shkbr
添い寝
1日がもうすぐ終わろうとしている時間
やるべきことを全部済ませ、もうあと寝るだけになった
いつもは別々で寝てたけど、今日はなんだか一緒に寝たい気分だ
「ねぇ、シャークん」
編集を終え、パソコンを閉じている彼に声をかけた
そうするとこっちを向き
「ん?どうした?」
と優しく返してくる
一緒に寝ようなんて言ったことがないから
上手く言葉が出てこない
「ぁ、……えっ……と…」
顔が熱い
でも言わなきゃ
ただ一緒に寝るだけなんだから
「……w」
「なにwシたいの?w」
「っちがう、!!」
いや、違うと言えば嘘になるかもしれない
だけど今はただ一緒に寝たいだけなんだ
「ぇ……と、…今日…一緒に寝たいな…って、…」
「どう……かな、?」
よく言ったぞ僕偉い
彼が何も言わないから無言の時間が続く
怖くて顔が見れないよ、、
でもずっとこのままは嫌だった
顔を上げてみるとそこには…
「っ、…はぁ…w」
頭を抱え少し頬を赤らめる大好きな彼がいた
「かわいすぎ…w」
緊張したのに、ずっと笑ってる
むう、、がんばったのに、、、
「っで、!どうなの…!」
「当たり前だろ、ほらベッド行くぞ」
“ベッド”という言葉に妙に反応してしまう
全部シャークんのせいなんだけどね!!!!
「ほら、おいで」
先にベッドに入り、僕の寝るスペースを作ってぽんぽん、と布団を叩く
まるきり子供扱いされてるけど、、まぁいいや
「……ん、わっ、!」
入ろうとした瞬間手を引っ張られた
「ははwぶるーくあったか、w」
「これは熱いのが正しいかな?w」
「うっ、うるさい……!」
体が熱い、心臓の音がうるさい
ただ一緒に寝るだけなのに……!!!
「……w」
「ぶるーく心臓の音うるさいんだけどw」
「しっ仕方ないでしょ!!緊張するんだから…」
逆になんで緊張しないのかわからない
おかしい!!おかしいよぉおおぉおお!!!
「……じゃ、こっち向いて?」
「え、……?」
なに、なにされるの怖いよ
もぞもぞとしながらシャークんの方への向き直る
「ぎゅーっ……」
僕より小さい体が、僕の体を包む
すごく暖かくて、規則正しい心音が聞こえてくる
暖かさと生きている音で安心していると
心音に沿ってとん、とんと背中を叩く音が聞こえる
「…ん……」
彼は何も喋らず、ただひたすらにとん、とんと僕の背中を叩く
こんな安心感に包まれたの初めてだ
体験したことない安心感で酷い眠気に襲われる
「スーッ…スーッ」
「…おやすみ、ぶるーく」
彼の唇が触れたことに気づかないまま
彼の腕の中で眠ってしまった
コメント
6件
好きです、好きです...