冬音(さん)に道案内されて広場に向かうと、そこでは本当に数十名もの人達がてんやわんやと騒いでいた、どうやら本当に俺だけがここに来た訳ではないらしい。
「アンタ、見ない顔ねアンタも連れてこられたの?」
と、後ろから声が聞こえた
「え、あ、まぁ、はい」
少し戸惑いながらも俺はその女性に声をかけた彼女は金髪で赤いワンピース、まさに男共が言うナイスバディだ、俺はときめきなんてしないが。
「……疑問に思ってるようだけどここにいる全員貴方と同じで集められたのよ、最もスタンガンとかで気絶させられて強制的に来た人もいるらしいけど」
俺みたいに行かないと言ったやつがいるのか、その人とは気が合いそうだな
「自己紹介がまだだったわね、アタシは美亜(みあ)まあ、あまり素敵な名前では無いけどよろしくね」
「結弦です、よろしくおねがいします」
「あれー?何してるの美亜ちゃーん」
どこからか声が聞こえた、そこには子供がいた。小学生くらいの子が、こんな子にまで人狼ゲームをやらせるのかと、俺は少し悲しくなった。顔も知らなかった他人にだ、その子は反応が無かったからなのかこちらに向かってきた。
「おにーさん始めまして!私は律音(りつね)って言います!」
その子は他人の俺にでさえも優しく元気な声で挨拶をしてくれた
「結弦だ、よろしくな」
短い挨拶をした数分後に、他のやつとも挨拶を交わして、全員と仲良くなることができた。
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第3話は消し忘れです気にしないで下さい