注意⚠️
mmmrの二次創作
ご本人様に関係ありません
主人公⋯rir-様
cp表現なし(恋愛的な)
全員仲良い
全員同居のシェアハウス設定
最初不穏な雰囲気あり
キャラ崩壊あり(大分)
それでも良い方はお進み下さい。
──────rir-様視点──────
「すぅ…はぁ…。」
そう深く息を吸い、吐く。今現在、私は鏡の前でやや憂鬱な気分で肩を落とす。私が卒業する、という報告をしたのがついさっきのような気もするほど、月日はあっという間にたっている。その間、みんなから私への態度は少し冷たいようにも感じる。
今までならば、私が食材を買ってきていたのにいいよいいよ。と、言って私の仕事はみんなに奪われていく。みんななりの気遣いかもしれないが、私にとっては窮屈でしか無かった。頼られない、というのは私が思っている以上に寂しいことのようだった。それに重なり、みんなが私に話しかけるのを躊躇っているような気もする。私の勘違いかもしれないし、気のせいなのだろうが、今の私にとって些細なことにも気が気ではない。
そんな自分を鏡で見ていると、私は酷い顔をしているのがよくわかる。身だしなみも整えず、パジャマのまま、この日一日をこの部屋で過ごそうとしているほどだった。部屋から出た方がいいことは分かる。でも、部屋から出た場合は、誰にも話しかけられないかもしれない、という恐怖が付きまとう。その恐怖よりも、部屋から出なかったから話しかけられなかった、という言い訳の方が私にとっては欲しいものだった。
じっと、鏡に映る自身を見続ける1日。その間にも、私の卒業は迫っていると言うのに。時間は酷く残酷で、どんどん朝食の時間から過ぎていく。それは、私の空腹を表す。
ぐぅ〜
「…お腹、すいた。」
腹の虫がなり、無意識に、ポツリとそんな言葉が吐き出される。しかし、私はその場から離れようとは思わなかった。
ガチャッ
──────その音が、静寂を打ち破るまで。
「rir-さん!買い物行きますよ!」
勢いよく扉を開け、入ってきたのは我が村の村長であり、私の師匠でもあるmmさんだった。
「え!?mmさん!?いきなりどうしたんですか?」
私が疑問を呈しても、mmさんはにこにこの満面の笑みを浮かべながら、私のパジャマを脱がせてくる。
「い・い・か・ら!早く着替えてください!行きますよ!」
と、半ば無理やりパジャマを脱がされ、バサッと無理やりパーカーを着させてくる。あまりにも強引だが、嫌とは感じなかった。
「ちょちょっ!?1人でも着替えられますって!」
そう言って、説得しようとしたが、mmさんは止まることなく、私の服を素早くきせ、既に髪をとかし始めている。早着せ替えという特技でもあるのか、と思うほどの俊敏な動きに恐怖を超えて、1種の尊敬を感じた。
「はい!着せ替え完了!行きますよ!」
mmさんは私を服に着せれたのが嬉しかったのが、満足気に私の手を引く。温かい手が私の体温をふんわりと上げてくれる。強引ながらも、mmさんなりと優しさを感じた私は、感覚がおかしくなっているのかもしれない。繋いでくれたmmさんの手を、しっかりと私も繋ぐ。それを見て、mmさんはほんのり嬉しそうに笑った。
階段を下って行くと、廊下にはrimrさんが既に待機していた。rimrさんは普段ゆったりとした服を着ているはずだが、今日は、執事のようなスーツを着ていて、大きなシルクハットを被っている。私とmmさんに気づくと、rimrさんはにこりと笑った後、大きなシルクハットを取りながら一礼する。私もそれに合わせて軽くお辞儀する。
「おはようございます。rir-さん。mmさんから聞いていると思いますが、もう1回、確認のために言いますね?」
と、言ってきたので、思わずmmさんを見る。──────が、既にmmさんの姿はなく、逃げ足の速さを実感する。…こんなことを実感したくはなかった。
「えーこほんっ。令嬢rir-様。今日はあなたを不思議な物語へと招待いたします。」
「え?令嬢?」
私が思わず聞き返すが、rimrさんは当たり前、とばかりに笑い飛ばす。
「嫌だな〜wお忘れですか?あなたはmmmr国のご令嬢、『rir-』様でございましょう?この度、招待状を受け取っていたたぎありがとうございます。」
恭しく礼をするrimrさんに戸惑いを隠せない。こういう時にmmさんがいてくれたら良かったのに、と少しばかりの怒りをmmさんにぶつける。
「え?ん?」
「おっと。自己紹介を忘れてました。私の名前は『Srimr』。気軽に『snnmsin(東雲椎名)』とお呼びください。」
「名前長くなってますよ!?」
思わずツッコミを入れるが、rimrさんは気にせず続ける。
「おっと。rir-様。大切なものをお忘れですよ。」
と、rimrさんが言うとシルクハットを棒のようなもので叩く。そうすると、白い鳩と共に、黒い紙でおられ、金色の文字で招待状と書かれたものが出てくる。
「これをお忘れなきように。それでは。ご招待しましょう!」
「さっき招待されたのに今招待状をわたす意味はぁ!?」
あまりの急展開にツッコミが追いつかない。しかし、何故か突然落とし穴のようなものが現れ、私だけがピンポイントで地下に落とされる。私は重力に従って落ちていく──────。
ボヨォン。
そんな音ともに私は地下へと堕ちる。下には、大きなマシュマロがあって、私はその上に乗っているらしい。…どういうこと?周りを見渡すと、たくさんのお菓子が辺りにちらばっている…と言うよりも置いてある。なんなら、私の数十倍もの大きさが沢山置いてあった。
「え?」
私が声を漏らすと、その声に反応したように、背後から声がする。
「ようこそ!rir-様!ここはお菓子工場!」
「我々は、そのために呼ばれたシェフです。」
私の背後にいたのはhnさんと、rkさんで、2人ともシェフと名乗るように白い服で身を覆い、大きなコック帽を被っていた。首元では、ピンクと黄色の色違いのスカーフが巻かれていた。
「しかし、rir-様が何故ここに?」
「あ!もしかして!お菓子が欲しかったんですか?」
いつの間にかいたkkさんは私の事を不思議そうに見、ckさんは明るい冗談を言ってくる。2人の対応さに戸惑いつつも、私が令嬢であることは確定のようだった。私は諦めて、その役になりきる事を決めた。
「えぇ、そうです。お菓子を少し、分けて貰えませんか?」
そう落ち着き払っていえば、当然、とばかりに4人はお菓子をどこから出したのか分からない籠いっぱいにお菓子を詰めてくれる。
「はい!どーぞ!」
「rir-様。ご存知かもしれませんが、この後パーティがありますから。お忘れないように。」
「が、頑張ってください!」
「私達も後で向かうわ。」
そう言って、4人がお菓子を詰めてくれ、私に手渡ししてくる。…と、同時に、爆音とともに、車が上から落ちてくる。
「え!?」
私の驚きの声を上げるが、それが聞こえない、とばかりに4人はニコニコ顔だった。
「あとは任せたよ〜!」
「それでは。良い一日を!」
そう4人は言い残し、私を車に押し込む。わけも分からず車に押し込まれ、4人に見送られながら、車はふたたび発進する。
「えっと…?」
私が運転手を見ると、そこには黒髪のショートヘアと、まばらに水色の髪がはえている、htmnさんだった。
「えぇ!?htmnさん!?」
と連続で驚きの声を上げるが、htmnさんは驚きもしない。
「どうかしましたか?rir-様?」
「えっと…?どういうこと?」
いまいち状況を呑み込めないでいると、htmnさん当たり前、とばかりに話し始める。
「どういうこと?と、言われましても。仕事をしているとしか…。」
「…なんの?」
そう聞くと、驚いたような、呆れたような反応をする。驚きたいのは、私の方なのだが。
「そりゃあ、わたしはrir-様の運転手ですから。rir-様を送り届けるのは至極当然のことでしょう?」
と、バッサリと言い捨てられる。何が何だか分からない。だが、既に私は諦めているので、流れに身を委ねる。
「そうこう言っているうちにつきましたよ。」
と言って、私を車から下ろすと、あ、と言って私の方に振り向く。
「忘れていました。rir-様。」
と言って、スっと私の首元で何かをし始める。しばらくすると、その手を離し、静かに手を振る。
「あちらにお向かい下さい。私は、ここから先は行けませんので。」
そう言って、私を押し出す。うわぁっと情けない声を出しつつ、1歩足を進めると、その空間は歪みだす。足元が揺れる感覚に酔いそうになるが、それをぐっとこらえる。そこに広がっていたのは、とある劇場で目の前には明るいステージがあり、私はいつの間にか最前列でそのステージを眺めていた。
「HELLO☆rir-お嬢様!」
と言って誰かがステージに現れる。そこには、ピエロのような服を着、相変わらず顔を紙で隠す──────gnmsさんがそこにいた。
「今宵はあなたを特別なshowにご招待しましょう!」
謎にテンションが高いgnmsさんに驚くが、それについていけている私も私だと思う。
「おい!gnms!勝手にはじめんな!」
「私達を忘れんなよー?」
ポンっと音を立てて煙のなかからマジシャンのような姿をしたltさんと、同じく、マジシャンのような姿をしたupさんがgnmsさんを挟むように登場する。
「おっと!忘れてました〜w」
「はぁ…お前な〜」
「ちょちょっrir-様の前だろ?大人しくしろ!」
と、今にも喧嘩を始めそうな雰囲気だったが、ltさんが私に気づくと、ピタリと喧嘩を辞め、全員同時にお辞儀する。
「さあ!ショーを始めますか!」
そう言って、gnmsさんは大玉をどこからともなく取り出し、その上にバランスよく乗りながらトランペットを吹き始める。リズミカルな音に、私も合わせて手拍子を始める。ltさんは負けじと、炎の輪を華麗に飛びながらフルートを吹き、音を合わせてくれる。upさんは空中に飛び上がり、綱渡りをしつつ、ギターを鳴らす。
これらの音と、3人のショーが合わさり、最高潮の盛り上がりを見せる。
「おいで!rir-さん!」
そう言って、upさんが綱から降りて、私の手を引く。私もそれにつられ、ステージに飛び上がる。リズミカルな音に合わせて、足踏みをふむ。ltさんに渡されたタンバリンを鳴らしながらも、足踏みを忘れずに、この4人でショーを明るく染める。
私は夢中になりながら、足踏みをしていると、変な段差を踏んでしまう。カチ、そんな音ともに私は煙に巻かれる。
「え!?」
「「「rir-様!」」」
そんな声が遠くになる。煙は段々と薄くになり、辺りには畳が広がる。
シャカシャカと音がなり、ふと、横を見るとそこにはiemnさんがお茶を点て、gsoさんがお茶を飲んでいた。
「おや?rir-殿では無いか。」
「あ、本当ですね。」
私に気づいたらしく、声をかけてくる。いつの間にか、私の服装は着物になっており、iemnさんも、gsoさんも和服を着ていた。
「ここに座っていいですよ。一緒にお茶しましょ?」
そう、gsoさんに言われるがまま、私は隣でiemnさんがお茶を点て終わるまで待つ。静寂な時間がすぎ、iemnさんが点てたお茶が目の前に置かれる。茶法はあまり知らないけれど、コップを2回ほど回せばいいことだけはわかったので、お茶を2回回す。そして、軽く一礼し、お茶をすする。程よい苦味が私の喉を潤す。舌触りも良く、すぐに飲み終わってしまう。
「美味しいですか?」
iemnさんがそう尋ねてきたので、私は笑顔で
「美味しいです。」
そう答える。そうすると、iemnさんは僅かながら笑みを浮かべる。gsoさんは優しい笑みを浮かべ、そっと私に簪をつけてくれる。
「これ、あげますよ。」
簪をさされたのは、わかるがどんな形状化までは見ることが出来なかった。
「もう、行くんですか?」
訳の分からない質問を投げかけられる。なんで、そう聞こうとした時畳がくるりと一回転し、私は地下に落ちていく。
「やっほー、rir-さん。楽しかった?」
その声に目を開ける。目の前には白い床、白い壁、広い空間が広がっていた。その中央にいるのは、mmさんとmtwさん。それとznさんだった。
「え?」
「どうでした?」
私の疑問に何も答えず、znさんはどうだったか聞いてくる。
「え、楽しかった…ですけど。」
そう答えると、3人は嬉しそうにハイタッチする。
「あ、言い忘れてたね。ネタバラシ。」
あ、とmtwさんが言って、事の顛末を言い始める。
私の卒業が近いので何かしたい、ということになりパーティをすることになったらしい。しかし、それだけでは面白くない、ということになり今回のようなことをすることに決めたらしい。
「あぁ、ここはね。mtwが作った仮想世界だよ。体に害は無いし、ここで起こったことは現実の体とはリンクしていないから、ここで怪我したとしても現実ではなんともないよ。」
「相変わらずとんでもないものつくりましたね…mtwさん。」
mtwさんの説明を聞いてもなお、意味がわからない。なら、と言いかけた時、私が知りたいことを全部znさんが先回していう。
「あぁ、ただ仮想世界でやるだけも味気なかったので、ある程度変な設定を盛り込みました!rir-さんがお嬢様設定!面白くないですか?」
目をきらきらとしながら訴えてくる。正直、混乱の元でしかない様付けだが、それを言ってもお互いに悲しくなるだけなので言わない。
「へんなって言っちゃってるじゃないですか…。」
前言撤回。私は留まることは出来なかった。しかし、znさんは傷つくことはなく、え〜そうかな〜?で、この話が終わった。…軽い。
「さ、雑談はこの辺にしておいて、現実でパーティを始めようか。」
「そうですね。mtwさん。お願いします。」
そう言って、mtwさんが突然パソコンのようなものを取り出し、何かを打つと、世界が歪み、砕け、そして壊れる。
目が覚めると、突然パァーンという破裂音に驚く。十数個一気にクラッカーをしたらしく、辺りにはキラキラとした飾りが舞っている。
「ぅおわぁ!?」
思わず変な声が出てしまう。しかし、これはしょうがないことなんだ、と自身に言い聞かせる。
「「rir-さん!卒業おめでとう!」」
そんな言葉と共に私をパーティへと誘う。机には沢山のご馳走が並べられ、それと同時に沢山のプレゼントが私に手渡される。アクセサリー、お菓子、服、タンバリンなどなど…様々だった。
そうして、私のための、みんなによる最高の宴が開かれた。
ここで切ります!
こちらはmmmrのrir-様卒業記念で作られた作品であり、2日目の投稿の担当のものです。これは、ほかの投稿者様との実質的なコラボ物語です。他の皆様の素晴らしい投稿を見て見てください!
また、物語が長くてすみません…。書き出したら止まらなかったです。それに、分かりにくいところがあると思いますし、誤字脱字はお許しください…
それでは、皆様。rir-様をみんなで、笑顔で見送りましょう。決して、rir-様がYouTubeを辞める訳ではありません。私は、辞めない限り応援していく予定です。
記念イラスト↓↓↓
雑ですみません…急いで仕上げたので。
それでは!おつはる!
コメント
19件
レイラーさんのお嬢様ってすごい珍しい気がする
相変わらず上手すぎるのよなぁ、 発想がさぁ、本当に神様だ、(?)rir-さんの最後のガチで馬すぎない???
二日目投稿ありがとう✨️ イラストまで用意してくれてるし、内容もめっちゃ伝わってきたし仲良し感が出てて凄く最高…!ほんと尊敬様だぁあ!!! 改めて、企画に参加してくれてありがとう!