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BBQを食べ終えたあと。
夜のキャンプ場。
少し広い場所に移動して
花火の準備をする。
バケツに水を入れて、
袋から花火を出す。
高地「よし、順番に来て」
ジェシー「花火!」
慎太郎「夏だ!」
樹「テンション高い」
風磨「子供かよ」
勝利笑う。
勝利「でも楽しい」
寺西「線香花火あります」
聡「やりたい!」
原「俺も!」
将生「ください」
篠塚「火お願いします」
高地「はい」
次々火をつけていく。
〇〇も線香花火を持つ。
〇〇「きれい!」
隣にはしゅうと。
しゅうと「ほんとだ」
〇〇「落とさないようにね」
しゅうと「〇〇が言う?」
〇〇「今日は大丈夫」
その様子を見て
風磨「また天然コンビ」
樹笑う。
樹「さっきからずっとそれ」
ジェシー「仲良し」
慎太郎「カップルみたい」
〇〇「違う!」
しゅうと「違うよ!」
風磨「必死だな」
勝利「でも仲いい」
聡「平和な会話」
寺西「ほっこり」
原「キャンプっぽい」
将生「いい雰囲気ですね」
篠塚「線香花火きれい」
その時。
慎太郎の花火が落ちる。
慎太郎「あ!」
慎太郎「終わった!」
ジェシー笑う。
ジェシー「早すぎ」
樹「一番早い」
慎太郎「もう一回!」
高地「はい」
風磨「落とすなよ」
勝利「慎太郎は無理」
みんな笑う。
〇〇の花火はまだ続いている。
〇〇「見て!」
しゅうと「すごい」
〇〇「まだ落ちない!」
きょも「うまいじゃん」
聡「優勝」
寺西「一番長い」
原「プロだ」
将生「すごいね」
篠塚「綺麗」
〇〇笑う。
〇〇「やった!」
その時
火花が落ちて
〇〇の線香花火も終わる。
〇〇「あ!」
しゅうと「終わった」
〇〇「もう一回やる」
〇〇は花火を取りに行く。
そこには北斗がいる。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「線香花火やる?」
北斗「いいよ」
〇〇「一緒に」
北斗「うん」
2人で火をつける。
遠くからそれを見て
樹が小声で言う。
樹「見ろ」
ジェシー「いい感じ」
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎「距離近い」
風磨小声。
風磨「静かにしろ」
勝利笑う。
勝利「見守ろう」
聡「青春だ」
寺西「いいね」
原「ドラマみたい」
将生「本当ですね」
篠塚「静かにしましょう」
花火の火花が
パチパチと落ちる。
〇〇「きれい」
北斗「うん」
〇〇「今日楽しい」
北斗「楽しいな」
遠くでは
慎太郎「次ロケット花火!」
風磨「やめろ!」
ジェシー爆笑。
樹「危ない!」
聡「ダメ!」
寺西「危険!」
原「落ち着け!」
将生「キャンプ壊れる!」
篠塚「やめましょう!」
勝利笑う。
勝利「慎太郎ほんとやめて」
〇〇がその方向を見る。
〇〇「あ」
北斗「どうした」
〇〇「ロケット花火!!」
北斗「うん」
〇〇目をキラキラさせる。
〇〇「気になる!」
北斗少し笑う。
北斗「絶対行くだろ」
〇〇「行こ?」
北斗「今?」
〇〇「うん!」
〇〇は北斗の袖を少し引く。
〇〇「あっち行こう」
北斗「しょうがないな」
2人で歩いて戻る。
みんながいる場所へ。
慎太郎はすでに花火を持っている。
慎太郎「見て!」
風磨「ダメだって!」
樹「危ない!」
ジェシー爆笑。
ジェシー「やるの!?」
そこへ〇〇が来る。
〇〇「ロケット花火!?」
慎太郎「そう!」
〇〇「見たい!」
風磨「だめ」
勝利笑う。
勝利「〇〇も乗っかるの?」
〇〇「見たい!」
聡「ちょっとだけなら…?」
寺西「安全なら」
原「ちゃんとやれば」
将生「大丈夫かな…」
篠塚「怖い」
樹ため息。
樹「止める人いない」
ジェシー「やろう!」
北斗は少し後ろで立っている。
〇〇が振り向く。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「見よう」
北斗「近すぎるなよ」
〇〇「わかってる」
慎太郎が準備する。
慎太郎「いくぞ!」
全員少し下がる。
花火に火がつく。
シューーーー
パンッ!
空に飛んでいく。
〇〇「すごい!」
ジェシー「飛んだ!」
聡「きれい!」
寺西「成功!」
原「いいじゃん!」
将生「すごい!」
篠塚「びっくりした!」
風磨笑う。
風磨「成功したな」
勝利「よかった」
樹「奇跡」
〇〇は笑いながら北斗を見る。
〇〇「楽しい」
北斗「楽しそうだな」
〇〇「うん!」
北斗はその顔を見て
少しだけ笑った。
ーーー
花火も終わり、
キャンプ場は少し落ち着いた空気になる。
遠くで虫の声。
空には星。
中央には小さな焚き火。
パチパチと木が燃える音。
高地が串とマシュマロを持ってくる。
髙地「焼きマシュマロやる?」
ジェシー「やる!」
慎太郎「食べたい!」
樹「デザート」
風磨「キャンプっぽい」
勝利「いいね」
寺西「串あるよ」
聡「最高」
原「俺もやる」
将生「楽しそう」
篠塚「美味しそ〜」
〇〇「マシュマロ好き!」
みんな焚き火の周りに椅子を並べる。
今度はちゃんと席を決めることに。
高地「円に座ろう」
樹「順番で座るか」
ジェシー「適当でいい」
慎太郎「ここ!」
椅子が並んでいく。
焚き火を中心に
円になる。
座席
①高地
②ジェシー
③樹
④慎太郎
⑤風磨
⑥勝利
⑦聡
⑧寺西
⑨原
⑩将生
⑪篠塚
⑫〇〇
⑬北斗
⑭しゅうと
⑮きょも
〇〇の右隣は北斗。
左隣はしの。
みんな串にマシュマロを刺す。
〇〇「焼く!」
北斗「焦げるぞ」
〇〇「焦げない」
しゅうと「近すぎる」
〇〇「大丈夫」
その瞬間
マシュマロが黒くなる。
〇〇「あ」
北斗笑う。
北斗「言った」
〇〇「焦げた」
篠塚笑う。
篠塚「早い」
しゅうと「もう一回」
向かい側
慎太郎が言う。
慎太郎「星すごくない?」
みんな空を見る。
夜空いっぱいの星。
ジェシー「きれい」
樹「都会じゃ見えない」
風磨「キャンプいいな」
勝利「落ち着く」
聡「星多い」
寺西「ほんとだ」
原「最高」
将生「癒される」
きょも「流れ星見えそう」
〇〇「見たい!」
北斗も空を見る。
焚き火の光の中で
みんなゆっくり話しながら
マシュマロを焼く。
静かな時間。
慎太郎「なあ」
樹「なに」
慎太郎「こういうのさ」
慎太郎「毎年やりたい」
ジェシー「いいね」
風磨「恒例行事」
勝利「楽しそう」
聡「また来たい」
原「次はもっと料理する」
将生「準備する」
篠塚「キャンプいいですね」
〇〇もマシュマロを食べる。
〇〇「おいしい!」
北斗「今度は焦げてない」
〇〇「成功!」
焚き火の火が揺れる。
ーーーーーー
焚き火の火が少し小さくなってくる。
マシュマロも食べ終わり、
夜の空気は少しひんやりしてきた。
パチパチと薪が燃える音。
みんなまだ焚き火の周りに座っている。
その時、
高地「そろそろ寝る準備する?」
ジェシー「もう?」
慎太郎「まだ話せる」
樹「でも時間遅い」
風磨「明日もあるしな」
勝利「確かに」
聡「片付けもあるし」
寺西「テント行きますか」
原「寝る場所決めないと」
将生「そうだな」
篠塚「テント3人でしたよね」
〇〇「あ」
〇〇「そうだ!」
きょも笑う。
きょも「まだ決めてなかった」
樹「立てる班は決めたけど」
ジェシー「寝る班はまだ」
慎太郎「くじ?」
風磨「適当でいいだろ」
勝利「バランス見た方がいい」
高地「よし決めよう」
みんな椅子から少し前に出る。
高地「テントは5つ」
高地「3人ずつ」
樹「15人だからちょうど」
ジェシー「いい感じ」
慎太郎「誰とだろ」
〇〇も楽しそうに言う。
〇〇「誰かな!」
しゅうと「楽しみ」
高地が考える。
高地「じゃあ俺決める」
樹「任せた」
ジェシー「公平」
慎太郎「ドキドキ」
高地「じゃあまず」
テント①
高地
ジェシー
原
ジェシー「楽しそう」
原「よろしく」
高地「騒ぎそう」
みんな笑う。
高地「次」
テント②
樹
慎太郎
風磨
慎太郎「絶対うるさい」
樹「お前がな」
風磨笑う。
風磨「寝れない」
高地「次」
テント③
勝利
聡
寺西
勝利「平和」
聡「静かそう」
寺西「落ち着きますね」
高地「次」
テント④
きょも
将生
篠塚
きょも「よろしく」
将生「お願いします」
篠塚「楽しみです」
残り3人。
〇〇
北斗
しゅうと
高地「最後」
高地「テント⑤」
高地「〇〇」
高地「北斗」
高地「しゅうと」
一瞬
周りが少しざわつく。
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎「おー」
樹「なるほど」
ジェシー「いい組み合わせ」
風磨小さく笑う。
風磨「面白い」
勝利も笑う。
勝利「楽しそう」
〇〇は普通に笑う。
〇〇「よろしく!」
しゅうと「よろしく」
北斗「よろしく」
樹小声でジェシーに言う。
樹「北斗大丈夫?」
ジェシー「寝れるかな」
慎太郎笑う。
慎太郎「寝れないだろ」
焚き火の火が揺れる中、
それぞれのテントが決まる。
ーーーー
テント⑤。
メンバーは
〇〇
北斗
しゅうと
3人でテントの中へ入る。
ランタンの柔らかい光。
〇〇「思ったより広い!!」
しゅうと「3人いけるね」
北斗「寝袋ここ」
それぞれ寝袋を広げる。
並びは
入口側
しゅうと
真ん中
〇〇
奥
北斗
〇〇「今日楽しかった」
しゅうと「楽しかった」
北斗「疲れたけどな」
〇〇笑う。
〇〇「川落ちたしね」
しゅうと「びっくりした」
北斗「危なかった」
〇〇「でも冷たかっただけ」
しゅうと笑う。
しゅうと「魚捕まえようとしてた」
〇〇「できると思った」
北斗「無理だろ」
〇〇「今度はできる」
3人で少し笑う。
テントの外からは
他のテントの笑い声も聞こえる。
〇〇「花火も楽しかった」
しゅうと「ロケット花火すごかった」
北斗「慎太郎危なかった」
〇〇笑う。
〇〇「慎太郎らしい」
しゅうと「ほんと」
話はどんどん続く。
キャンプの話。
今日の出来事。
〇〇「そういえばさ」
〇〇「駅迷った話覚えてる?」
しゅうと「覚えてる」
〇〇「出口多すぎた」
しゅうと「3回同じとこ」
2人で笑う。
北斗は寝袋の中で
目を閉じている。
でも
話し声は止まらない。
〇〇「あとさ!」
しゅうと「うん?」
〇〇「この前の収録でね」
しゅうと「なに?」
北斗は目を開ける。
北斗「まだ話すの?」
〇〇「まだある」
しゅうと笑う。
しゅうと「〇〇話多い」
〇〇「だって楽しい」
時間はどんどん過ぎる。
外はもう深夜。
しゅうとが天井を見る。
しゅうと「…」
しゅうと「ねえ」
〇〇「なに?」
しゅうと起き上がる。
しゅうと「俺さ」
〇〇「うん」
しゅうと「このままだと寝れない」
〇〇「え?」
しゅうと笑う。
しゅうと「2人ずっと話してる」
〇〇「してない!」
北斗「してる」
しゅうと立ち上がる。
しゅうと「俺さ」
しゅうと「違うテント行く」
〇〇「え!?」
北斗も少し起き上がる。
北斗「どこ行くの?」
しゅうと「誰かのとこ」
〇〇「なんで!」
しゅうと笑う。
しゅうと「だって」
しゅうと「このままだと寝れない」
〇〇「そんなに?」
しゅうと「うん」
しゅうと「あと」
しゅうと少しニヤッとする。
しゅうと「2人で話したいでしょ」
〇〇「違う!」
北斗「違う」
しゅうと笑う。
しゅうと「じゃあ俺行くね」
〇〇「ほんとに?」
しゅうと「うん」
しゅうとは寝袋を持つ。
しゅうと「おやすみ」
テントのチャックを開ける。
〇〇「ちょっと!」
しゅうと「大丈夫」
しゅうと「どっか入れてもらう」
そして
外へ出ていく。
テントのチャックが閉まる音。
外へ出ていったしゅうとの足音が
少しずつ遠くなる。
テントの中は急に静かになる。
ランタンの小さい光だけ。
〇〇「…行っちゃった」
北斗「行ったな」
少し沈黙。
さっきまで賑やかだったのに
急に静かになってしまう。
〇〇寝袋の中でもぞもぞする。
〇〇「寝る?」
北斗「寝れる?」
〇〇「うーん」
〇〇「まだ眠くない!」
北斗少し笑う。
北斗「さっきまであんなに喋ってたのに」
〇〇「だって楽しかった」
北斗「それはわかる」
外から
別のテントの笑い声が聞こえる。
ジェシーの大きい声。
ジェシー「まじで!?」
慎太郎「やばいだろそれ!」
〇〇少し笑う。
〇〇「まだ起きてるね」
北斗「多分寝ない」
〇〇「ありそう」
また少し静かになる。
ランタンの光が揺れる。
〇〇天井を見る。
〇〇「今日さ」
北斗「うん」
〇〇「楽しかった」
北斗「そうだな」
〇〇「みんなでこういうの久しぶり」
北斗「確かに」
〇〇「またやりたい」
北斗「高地が喜ぶ」
〇〇「絶対w」
〇〇少し横を向く。
北斗の方を見る。
〇〇「北斗」
北斗「なに」
〇〇「今日ありがとう」
北斗「なにが」
〇〇「いっぱい」
北斗「ざっくりだな」
〇〇笑う。
〇〇「傘とか」
〇〇「キャンプとか」
〇〇「色々」
北斗少し黙る。
北斗「別に」
〇〇「優しいよね」
北斗「普通」
〇〇「最近特に」
北斗少し目を逸らす。
北斗「そう?」
〇〇「うん」
少し沈黙。
外の風の音。
〇〇ぽつりと言う。
〇〇「あのさ」
北斗「うん」
〇〇「人ってさ」
〇〇「失ってから気づくことあるよね」
北斗少しだけ〇〇を見る。
北斗「…あるな」
〇〇「私さ」
〇〇「最近ちょっと思うんだよね」
北斗「なにを」
〇〇「ちゃんと好きだったんだなって」
北斗何も言わない。廉のことだ。
〇〇「忙しくて」
〇〇「会えなくて」
〇〇「でも平気なふりして」
〇〇「本当は寂しかった」
静かな声。
北斗はただ聞いている。
〇〇「でも今さらだよね」
北斗「…」
〇〇少し笑う。
〇〇「ごめん」
北斗「なんで謝る」
〇〇「なんか暗い話」
北斗「いいよ」
北斗「話したいなら」
〇〇少し安心した顔をする。
〇〇「北斗ってさ」
北斗「うん」
〇〇「聞き上手だよね」
北斗「そうでもない」
〇〇「でも話しやすい」
北斗少し笑う。
北斗「それならよかった」
また少し沈黙。
〇〇が寝袋の中で丸くなる。
〇〇「でもさ」
北斗「うん」
〇〇「今日は楽しかったから」
〇〇「ちょっと元気!」
北斗「それならよかった」
〇〇「北斗も楽しかった?」
北斗「楽しかった」
〇〇「ほんと?」
北斗「うん」
〇〇「よかった」
〇〇少し目を閉じる。
〇〇「なんか」
〇〇「眠くなってきた」
北斗「やっと?」
〇〇「うん」
北斗「寝ろ」
〇〇「おやすみ」
北斗「おやすみ」
テントの中。
静かな時間。
少しして
〇〇の呼吸がゆっくりになる。
眠ったみたいだった。
北斗は天井を見る。
小さく息を吐く。
北斗「…」
北斗小さく呟く。
北斗「ほんと鈍いよな」
〇〇はもう寝ている。
北斗「ずっと好きなのに」
夜空の下。
テントの中で
北斗は静かに目を閉じた。
ーーーーーーーーー
☀️
朝。
キャンプ場にはまだ薄い霧がかかっている。
鳥の鳴き声と、川の流れる音。
テントの中。
北斗は先に目が覚める。
寝袋の中で目を開けると、
まだ静かな朝の空気。
横を見る。
真ん中の寝袋。
〇〇が丸くなって寝ている。
髪は少しぐちゃぐちゃ。
昨日の疲れなのか、ぐっすり眠っている。
北斗小さく息を吐く。
北斗「…」
そのまま少しだけ眺める。
北斗(心の中)
「よく寝てる」
すると
外から声。
慎太郎「朝だぞー!!」
ジェシー「起きろー!!」
ドンドンとどこかのテントを叩く音。
〇〇「んん…」
〇〇少し動く。
北斗「起きる?」
〇〇目を閉じたまま。
〇〇「まだ…」
北斗少し笑う。
北斗「慎太郎来るぞ」
〇〇「やだ…」
その瞬間
テントの外から声。
慎太郎「このテントまだ寝てる?」
ジェシー「開けるぞー!」
北斗「ちょっと待て」
テントのチャックが少し開く。
慎太郎「お、北斗起きてる」
ジェシー「〇〇は?」
北斗「寝てる」
慎太郎ニヤニヤする。
慎太郎「まじ?」
ジェシー「昨日遅かったもんな」
その声で
〇〇がゆっくり起きる。
〇〇「ん…?」
寝ぼけた顔。
慎太郎「おはよ!」
〇〇「…おはよ」
ジェシー笑う。
ジェシー「寝起き」
〇〇「今何時」
北斗「7時」
〇〇「早い…」
慎太郎「帰るぞ!」
〇〇少し起き上がる。
〇〇「帰る?」
慎太郎「そう!」
外から声が聞こえる。
風磨「そろそろ片付けるぞー!」
樹「帰る準備ー!」
きょも「もうそんな時間?」
4人はテントから外に出る。
外ではもう
風磨
勝利
高地
樹
きょも
慎太郎
ジェシー
原ちゃん
聡ちゃん
てら
しの
将生
しゅうと
みんな起きている。
風磨「おはよ」
〇〇「おはよ」
勝利「おはよう」
高地はもう荷物をまとめている。
高地「帰る準備しよ!」
樹「テント畳むぞー」
慎太郎「よし!」
キャンプ場は一気にバタバタし始める。
ペグを抜く人。
テントを外す人。
荷物をまとめる人。
ジェシー「これ固い!」
慎太郎「貸して!」
樹「力技やめろ」
きょも「ここ押さえる?」
〇〇はテントの布を畳もうとする。
〇〇「これどうやるの」
北斗「そっち持って」
〇〇「こう?」
北斗「違う」
〇〇「難しい」
北斗「キャンプ向いてない」
〇〇笑う。
〇〇「料理もできないしね」
北斗「知ってる」
しゅうと「〇〇ずれてる」
〇〇「あ!」
3人で直す。
高地「いい感じ!」
少しずつ
テントがなくなっていく。
昨日まであったキャンプの景色が
少しずつ元に戻る。
最後の荷物を車へ。
風磨「忘れ物ない?」
勝利「大丈夫」
樹「全部乗った」
慎太郎「帰るかー」
ジェシー「早いな」
原「一瞬だった」
寺西「またやりたい」
篠塚「楽しかった」
将生「ほんと」
高地「また絶対やろう!」
〇〇「やろう!」
風磨「次はもっとゆっくり」
慎太郎「2泊」
ジェシー「賛成」
みんな笑う。
それぞれ車のところへ向かう。
帰りはそれぞれの車。
〇〇は少し空を見上げる。
〇〇「いい天気」
北斗隣に来る。
北斗「ほんとだな」
〇〇「楽しかった」
北斗「うん」
少し沈黙。
〇〇「またこういうのやろうね」
北斗「やろう」
〇〇笑う。
〇〇「じゃあまた」
北斗「またな」
〇〇はtimeleszの車へ向かう。
北斗はSixTONESの車へ。
車のドアが閉まる。
エンジン音。
それぞれの車が
キャンプ場をゆっくり出ていく。
楽しかった時間の余韻を残して。
そして
北斗は車の窓から
少し前を走る〇〇の車を見る。
北斗(心の中)
「やっぱり好きだな」
キャンプの朝は終わり、
みんなそれぞれの仕事の日常へ戻っていった。
ーーーーーーーーー
SixTONESの車。
運転は
髙地。
助手席に
ジェシー。
後ろの席。
左に
田中樹。
真ん中に
北斗。
右に
慎太郎。
一番後ろの席に
きょも。
しばらく車内は静か。
慎太郎「…」
慎太郎ニヤニヤ。
樹もニヤニヤ。
ジェシーはバックミラーを見る。
ジェシー「北斗」
北斗「なに」
ジェシー「どうだった?」
北斗「なにが」
慎太郎「全部」
樹「キャンプ」
きょも後ろから。
きょも「〇〇」
北斗「普通のキャンプ」
樹「嘘つけ」
慎太郎笑う。
慎太郎「めっちゃ近かったじゃん」
北斗「そうか?」
ジェシー「テント同じ」
きょも「夜ずっと喋ってたし」
北斗「聞こえてたのか」
慎太郎「丸聞こえ」
樹「テント薄いからな」
高地運転しながら笑う。
高地「楽しそうだったよ」
北斗「普通に話しただけ」
樹「普通じゃない」
慎太郎「〇〇めっちゃ北斗に話してた」
北斗「そうか?」
ジェシー「そう」
きょも「かなり」
北斗少し黙る。
樹「どうなんだよ」
北斗「なにが」
樹「進展」
北斗「ない」
慎太郎「まじかよ」
ジェシー「まだか」
きょも「まあ〇〇だし」
高地「天然だからね」
樹「でもさ」
慎太郎「昨日さ」
慎太郎、身を乗り出す。
慎太郎「川で〇〇落ちた時」
慎太郎「北斗一番焦ってた」
ジェシー笑う。
ジェシー「顔やばかった」
北斗「別に」
樹「いややばかった」
きょも「すぐ立ったしね」
北斗「当たり前だろ」
慎太郎「ほら」
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎「好きじゃん」
車の中
一瞬静かになる。
北斗窓を見る。
樹少し笑う。
樹「まあ俺ら全員知ってるけど」
ジェシー「だいぶ前から」
きょも「〇〇が廉と付き合う前からだよね」
高地「そうだね」
慎太郎「長いよな」
北斗小さく息を吐く。
北斗「…長いな」
樹「どうすんの」
北斗「なにが」
樹「これから」
北斗少し考える。
車の窓の外を見る。
山道の先。
遠くに街が見え始める。
北斗「…別に」
慎太郎「またそれ」
北斗少し笑う。
北斗「焦らない」
ジェシー「お」
きょも「珍しい」
北斗「今のままでいい」
樹「ふーん」
慎太郎「余裕じゃん」
北斗「余裕じゃない」
少しだけ間。
北斗「でも」
ジェシー「でも?」
北斗「昨日」
北斗少し笑う。
北斗「楽しかった」
慎太郎「それな!」
ジェシー「またやろう!」
高地「絶対やろう!」
樹「次は2泊」
きょも「賛成」
車の中に笑い声が広がる。
そして
北斗は窓の外を見る。
少し前を走る車。
timeleszの車。
北斗(心の中)
「少しずつでいい」
車は東京へ向かって走っていく。
ーーーーーーーーーーーーー
キャンプの日から1週間経ち、
夜。
都内。
仕事終わり。
風磨のスマホ。
グループLINE。
風磨
「今日夜空いてるやついる?」
少しして返信が来る。
樹
「空いてる」
慎太郎
「俺も」
きょも
「行けるよ」
北斗
「行ける」
原
「俺も空いてる」
しゅうと
「俺も行く」
少しして
〇〇
「行く」
風磨
「じゃあ焼肉な」
樹
「決まり早い」
慎太郎
「最高」
〇〇
「肉!!!」
きょも
「テンション高い」
風磨
「22時に渋谷集合」
樹
「了解」
慎太郎
「腹空かせとく」
北斗はスマホを見ながら少しだけ笑う。
北斗(〇〇来るんだ)
そのままスマホをポケットに入れる。
―――
22時。
渋谷。
焼肉店の前。
先に来ていたのは
風磨と樹。
風磨「寒いな」
樹「夜だしな」
その時
遠くから声。
慎太郎「おーい!」
慎太郎が手を振りながら歩いてくる。
慎太郎「腹減った!」
風磨「それしか言わねぇな」
樹「焼肉だからな」
その後ろから
きょもも歩いてくる。
きょも「お疲れ」
風磨「お疲れ」
樹「あと誰だ」
慎太郎スマホを見る。
慎太郎「北斗もうすぐ」
その時
後ろから声。
北斗「いる」
振り返ると
北斗が歩いてくる。
樹「いた」
風磨「あとtimelesz組だな」
すると
遠くから
〇〇の声。
〇〇「風磨ー!」
全員振り返る。
〇〇が小走りで来る。
その後ろに
原としゅうと。
〇〇「お疲れー!」
慎太郎「おー!」
きょも「お疲れ」
樹「元気だな」
原「こんばんは」
しゅうと「お疲れー」
風磨「揃ったな」
〇〇は店の看板を見る。
〇〇「焼肉!!」
慎太郎「またそれ」
きょも笑う。
きょも「肉大好きだもんね」
〇〇「うん!!」
樹「子供」
〇〇「違う!」
原「完全に肉目的じゃん」
しゅうと「さっきから肉しか言ってない」
〇〇「だって焼肉だよ?」
風磨「まあ間違ってない」
みんな少し笑う。
北斗は少し後ろからその様子を見る。
〇〇は原ちゃんとしゅうとと話しながら笑っている。
慎太郎それを見る。
慎太郎小声。
慎太郎「北斗」
北斗「なに」
慎太郎「今日チャンスじゃん」
北斗「違う」
樹笑う。
樹「いやチャンスだろ」
北斗「黙れ」
風磨が店のドアを開ける。
風磨「入るぞ」
〇〇「はーい」
店員
「いらっしゃいませ」
個室へ案内される。
広いテーブル。
席は自然にバラバラに座る。
左側
風磨
しゅうと
〇〇
慎太郎
右側
原
きょも
北斗
樹
〇〇はメニューを見る。
〇〇「カルビ!」
慎太郎「早い」
きょも笑う。
きょも「まだ注文してない」
原「肉しか見てないじゃん」
しゅうと「野菜ゼロ」
〇〇「トマト食べる」
樹笑う。
樹「トマトだけは食う」
風磨メニューを閉じる。
風磨「じゃあ適当に頼むぞ」
慎太郎「全部いこう」
原「いいね」
しゅうと「腹減った」
北斗は席に座りながら
向かいの〇〇を見る。
〇〇はメニューを真剣に見ている。
〇〇「カルビ絶対」
慎太郎「まだ言う」
みんな笑う。
焼肉の夜が
これから始まる。
ーーー
個室。
テーブルの上にはすでに肉が並んでいる。
店員
「ご注文のカルビ、タン、ハラミです」
〇〇「きた!」
慎太郎「テンション上がりすぎ」
樹「完全に子供」
原「肉見た瞬間だな」
しゅうと笑う。
しゅうと「さっきからずっと肉の話してる」
風磨がトングを持つ。
風磨「じゃあ焼くぞ」
ジュウウウ。
肉の焼ける音。
いい匂いが広がる。
〇〇身を乗り出す。
〇〇「まだ?」
慎太郎「早い」
きょも笑う。
きょも「焼けるまで待って」
樹「絶対フライングするだろ」
〇〇「しない」
原「怪しい」
しゅうと「顔が待ててない」
みんな笑う。
風磨「はい焼けた」
皿に乗せる。
〇〇すぐ取る。
〇〇「いただきます」
一口。
〇〇「美味しい!!」
慎太郎「リアクション大きい」
樹「幸せそう」
きょも「良かったね」
〇〇「焼肉最高」
みんな食べ始める。
しばらくして
慎太郎がニヤニヤする。
慎太郎「そういえばさ」
樹「なに」
慎太郎「キャンプの時さ」
慎太郎〇〇を見る。
慎太郎「川で落ちたよな」
〇〇「落ちてない」
樹「落ちた」
きょも「落ちてた」
原「びしょ濡れだった」
しゅうと笑う。
しゅうと「完全に落ちてた」
〇〇「違うって」
慎太郎「でさ」
慎太郎「助けたの誰だっけ」
一瞬。
全員
北斗を見る。
北斗「…」
〇〇「あ」
〇〇北斗を見る。
〇〇「北斗」
慎太郎「そう北斗」
樹ニヤニヤ。
樹「ヒーロー」
北斗「違う」
風磨笑う。
風磨「普通に助けてたな」
〇〇少し思い出す。
〇〇「そうだ」
〇〇「ありがとう」
北斗「別に」
〇〇「でもあの時寒かった」
きょも「びしょ濡れだったもんね」
原「タオル探してたし」
しゅうと「俺も濡れた」
慎太郎笑う。
慎太郎「でさ」
慎太郎ニヤニヤしながら言う。
慎太郎「北斗めっちゃ焦ってたよな」
北斗「焦ってない」
樹「焦ってた」
風磨「走ってた」
きょも笑う。
きょも「確かに」
〇〇少し笑う。
〇〇「優しいじゃん」
北斗少し目をそらす。
北斗「普通」
ーーーー
みんな普通に話していたはずなのに
気づいたら
恋バナになっていた。
慎太郎「てかさ」
慎太郎肉を食べながら言う。
慎太郎「最近恋愛してるやついる?」
樹「急だな」
きょも笑う。
きょも「ほんと急」
原「恋バナじゃん」
しゅうと「始まった」
風磨腕を組む。
風磨「いいじゃん」
〇〇「えー」
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎「じゃあ〇〇」
〇〇「なんで!」
樹「主役だから」
〇〇「主役じゃない!」
きょも笑う。
きょも「でも聞きたい」
原「確かに」
しゅうと「気になる」
〇〇少し考える。
〇〇「いないよ」
慎太郎「ほんと?」
〇〇「ほんと」
樹「気になる人は?」
〇〇「いない」
風磨ニヤニヤ。
風磨「ほんとかー?」
〇〇「ほんとだって!」
慎太郎笑う。
慎太郎「じゃあ付き合うならどんな人?」
〇〇「えー…」
少し考える。
〇〇「優しい人」
きょも「いいね」
〇〇「あと一緒にいて楽な人」
原「それ大事」
しゅうと「確かに」
〇〇「あと」
〇〇「面白い人」
慎太郎すぐ言う。
慎太郎「北斗じゃん」
北斗「違う」
〇〇笑う。
〇〇「北斗面白くない」
一瞬。
SixTONES
爆笑。
樹「それはそう!」
慎太郎「真顔だもんな!」
きょも「ずっとクール」
北斗「おい」
原としゅうとも笑う。
原「確かにクールだよね」
しゅうと「普段静かだもんね」
北斗少しだけ照れる。
SixTONESといるときは普通に話すけど
それ以外だと
人見知りになる。
慎太郎笑いながら言う。
慎太郎「こいつ身内だとふざけるけど」
慎太郎「外だと静かだから」
樹「急に大人しくなる」
きょも笑う。
きょも「確かに」
〇〇北斗を見る。
〇〇「だよね!」
北斗少し肩をすくめる。
北斗「普通」
樹すぐ言う。
樹「普通じゃない」
慎太郎「めっちゃ人見知り」
きょも「慣れると喋るけどね」
原笑う。
原「そうなんだ」
しゅうと「意外」
風磨ニヤニヤ。
風磨「まあでも」
風磨、〇〇を見る。
風磨「〇〇とは普通に喋るよな」
一瞬。
テーブルが少し静かになる。
〇〇「え?」
慎太郎笑う。
慎太郎「確かに」
樹「普通に話してる」
きょも小さく笑う。
きょも「珍しい」
北斗少し水を飲む。
北斗「別に」
〇〇少し笑う。
〇〇「じゃあ慣れてるんだ」
北斗少しだけ視線を外す。
北斗「まあ」
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎小声で樹に言う。
慎太郎「慣れてるどころじゃない」
樹小声。
樹「好きだからな」
きょも小さく笑う。
〇〇は
全く気づいていない。
〇〇「あと」
〇〇「明るい人!」
慎太郎「おー」
〇〇「ちょっとチャラい感じの人」
樹「チャラい?」
〇〇「うん」
しゅうと笑う。
しゅうと「意外」
原「確かに」
風磨ニヤニヤ。
風磨「チャラ男好きなんだ」
〇〇「別にチャラ男ってわけじゃないけど」
〇〇「明るい人」
きょも笑う。
きょも「北斗じゃないね」
樹「確かに!」
慎太郎「真逆!」
北斗「おい!」
〇〇も笑う。
〇〇「北斗は人が多いところでは静か」
慎太郎「クール系」
樹「ずっと真顔」
北斗「真顔じゃない」
原笑う。
原「確かに落ち着いてるよね」
しゅうと「大人っぽい」
〇〇まだ話す。
〇〇「あと」
〇〇「子供好きな人」
きょも「いいね」
風磨「なんで?」
〇〇「なんか優しそうだから」
樹「なるほど」
慎太郎ニヤニヤ。
慎太郎「まとめると」
慎太郎「明るくて」
慎太郎「ちょっとチャラくて」
慎太郎「子供好き」
慎太郎「優しい人」
〇〇「そう」
慎太郎急に
北斗を見る。
慎太郎「北斗真逆」
樹爆笑。
樹「完全に真逆」
きょも笑う。
きょも「真逆だね」
北斗水を飲む。
北斗「別に」
〇〇笑う。
〇〇「北斗はクール系」
慎太郎「だな」
そして
〇〇がふと
風磨を見る。
〇〇「でもさ」
風磨「ん?」
〇〇「こういう感じ」
〇〇風磨を指さす。
〇〇「この人みたいな感じ」
一瞬。
樹吹き出す。
慎太郎「風磨!?」
きょも笑う。
きょも「そっち系か」
風磨腕組む。
風磨「俺?」
〇〇「うん」
〇〇「明るいじゃん」
〇〇「ちょっとチャラいし」
原笑う。
原「確かに」
しゅうと「納得」
樹「わかる」
慎太郎「めっちゃわかる」
北斗は
一瞬
固まる。
風磨ニヤニヤ。
風磨「俺タイプなの?」
〇〇すぐ首振る。
〇〇「いや違う」
樹「違うのかよ」
〇〇笑う。
〇〇「恋愛対象じゃないけど」
〇〇「こういう系が好き」
慎太郎爆笑。
慎太郎「風磨系!」
きょも笑う。
きょも「ジャンルが風磨」
原「新しい分類」
しゅうと「風磨タイプ」
樹肩を叩く。
樹「北斗終わったな」
慎太郎小声。
慎太郎「完全に真逆」
きょも小声。
きょも「ドンマイ」
北斗は
黙って肉を食べる。
でも
少しだけ
〇〇を見る。
〇〇は
楽しそうに笑っている。
まだ
全く気づいていない。
北斗が
ずっと好きだったことを。
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