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白い息が溶ける距離で




12月25日、クリスマスの夜。


街中が煌めく光に包まれる中、道枝は少しだけ緊張しながら、待ち合わせ場所のカフェの窓際で大西を待っていた。


白いニットに身を包んだ道枝の心臓は、窓の外の賑わいとは裏腹に、高鳴っている。


今日のこの日は、彼らにとって特別な夜だ。



「みっちー、待った?」



ふわりと甘い声が聞こえ、道枝が顔を上げると、頬を赤く染めた流星が立っていた。


ミルクティー色のコートを羽織り、小さな手には可愛らしいラッピングの袋。


道枝は思わず息を飲む。


イルミネーションにも負けないくらい、流星の瞳がキラキラと輝いている。



「ううん、今来たとこ。全然待ってへんよ」



道枝は立ち上がり、流星の冷えた手をそっと取った。



「手、冷たいね。早く行こっか」



二人が向かったのは、都心に広がる広大な公園のイルミネーション。


ゲートをくぐると、そこはもう別世界だった。


青や白、ゴールドの光が降り注ぎ、まるで光のシャワーを浴びているよう。


大西は「わぁ!」と声を上げ、道枝の腕にキュッと抱きついた。



「すごいね、みっちー! 今年もやっぱり綺麗やなぁ!」



「うん。流星くんと一緒に見るイルミが一番綺麗だよ!」



道枝は、大西の耳元でそっと囁いた。


その言葉に、大西の頬がさらに赤く染まる。


恥ずかしそうに下を向く彼の姿が、道枝には愛おしくてたまらない。



二人は手をつなぎ、光のトンネルをくぐり抜けた。


煌めくLEDの粒が、二人の影を長く、そして寄り添うように映し出す。


大西は、時折立ち止まってはスマホで写真を撮り、道枝に



「見て、これ綺麗に撮れてるくない?」



と見せてくる。


その一つ一つの仕草が、道枝の心を温めていった。



「ねぇみっちー、あそこにトナカイのオブジェある! 行くで!」



子供のように無邪気に駆けていく大西を、道枝は微笑んで追いかける。


トナカイの隣で、流星はぴょんと跳ねてポーズを取り、道枝はすかさずシャッターを切った。



「はい、チーズ!」



撮れた写真を確認する大西の横顔に、道枝はそっとキスを落とした。



「んっ……みっちー!?」



驚いて振り返る流星の瞳に、道枝の顔が映る。



「だって、流星くん可愛すぎるんやもん。」



道枝はそう言って、大西の手をもう一度ぎゅっと握りしめた。



「みっちーってば…ずるい…!」



恥ずかしそうに顔を伏せる大西の仕草に、道枝の胸は幸せで満たされる。


一番奥の広場まで来ると、そこには巨大なクリスマスツリーが輝いていた。


見上げるほどの高さのツリーは、無数のオーナメントとライトで彩られ、まさに圧巻だ。



「ねぇ流星くん。メリークリスマス」



「うん。メリークリスマス、みっちー」



二人はツリーの下で立ち止まり、そっと唇を重ねた。


降り注ぐ光の中で、白い息が一つに溶けていく。


今年のクリスマスの夜は、この先もずっと、二人の心の中で輝き続けるだろう。



「来年も、再来年も、ずっと一緒に見に来ようね」



道枝の言葉に、流星は満面の笑みで頷いた。



「うん、せやな!」



手を取り合い、光のトンネルを歩く二人の背中は、どこまでも美しく輝いていた。




 ̄ ̄ ̄

みちょりゅちぇが毎年一緒にイルミ見に行くエピが好きで書いて見ました!🩷🧡


一応、これだけのつもりですが、思いついたら他の𝖼𝗉も書こっかな💭✍🏻


今日が年内最後の投稿かもしれないので、


また来年もよろしくお願いします😊


良いお年を!🎍


好きなcpで妄想💭

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