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僕らは明るい未来のため、戦い、勝利する事が出来た。このお話は、その後すぐの僕とかっちゃんの物語だ。
「かっちゃん!元気そうだね!」
「あ”?出久か…まぁまぁだな」
「そっか!僕は今から検査して、問題なければ来週には退院!」
「ん、そりゃ良かったな」
「うん!かっちゃんはいつ頃退院って聞いてる…?」
「具体的にはなァんも。一応、心臓の検査が終わんねェと退院は出来ねェってさ。」
「…心臓………」
「テメェだって両手、無くしてンだろうが」
「言いっこ無し、だね」
「おぅ」
「じゃあ、検査行ってくるね!」
「…いってら」
先日、かっちゃんが流した大粒の涙を見た時、驚きとなんとも言えない喪失感があった。
ヒーローとして、
もう…かっちゃんの隣には並べないこと。
サポートする事なら幾らでも出来るけど、かっちゃんはそれを望まない。
きっとあくまで、隣を望むだろうし、僕もかっちゃんの隣が良い。
…今が最適だと言うことは、十分に分かってる。
恵まれ過ぎている事実が、変わることはない。
感謝しても、しきれないくらい恵まれた。
…でも、もし…
ヒーローのまま、
過ごせたら…
過ごせたら…………
「幸せだったんだろうな…」