コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
普段歩いている廊下を俺はもうダッシュで走り抜け、医務室へのドアを開けた
「おんりーチャン!!」
開けると、ベッドに座っているおんりーチャンが驚いたような顔をしてこちらを見ていた
そこにはおんりーチャン以外にも、ねこおじとおらふくんがいた
「えっ、と…おらふさん、…あっ…おらふくん、この方は?」
挙動不審におらふくんに俺の名前を聞いていた
「ぼんさんって言うんよ、おんりーの相方でもあるんやぞ」
「ぼんさん……相、…方?」
俺はねこおじの方へ近づいた
「ねこおじどういうこと?」
ねこおじは無言のまま胸元からごく普通の銃を取り出して、おんりーチャンに見せた
「!?、…ッ撃たないでッください、…!、…」
それを見て、おんりーチャンはびっくりして布団の中へ潜った
こんなおんりーチャンは見たことがなかったら
「あ、ごめん、ごめんねおんりーチャン、撃たないから安心して?」
ねこおじはおんりーチャンを落ち着かせていた
「やっぱり、本当なんだね、おんりーチャンが“記憶”を失ったことは…」
そう言っても返ってくる言葉はなく、しばらくして
「おんりーは自分の名前とかは覚えとるけど、任務とか、僕達の名前、ドズル社に関係するもの全部忘れとった」
「そっか、…」
おらふくんが解説した後、俺は背を向けて医務室から出ていった
❤️2000