〇〇「きょもー」
きょも笑う。
きょも「また後で」
みんな立ち上がって席を移動する。
ぐるぐる回って
新しい席へ。
〇〇が座った場所。
隣に座ったのは
しゅうと。
〇〇「あ!」
しゅうと笑う。
しゅうと「隣だ」
〇〇「よろしく」
しゅうと「よろしく」
もう片方の隣。
そこに座ったのは
北斗。
樹ニヤニヤ。
樹「お」
ジェシー「いい席」
慎太郎「挟まれてる」
〇〇は気づいて北斗を見る。
〇〇「北斗だ」
北斗「そうだな」
しゅうと「挟んだ」
〇〇笑う。
〇〇「面白い」
きょもは少し離れた席。
きょも「席替え成功?」
〇〇「成功!」
慎太郎「肉追加!」
原「焼けてる!」
新しい席で
またBBQが続く。
炭の上では肉がジュージュー焼けている。
慎太郎「肉追加ー!」
原「焼けた!」
皿が回ってくる。
〇〇「いただきます!」
〇〇はまた肉を取る。
そしてトマト。
そしてとうもろこし。
それだけ。
しゅうと「またそれ?」
〇〇「うん」
しゅうと笑う。
しゅうと「野菜は?」
〇〇「トマト」
しゅうと「それしかない」
〇〇「十分」
しゅうとも笑う。
しゅうと「俺もあんまり好きじゃない」
〇〇「ほんと?」
しゅうと「ピーマン無理」
〇〇「同じ!」
2人で笑う。
向かい側で樹が見ている。
樹「天然コンビ」
ジェシー「似てる」
慎太郎「会話ゆるい」
〇〇としゅうとは話を続ける。
しゅうと「そういえばさ」
〇〇「うん?」
しゅうと「この前迷子になったじゃん」
〇〇笑う。
〇〇「なった」
しゅうと「駅の出口多すぎ」
〇〇「わかる!」
しゅうと「同じとこ3回通った」
〇〇「私も!」
2人で笑う。
〇〇「しかも」
〇〇「マネージャーに電話した」
しゅうと「俺もした」
〇〇「同じ!」
また笑う。
その会話を聞いて
周りも笑う。
聡「ほんと似てる」
高地「天然コンビ」
勝利「会話平和」
風磨笑う。
風磨「ずっとそんな感じ」
そして
〇〇が言う。
〇〇「しゅうと」
しゅうと「なに」
〇〇「とうもろこし取って」
しゅうと「いいよ」
しゅうとが網からとうもろこしを取る。
〇〇「ありがとう!」
しゅうと「どうぞ」
2人で笑う。
その横。
北斗は肉を食べながら静かに聞いている。
北斗side
目の前では
〇〇としゅうとが楽しそうに話している。
2人とも笑いながら
同じタイミングで笑って
同じような話をしている。
北斗(ほんと似てるな)
天然同士。
会話のテンポも
どこかゆっくり。
北斗は水を飲む。
ふと
〇〇が笑う。
その顔を見る。
北斗(楽しそうだな)
しゅうと「そういえばさ」
〇〇「うん?」
しゅうと「今日さ」
しゅうと「川落ちたとき」
〇〇「うん」
しゅうと「びっくりした」
〇〇「私も」
しゅうと笑う。
しゅうと「でも北斗くん早かったらしいよね」
その瞬間。
〇〇が北斗を見る。
〇〇「確かに!」
北斗「近かっただけ」
〇〇「でも助かった」
しゅうと「ほんと」
北斗「大げさ」
樹がすぐ言う。
樹「大げさじゃない」
ジェシー「北斗走ってた」
慎太郎「ガチだった」
北斗「違うって」
みんな笑う。
〇〇も笑う。
〇〇「でもありがとう」
北斗は少しだけ視線を逸らす。
〇〇が笑っている。
隣で。
近い距離で。
それだけで
胸が少し落ち着かなくなる。
北斗(だめだな)
好きになってから
ずっとそうだ。
廉と付き合っていた時も
今も。
変わらない。
北斗(でも今は)
〇〇は笑っている。
楽しそうに。
それだけで
少し嬉しい。
北斗はまた肉を取る。
その時。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「それ焦げてる」
北斗「ほんとだ」
〇〇笑う。
〇〇「交換する?」
北斗「いいよ」
〇〇「じゃあ食べる」
〇〇はその肉を食べる。
〇〇「おいしい」
しゅうと笑う。
しゅうと「焦げてるのに」
〇〇「気にしない!」
また3人で笑う。
北斗はその光景を見ながら
少しだけ思う。
北斗(こういう時間)
北斗(悪くない)
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