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⚠️注意⚠️
文面キモイです。話が噛み合ってなかったりします。
アホかって言うくらい文法間違えてるし誤字多分大量にあります。
キャラクターの口調ガン無視です。
それでも良ければどうぞ!!
…とあるモニタールームの隅で、小さな黒緑色をした影が蠢いている。
ここはどうやら地獄の一角で放送されているテレビの放送局、管理室のようだ。
前方中心の椅子では頭がなんとテレビでできている悪魔が一人、顔に時々エラーを起こしながら頭を掻いている。
「fuck!どうして(砂嵐)あんなオワコンラジオが戻っ麼ァ蠡⁉︎p来やがった!」
『おやおや、それは心外ですね…』
影がこそりと言葉を発する。その声はまるで… 古いラジオ。
やがてその影は赤みを帯びていき、紳士のような姿をした鹿の悪魔へと変貌した。
小さな軽いヒール音を立てながら、ザーザーと砂嵐の音がたびたびする椅子へと近づいていく。
『もしかして碌に仕事もできなくなってしまったんですかぁ?』
「!!お前はオワk」『この前私がジョークを言っただけで町中の電波を切ったどっかのテレビさんがオワコン?ぷえっ、そんな人に言われましてもねぇ〜…』「…チッ」
『舌打ち!?相当ストレスが溜まっているようですね♪』「お前だって天使との戦いでボロ負けしていて…」
言い争いをしている間に、テレビの悪魔ことVOXはとあることに気づいてしまう。
そう、近づけばすぐに切り裂かれてしまいそうな鹿の悪魔ことAlastorの身体周りが全てガラ空きなのである。
この隙に捕らえて仕舞えばこっちの勝ち… しかも眼前の「敵」は余裕の笑みでニタニタこちらだけを見ている。
‘ヒュンッ‼︎
どこからか無数のコードが飛び出す。
『貴方こそ上級悪魔にしては上品さのかけらもn』
‘ギチギチ…ガタンッ!
『なっ⁉︎』 「おうおう無様だなあ“上品な”悪魔さんよぉ!」
『……。』誰もが慄くような鋭い眼光をVOXに浴びせる。
『こんなくだらないことをしてなんの意味があるんです?』
『もしかしてその詰まっているかもわからない脳みそにウイルスでも入ったんですか?可哀想に…』
「…。」ピキィ…とVOXの液晶に怒ったマークが表示される。
『あっ!もしかして弱いからせめてもの威厳を張ろうと?ぷえ〜っ、そんなことをしてまで私に勝ちたいんですか?』
不思議なことにVOXの顔は青筋を立てたあとぴくりとも動いていない。
「あまりナメるんじゃないぞ」
低く冷たい声と共に、Alastorのシャツが引き裂かれる。そのままVOXはAlastorのズボン、しかも陰部あたりに膝をドンと突きつけた。
『い゛っ⁉︎』
そのままVOXはあらわになったAlastorの胸元の傷を指でなぞり、軽く動かした。
『〜っ…おい、辞め…』グリグリと陰部辺りを膝で軽く抑えつける。
『あ゛…八つ裂きに…す…っ』
その瞬間、Alastorをギチギチに締め付けていたコードがばらりと解け、引っ込んだ。
『ひゃu』ギュルンッ‼︎
あっという間にAlastorは四つんばいでベッド…?に吹っ飛ばされてしまった。みだらでビッチすぎる。
その後、ポルノスターのようにローブに早着替えしたVOXがズンズンと近寄ってくる。
「愛おしい旧友にはしっかり“教え込んで”やらないとな」
VOXは支配欲を解放するように、Alastorの細い脚を掴んで覆い被さった。
しかし、本番のセックスは始まってもいなかった。
Alastorはベッドの上でM字開脚にされ、紅色の髪からのぞく薔薇色の瞳でVOXを見据えていた。
ピクリと尻尾が逃げたそうに震えるが、結局身体の力が抜け動けない。
『……はぅ…早く…解放しろ…』
小さく息を吐くその音に、VOXは一瞬だけ表情を緩めたが、すぐに強気な笑みを取り戻す。
「ほら、無駄に構えるから疲れるんだろ」
そう言って、今度はさっきよりもずっと主導権を握るように腹を撫で付ける。
Alastorは一瞬びくっと肩を揺らしたが、逃げられなかった。
『……紳士に扱っていただけるのは、ありがたいことですね、はは…っ』
皮肉めいた口調だが、声にはどこか棘が足りない。まるで蕩けて棘が少しずつずり落ちるようだ。
一方、地獄の更生施設でありみんなが幸せになれるホテル、ハズビンホテルにて。
地獄のプリンセスであるCharlieが何かぶつぶつ呟きながらフロアをくるくると円を描いて歩き回っている。
そこに、父親であり堕天使のLuciferが通りかかる。
「どうした?その…(アヒルちゃん?プリンセス?妖精さん…?)ビッチちゃんっ‼︎」
「はぁ⁉︎何よこのアバ……あぁ、パパね。 Alastorがホテルを出たっきり帰ってこないのよ。」
「そんなことで悩んでいるのか?あいつが居なくてもパパがついているじゃないか。なんだってできるぞ?」
「そう言うことじゃない。私の大切な友達なのよ?あ、そうだ! パパ、探して来てくれない?」
長い言い合いを経て、やっとLuciferが折れた。
「あー、その… まあ、いいだろう。 すぐに探して来てやる‼︎」
美しい6対の羽を羽ばたかせ、LuciferはAlastorを探しにかかった。
「Voxtek…?」着いたのは巨大な放送局だった。
その頃、管理室にて。
ドアが自動音声とともに開く。
「なんだこの騒音」
ふわりと現れたのは長身で、妖しい色気を纏ったポルノスター、Valentinoだった。
「ヤってんのか?楽しそうじゃないか。俺も混ぜろよ」
VOXが止める間もなくギシリと一瞬でベッドに乗り掛かったValはAlastorの髪を撫でたり口内を指でクチュクチュとかき回したりと一般なら絶対屈辱的に感じることをしてみせた。 さすが地獄のポルノスターである。
「おい、あまりいじくり回すなよ」と流石に少しは旧友のことを大切に思っているVOXが釘を刺す。
実際、Valはやりすぎな時もあった。特に同じく地獄で名を馳せているAngel…Anthony・Angeldustに対しては過度なDVやメンヘラよろしく強く執着する姿などが見られている。
…遅れて、場所を特定したLuciferがバンと扉をあけて「早く帰るぞ」と言おうとした。
が、顔をひきつらせて立ち止まった。
焦りながらも少し艶をまとい始める声が落ちる。
「い、いや……バンビがなぜ襲われている…?」
「これはこれは!ちょうどいい、手伝って貰えますか?…この雌鹿の為に」
何がとは言わないが奥深くまで射し込んでいるVOXの敬語ながら強い一言で、二人は各々Alastorの脳を溶かしにかかった。Luciferは相変わらず混乱気味である。
Valentinoは落ち着いた、どこか艶のあるなれた手付きで口から頭まで自前のデカチンで攻め込んでいた。
Luciferは最初は戸惑いながらも、次第にトリッキーに乗り気になってアソコやアレを、しかもどこで知ったのか鹿の性感帯であるツノまで触る。
VOXは強く、支配でいっぱいになるようにソレでAlastorの総てを、意識を融かしていく。
「バンビももうくたびれるのか?まだ女の方が耐えてたぞ?」「まだまだイケるでしょう」
『ふざ…けっ…ッ…』
Alastorは小さく息を詰め、また視線を逸らした。
最初は皮肉を含んでいたレトロチックな声も、次第に力が抜けて警戒と共に、まるで逃げられない、逃げたくないというようにとろけていく。
「……もう…嫌だとは、言っていませんが」
レトロがかったエフェクトが外れて、甘く蕩けた吐息のような声が吐き出される。
VOXはへへ、とさすが上級悪魔なギルティな笑みをこぼして、最後の一髪をお見舞いし、Alastorの身体中を溶かした。
「……ほら、やっぱりなぁ」
VOXが勝ち誇ったように言う。
「…(バンビも可愛いものだな…)」
「これはビデオ向きかどうかはさておき、絶対デビューさせるべきだと思うぜ」
まだふわふわした意識の中、Alastorは顔を背け、少し間を置いてから、ぼそりと呟いた。
「……その、悪くは、ないっ…」
―――翌日。
気持ちよく目覚めたVOXは、伸びをする間もなくぴたりと動きを止めた。
「……。」
淫らな、魚のような変な臭いが部屋の空間にまとわりつく。 端的にいうと、クサい。
しかも昨日の夜まで自分のものにしようとしていたAlastorでさえも隣から消滅している。
黒緑色の影が、不機嫌そうに声を発して消えた。
「……昨日、あれだけ構うからだろ」
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
VOXの怒号が、地獄の放送局に響き渡った。
ハズビンホテルの豪華な扉の前で、Alastorはそっと咳払いをした。