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私はいつの間にか寝ていた。

ここはどこなの?何が起きていたの?

状況が理解出来ない。

そんな美奈に気色悪い話し方の男性が声をかける。

『あ、美奈ちゃん起きた~?♡』

私は驚く。何故かその男性は私の名を知っていたのだから。私はその問いには答えず立ち上がれないことを言った。その男性はすぐに手を出してくれたのがわかった。

『白杖で人の手を突く人初めて見たw』

さっきとは違う声の人。ここには男の人しかいないの?疑問に思いながらも私は男性に頭を下げた。その時、頬に暖かいものが当たる。

『ほらよ、コーヒーなんかで良かったか?』

『ありがとうございます』

御礼を言い、一口で飲み干す。

私はしばらくの間、差し入れを持ってきてくれた人と話していた。話し終わった後に気づいたことだ。

肌身離さず持ち歩いていた白杖がない。

とても焦った。それがないと家に帰れない…!!だけどここに来るまで気を失っていた私がどうやって帰るのか。焦っていた私に気づいた男性は声をかけた。

『どうした?トイレにでも行きたいのか?』

全然違う。用を足すのでは無い。白杖がないの。だけど声が枯れて上手く話せない。男は怖くて上手く話せないと思ったのか、自分の名前を教えてくれた。どうやらその人は【鶴蝶】というらしい。

だけど今はそれどころじゃない。白杖がない。まともに話せるようになった今、私はそれを伝えた。そしたら頭の中が真っ白になった。鶴蝶さんに伝えられたことはたった一言。

『連れてくる奴らが踏んでしまい、折ってしまった』

私にとっては白杖は命と同じ。大袈裟だと思うけど、私にとっては大切な命綱なんだ。私はどうすればいいの?ずっと座り、頭の中を整理することにした。

目が不自由な私は恋をした

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