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*七夕はほとんど無関係
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side wki
「七夕って何する日なんだろ」
夕食を食べ終わりソファでくつろいでいる時ふと疑問に思ったことを口に出す。
「わかんない。短冊書いて星見る日?」
「でも短冊って学校とかだと大抵1週間ぐらい前からみんな書いてない?」
「たしかに」
「でもクリスマスみたいなイメージも無いし」
「…たしか織姫と彦星が一年に一回会える日だよね」
元貴は口先をとがらせて視線を上に向け七夕について思い出しているようだ
“一年に一回”
そのワードを聞いて自分の中の七夕の正解が決まった。
離れ離れの恋人同士が一年ぶりに再会してする事なんて一つしかない
隣で俺に寄りかかって寛いでいる元貴の肩をソファに押しつける。
「…ちょ、なに」
「織姫と彦星も今頃お楽しみだと思うんだよね、一緒に”お楽しみ”するのが七夕の正解なんだよ……多分。」
「そんな言い伝えがあってたまるか…っ!ちょ、脱がすなって、!っん、ぁ…んぅ」
不満ばかり漏らす口を塞ぎ舌を吸い絡めとるとすぐに甘い声に変わる
両耳を手のひらで包み込み上顎を舌でなぞると抵抗していた手足から力が抜けていく。
薄く開いた瞳はぼーっと焦点が定まっていない。
再び深く口付けるとぎゅっと服の裾を掴み気持ち良さそうな声を漏らし、時折びくっと体を震わせる。
「っん、ふ…ぅ…っあ、んんっ…」
Tシャツの中に指先を滑らせ小さな突起に触れ、 くりくりと指で優しく捏ねると逃げるように身体をよじる。
シャツをたくし上げ胸を露出すると、かわいらしいその突起に顔を寄せゆっくりと舐る。
「っぁ、はっ…ん、ゃ…ん」
ちろちろと舌先で舐め、吸い付き、 甘噛みすると、いやらしく身体をくねらせ俺の頭を抱え込み押しつけるような動作を見せる。
ちらりと下を見ると、 太ももをもじもじと擦り合わせている中心には既に膨らみが見えた。
「…っは、ん…ぅ……っあぁ…! 」
喘ぎ声と共にビクリと一度大きく体が硬直すると一気に脱力した。
恍惚とした表情を浮かべ、上気した頬と薄く開いた唇の端から伝う蜜が艶かしい。
下着の中に手を滑らせると先走りと精液が混ざり合い濡れそぼっていた。
「ここだけでイけたね」
「っんぁ、ゃ…」
指先で胸の突起をはじくと恥ずかしそうに身をよじる。
下を脱がせ、中心を優しく握り上下に扱くと再び熱を持ち始める。
首をもたげ、先走りが滲んできたところで手を離す。
「元貴、俺のもシて」
ソファに体を預け、大きくなっている自身のものを露出する。
元貴はソファから降りると脚の間に座り込み、上目遣いでこちらを見上げる。
両手で握りこみ上下に動かすと、ゆっくり口を近づけ先っぽにちゅっとキスをされる。
そのまま口を開け包み込むようにゆっくり咥え込む。
かわいらしい形をした唇とグロテスクなもののコントラストに背徳感が増し一層いやらしく見える。
「…ぅ…んっ…ん、ぐ…」
だらだらと涎を垂らしながら瞳を潤ませて苦しそうに奥まで咥え込む。
じゅぷじゅぷといやらしい音を立てながらゆっくりと頭を上下させる。
「っん…ん…んぅ…っん」
時折喉の奥でぎゅっと締めつけられると、大切な喉をこんなことに使わせている罪悪感にひどく興奮する。
「っ、イきそ、離して元貴、」
流石に大切な喉の奥に出すわけにはいかない。
そう思い声をかけるがなかなか離れてくれず焦る。
それどころか上下する動きの速度が上がる。
「…っ?元貴、ほんとに離して…!」
引き剥がそうと肩を押すと、離れまいというように腕を腰に巻き付けホールドされる。
「ぁ、っやば…イくっ…!」
「…ん”っ んん」
一番奥まで咥え込んだところで達してしまった。
元貴はぎゅっと目を瞑り喉の奥に注ぎ込まれる精液を必死に飲み込んでいる。
ようやく口を離されるとごほごほとむせている元貴にテーブルに置いてあった水を手渡す。
「なにしてんの、マジで…!」
一口水を飲むと
「…焦った?」
と火照った顔でにやりと悪戯っぽく笑う
「当たり前じゃん…」
俺がそう答えると、元貴は首筋に唇を寄せちゅっとリップ音を鳴らす。
「…でも興奮したでしょ?」
耳元で囁かれ顔が熱くなるのが分かり思わず手で覆い隠す。
そんな様子を見てけらけらと笑う元貴に敵わないと思いながらひと泡吹かせてやろうとソファに押し倒した。
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「ゆうべはおたのしみでしたね」
終