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森side
「首領、お呼びでしょうか。」
「ああ、森医師。どうやらこの歳になって身体が不自由になって来たようでね…マフィアの首領というのも中々大変だよ。それより、そこの少年は?」
痩せこけて、自分で起き上がれなくなった首領は後ろにいる太宰を指さした。
「あぁ、新しい構成員ですよ。」
「私は許可した覚えがないが…?」
「貴方の許可なんて要りませんよ。私が首領ですから。」
「何を…」
私は懐のメスを首領に見せた。
「もう分かりますよね?之は治療です。貴方の性根腐った頭を治してあげる為の。」
「待ってくれ、森せんせ、あ、待っ待ってくれ!き、君も私の喉元を切り裂くつもりか?や、やめるんだ!君が首領となったら私と同じように、だ、大事な部下に喉元をき、りさかれr」
ザシュッッ
鮮血が飛び散る。
「太宰君。」
「見てました。ちゃんと。貴方が次期首領に任命される処を。」
私は満足していた。心強い部下を持ち、首領となり、此快感…そう、頭から腐った輩を殺すという快感を味わえたことを____。