これで全て終わりだ
だから、兄弟。
俺の事を忘れろ
第12話 もう、もどれないから
俺は今ビルの屋上にいる
あっくんが死んだあのビルに
武道「、、、これで全部終わりだ。マイ、イザ、シン、エマ、、、。」
ありがとう_
それから俺は、、、
垂直落下した
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(真一郎目線)
今日は兄が帰ってこない
俺は兄が好きだったけど、怒られてそんな感情は全て消えうせた
マイ「真にぃ、武道かえってこんね」
エマ「武にぃ、何かあったのかな、、、」
イザ「あんなやつ、、、」
、、、
思えば兄はマイキーとイザナと仲良くしようとしていたが、2人は拒絶。俺も抵抗があった
死んだはずの兄は性格が別になり、生き返った。俺たちにとってそれがどれだけ幸せだったか
その幸せをぶち壊したのは、、、
俺たちだ
性格が違う兄なんて!と拒絶した
兄は顔には出さなかったけど
「大好きなあの人」という作文を書いた
本当は腹違いの兄なんて描きたくなかった
本当ははマイキーとイザナのことを書きたかった
なのにあいつの事を書いた
なんでだろうと、考えては見たけどわからない
それにしても兄の帰りが遅すぎる
心配なので、電話をかけた
すると兄はワンコールで出た
武道『、、、あ、、しん、、い、ちろ、、うか』
兄はとぎれとぎれの掠れた声で俺の名を呼んだ
シン「うん、そうだけど、、、。何処にいるの?」
武道『俺、、か?俺は、、、もう、家に戻らない、安心しろ、俺は今から、、、』
その声と同時に車の音が聞こえた
シン「え、、、、?」
よく聞き取れなかった
分からなかった
武道『、、、じゃぁな、、真一郎』
その言葉だけききとれた
それからビュンって音がして、兄の声は聞こえなくなった
シン『、、、、』
何かあったのか、そう思って家を飛び出した
シン「っ、、、、!!!」
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
走った
ビルに着いた
そこには人が大勢いた
シン「すみませ、ん!とうしてくださ、い」
、、、そこには死体があった
死体と言うにはおぞましい何か。
俺は血の気が引いた
けど、、、
これは兄なのか、、、?と疑問にすら思った
だが、死体は動きだした
???「、、、なんで、いきてるんだ」
そういう死体。死体の声は聞き覚えがあった
兄だ
兄はビルの最上階から飛び降りたのだ
ちょうど、警察と消防とと集まっていて、それでクッションがあり、助かったようだ
兄、タケミチはこう言う
武道「、、、原作の通りにしなきゃ、原作のとおり俺が死なないとあいつらは幸せになんてなれない、俺が奪ってしまう、だから死ぬんだ、死なないといけない、おれは、おれ、、は、、」
そう言って兄は倒れた。生きながらえはとはいえ、大量の血が出ていたから
救急搬送されたんだ。
兄は生きのびたが、死ぬことを諦めなかった
精神科という病院に兄を連れていったのは言わなくてもわかるだろう
兄はストレスで精神病が発病し、患っていた
なのに嫌な顔せず俺たちの学費、食費を払ってくれたのだ。
俺は、、こんな兄が、、こんないい兄を軽蔑し、拒絶し、嫌い、、、、
俺は俺が恥ずかしかった。
、、、兄とは仲良くなれたらな、そんな希望のような絶望のような感情が芽生えたのだった
コメント
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普通に泣ける