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後輩ができた新人くんは、何を思う_。




































後輩ができた。嬉しい。嬉しい、はず。

嬉しいはずなのに、どうしてこんなに憎らしい?


「 rp〜!! 」


「 はい!なんですか〜? 」


ああ、そうだ。嫉妬だこれは。

入ってくる時期に変わりがないのに、扱いに差があることに、

あいつはすごく愛されてることに、嫉妬している。


「 ci?何しとん? 」


「 あ!兄さん!いや〜、仲が良くていいなって! 」


「 ほんま凄いよなぁ~、馴染むのが早いわ 」


羨ましい。羨ましい羨ましい!!

俺はこんなにも愛されてないのに!!

羨ましいのと同時に、とてつもなく憎らしい!


「 どうしたんやci?ほら行くで! 」


「 あ、はい! 」




































どこだ、ここ。

俺は教育係が居ないから一般兵との模擬戦で

力を磨いている。

今日も訓練をした…ところまでしか覚えていない。


「 どこ、暗い、どこ…

いや、見覚えある…な、どこだっけ 」


ああ、思い出した。

ここは、奴隷が管理される施設。

俺は元々奴隷だった。


「 ゔ、嫌な匂い… 」


ああ、この匂い。嫌という程覚えてる。

血と、吐瀉物と、腐った匂いが混ざった、異臭。


「 …!…i!ci!!起きろ!! 」


「 うぁ、? 」


「 なんでお前こんなところで倒れとんの!? 」


「 え、あ、いや 」


「 ま、無事ならええわ。はよ飯食いや 」


「 …うん 」


それは愛なの?それとも、

無事ならいいやって俺を捨てたの?


「 ち、ci…  」


「 ん?どうしたんrbr 」


「 監視室でずっと見とったんやけど、お前虐められてる? 」


「 虐め?いや、訓練… 」


「 え、? 」


「 んえぇ、? 」


「 てかさ、ciの教育係って誰やっけ?」


「 …誰やっけ 」


「「 … 」」


「 まぁ、思い当たらんから俺らでやろう!! 」


「 それがええな。すまんな 」


「 ほら、訓練しよや! 」


「 …はい!! 」


そう言って、ちらっと外を見る。

外には、ひまわりが咲き乱れていた_。






























ひまわりの花言葉は「私はあなただけを見つめる」「憧れ」

ciさんがひまわりのように、光に向かって行けますように_。

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