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今回はなかなかな距離のあるとある廃病院に特級呪霊が出たと情報を得たため出向いた…のだが
霖)…なにやってんの……えっと、誰だっけ……禪院家次期当主の…えーっと…ごめん誰だっけ
??)禪院直哉や、あんさんは確か…五条達の嫁の……
霖)…男尊女卑野郎に名前覚えられてるなんて嬉しいわぁ♪
直哉)あ”?
直哉がさっきを出した瞬間に宿儺が私の影から出てきて戦闘態勢に入った
霖)宿儺?あんたは帰りな?ただのお喋りごときで殺気立たせるバカの相手なんてしてらんないわ
しれっと罵りつつ宿儺に帰るよう伝えると影に入って大人しくした
直哉)あんさんみたいな馬鹿女の相手してたらくたばってまうわ、何しに来たんや
霖)あんたに関係無いでしょ、あと邪魔だからとっとと失せてくんない?
傍を通り過ぎると手を掴まれた
霖)…何?汚らわしいんだけど、私の可愛い可愛い恵とか可愛い可愛い真希ちゃん達の事を無能だとか何とか言ったんだって?
厳しい目を向けると直哉は「はんっ笑」と嘲笑う
直哉)そりゃあ呪力を持ってない馬鹿女と微妙な呪力しか持ってない無能女、んで?呪力を持ってない父親を持つ恵くん…バカばっかでしゃーないわ笑
貶す言葉をずーっと聞かされてさすがの私もブチ切れた
霖)…チッ私今妊娠してるからあんまりストレス溜めたくないんだけど…ねぇ?
鞭を取り出して殺気立たせる
直哉)はぇ〜ご妊娠おめっとさーん、女か?笑女ならアンタも馬鹿女になるんやけど
霖)馬鹿女?私は別にいいわよ、まぁ…当主様から私の事聞いてんだったらあんまり喧嘩売らない方がいいよ?
直哉)確かに聞いてるで?笑まぁ所詮短気な女やったって事やな笑
霖)へぇ〜…私の話聞いてるってことは結婚した…ってのも聞いてるよね…つまり……私を馬鹿にするってことは私の旦那達をバカにする…って事よね?
片目の瞳が紫から赤色に変わった
暴走しかけてると分かった直哉は少し顔を引き攣らせた
霖)…おい男尊女卑野郎、次私の可愛い旦那のこと言ってみろ…その上半身と下半身がサヨナラするぞ?なんなら出血大サービスで頭もサヨナラさせてやるよ
直哉は部が悪そうに顔を逸らした
霖)はぁ…
落ち着きを取り戻してそのまま病院の奥に進んだ
直哉もどうやら用事があるらしく私の前を進んで歩いた
霖)チッ……くっそ邪魔←本性が出ちゃってる人
直哉)女は黙って俺の後ろ3歩後ろ歩いてろ
霖)へぇ〜?つまり俺は当主だから引き立てろと?
直哉)そう言ってることがわからんのか馬鹿女
こいつぶん殴ってやろうかしら…
霖)殴られたいならどうぞ殴ってやるわよ
鞭を取りだして殴ろうとする
直哉)俺を殴るんやったらせいぜい俺の女になってからにしぃや
いっらぁ…こいつ何から何までうざいな…
霖)へぇ〜…じゃあ構わず殴ってやるよ!
鞭を振り上げ叩こうとした時
ガシッ
霖)!?
足を捕まれ引きずり込まれた
??
霖)くっそ…ここ何処だ……
何者かに足を引っ張られ地面に引きずり込まれた
霖)チッ…あーもう、最悪やらかした
呪力感知でよく分からない場所の座標を検知しようとしたが何も分からなかった
霖)あーもう……またこのパターンか
辺りは真っ暗で何を探しても黒しかない
霖)油断したァ…最悪……
取り敢えず何もしないというのはあまりにも暇なのでやることはひとつ
霖)【領域展開桜吹雪】
まぁとりあえず領域内だったら嫌なのでしますよね
霖)(壊れない…か、じゃあ領域と言うより結界か)
霖)スマホ…は、落としちゃったのかな…ないし、仕方ない……
札を1枚取りだして「暗視」と唱えると当たりが少し見やすくなった
段々と目が慣れてくるとどこか見覚えのある光景が目に入った
霖)ここって…
確かに見覚えがあるな…本当に
霖)…霖お姉ちゃんと初めてあった…神社……
そこは昔と変わらず周りは綺麗な森で囲まれて隣には綺麗な湖のある神社だった
霖)……懐かしいなぁ…笑
私が一番好きな場所…大好きな場所…とってもとっても…誰にも汚れさせない綺麗な場所
霖)綺麗だなぁ…
ずっとここに居たくなる雰囲気だ…懐かしい…
神社に近づくとまるで霖お姉ちゃんに抱き締められてるような暖かさに襲われた
霖)霖お姉ちゃん…元気かな…
祀られている小さなアメジストに触れる
霖)私…帰ってきちゃったのかな…笑
少し寂しい笑顔を浮かべたら後ろに違和感が走った
霖)??
後ろを振り向くと
霖)!!
優しく私を抱きしめる霖お姉ちゃんが居た
声を出そうと口を開けたら霖お姉ちゃんに口を抑えられた
霖)(り、霖お姉ちゃん…)
霖お姉ちゃんは私を抱き締めたまま離れなかった
まるで…母親が子に会ったかのように…そっと、ずっと…優しく抱き締めてくれた
久しぶりの懐かしい人の温もり…何時までも感じていたい…
全てを…そっと委ねたい…
そう思い目を閉じ、次に開けた時は
霖)!!
霖お姉ちゃんが目の前で倒れていた
霖)あ、え…?おね、ちゃ…
近づくと倒れていた霖お姉ちゃんの顔だけがこちらを向いた
霖)あ、え……
目玉は無くて節穴になっていた
霖)お、おね…あ、や……
お姉ちゃんは口を開いてこう言った
【お前が私を殺したんだ!!!!!!!!!!!!!】
尋常じゃない程大きな声で殺気立った声で私を呪う勢いで言い放たれた
霖)ひ、ぁ……おね、ちゃ
そこで私の意識は途絶えた