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ソファに押し倒しじっと瞳を見つめると居心地が悪そうに目をそらす。
「…なんかさっきから余裕そうだけど…そろそろこっちにも欲しいんじゃない?」
「……っ!…そんなこと…な、ぃ 」
後孔にするりと指を這わせながら挑発的に言うと、ごにょごにょと口ごもる。
「嘘でしょ、口でしてる時腰揺れてたよ」
「…気のせい」
「…これ欲しいでしょ?」
そう言いながら白く滑らかな太ももに勃ち上がったモノを擦り付ける。
ごくりと喉仏が上下するのが見えた。
元貴のモノを掴み、ゆるゆると扱くと小さく吐息を漏らす。
そのまま何も言わず緩い刺激を与え続け、下腹部をぐりぐりと指で揺らすように刺激すると耐えかねた元貴がそっぽを向きながら口を開いた。
「…っほしいから、…はやくして」
「…なに?」
あごを掴み無理やり目線を合わせ聞き返す。
顔を真っ赤に染め上目遣いのまま唇が動く
「も、我慢できないから…ぇ…っちしたい 」
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side mtk
「っぁ、あっ…あぁっ…あっ 」
自分の艶かしい声が部屋に響き、耳を塞ぎたくなる。
先ほどまでソファに押し倒されて後ろを解されていた。
指が抜かれいよいよ若井のモノが挿入されるかと思えば、急に上に乗るように言われた。
「今日、攻めるの楽しそうだったからそういう気分なのかなって」
茶化すように言うと、ソファに座った若井の膝をまたいで座るように誘導される。
とろとろに解されたそこに硬くなったものがあてがわれる。
「自分で挿れていいよ」
そう言われ、戸惑いながらも若井の肩に手を置きもう片方の手で後ろ手に若井のモノを掴み支えると、ゆっくり腰を落としていく。
「…ん、ふっ…んん…」
大きい。自分で入れると普段よりゆっくりな分形がよく分かってしまう。
「ぁ、も、はいった…ぁ?」
「あと3分の1くらい残ってる」
少し入れてはゆるゆると腰を上下して馴染ますのを繰り返し、かれこれ10分ほどかけたがここで止まっている。
「…っも、むり」
「いけるって、…手伝ってほしい?」
「……て…つだって」
その言葉を受け取ると若井は僕の腰をしっかり掴み、下へ引っ張るように力を加えると同時に思い切り突き上げてきた。
「あ”っ…!?ぅ、あ…!あ、ぁ…」
その瞬間自身から白濁が飛び若井の腹部を汚した。
腹筋が何度もビクンッと動きナカが痙攣する。
有難いことに若井は一度突き上げたきり動かない。
「ふ、ぁ…ん…はっぁ…は…んぅ、 」
若井の体にもたれかかり呼吸を整えていると、顔を上げられキスが降ってくる。
「…落ち着いた?」
「ぁ、一応…だいじょうぶ…」
「そっか、じゃあ動いてみて」
先程見てるだけで動かなかったのは僕が自分で動いているところが見たかっただけらしい。
こうなってしまえば嫌だと文句を言ったところで全く意味をなさないだろう。
早々に諦め腰を前後に動かし始める。
半ばヤケクソで良いところに当たるように必死で腰を振る。
「…前側のところ好きだよね、いつもそこ狙って突くと可愛い声出してる」
「んっ、あ…ん…きもちっ…ん…はっ…っ!」
「ん”…も、ぃく、いっちゃう…ん っっ!!」
ぎゅうっと若井の服を握りしめながらビクビクと体が跳ね、何も出さずにイってしまった。
「はっ…はぁ……ぁッ! 」
腰を止め休んでいると軽く下から突き上げられた。
「休んじゃダメだよ、動いて」
耳元で囁かれるとゾクゾクと感じてしまう。
その間も緩く突き上げてくる。
「っぁ…はっ…ぅ、ごくから…それ、やめて…っ」
「りょーかい」
緩い突き上げが止まると、上下に抜き差しする。
肌と肌がぶつかる水気のある音がいやらしく耳に響き興奮を煽る。
「っぁ、あっ…あぁっ…あっ 」
自ら腰を上げ、抜けそうな所で力を抜くと自重で再び咥え込む。
奥まで到達する度にズンっと甘い痺れが腰に響き、勝手に声が漏れてしまう。
何度も何度も繰り返すうちに下半身に力が入らなくなり、じきに動けなくなってしまった。
「ぁっ…は…ぁ…あ……っぁ…だ…め…っ 」
小刻みに体が震え、ずっと絶頂を迎えているかのような感覚で体が燃えるように熱い。
その感覚に必死に耐えているとしばらく黙ってされるがままだった若井が口を開いた。
「そろそろバトンタッチしようね」
若井はそう言うと僕の腰をしっかりと持ち、勢いよく腰を打ち付けた。
「う”……ぁっ!!…あッ…!!!」
その瞬間思い切り仰け反り天を仰ぐと、自身のモノから透明な液体がプシッと勢いよく吹き出した。
「あ”…っ!ゃ…ぁっ!…ぃや…だぁ……はーーっ、はっ…も、とめっ…て……ッとめてぇ…!!!」
泣きながら懇願するもかえって逆効果なようでナカのものが硬度を増した。
「ぁ、また…っぃく…いっちゃう”…や、もう…っイきたくな…っ…ッ!」
悲鳴に近い声を上げながら何度も絶頂に引き上げられる。
「…っかわいい、ラストスパートだからもうちょっと頑張って」
耳元から聞こえて来る声に体が勝手に反応してきゅんきゅんと締めつけてしまう。
「ぁ”…!あっ、ぁ…ぃく…も、わかんな…いぃ…!!」
いつイっているのか、もはや自分でもよく分からない。
「あぁ…っ!あ”ーっ…あッ…! 」
「ん、イく…元貴…愛してる…っ!」
「…ッ!あ”っっ!!……ん”ん…ッ」
愛の言葉と共に奥を一突きされるとひときわ大きく体が跳ね、まるで突き落とされたかのような深い絶頂に意識が遠のく。
「あ、ぃしてる」
薄れゆく意識の中、精一杯の愛の言葉を返した。
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7月8日 朝10:00
今日も変わらず仕事仕事仕事。
会議室のドアを開けると藤澤の姿を確認した。
「…おはよ」
普段より”少し掠れた声”で挨拶をすると
藤澤は一瞬驚いたような顔をしてにこりと笑う
少し意地悪な表情をしたかと思うと口を開いた。
「ゆうべはおたのしみでしたね」
終
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*知らない方のための補足
「ゆうべはおたのしみでしたね」は某RPGゲームの有名な台詞です。
主人公がお姫様を救出後一緒に宿屋に宿泊すると翌朝、宿屋の主人がからかうように言ってきます。