射精しているのかしていないのか、溜まった精液が今出たものなのかそうでないのか、もはや分からない。
「ぁぐ…、ひ、」
今は触れられていないにも関わらず、漏れ出す声が止まらない。
「気ぃ失わなかったの、すごいじゃん」
「や…、はぁ、気失った方がよかった…」
「はあ?なんで?」
ずっと気絶しそうなギリギリのところまで追い詰められ、しかし刺激が強すぎてすぐに意識が強制的に戻されてしまうのだということを途切れ途切れな言葉でなんとか説明すると、らっだぁは本当に楽しそうに笑った。
「えー!ヤバ、それってすごくない?限界超えちゃってんじゃん!」
「性格悪すぎ…」
「っはは!記録更新できるようにこれからも頑張ろうね」
「死ね…」
「なに?もう俺とやりなくないってこと?俺に虐められるの嫌い?別れる?」
いつもふざけてこういう僕を困らせるようなことを言うらっだぁに呆れつつも、早朝から疲れていた僕はやけに素直に返事をしてしまった。
「……たまになら」
「え…?!何?」
驚いた顔をするらっだぁが面白くて、恨めしくて、愛おしい。
「………されたい」
らっだぁは疲弊する僕に抱きついた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!