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水青 前回の続きみたいなものです
らみ視点・続き
「……好き、だよ。みっちゃんのこと」
俺が震える声でそれを言った瞬間、スタジオの空気が変わった気がした。
みつきは一瞬目を丸くして、それからゆっくりと、獲物を捕らえた猫みたいな笑みを浮かべた。
「ふふ……やっと言ってくれたね、らみちゃん」
みつきの指が俺の顎を優しく持ち上げる。
次のキスは、もう容赦なかった。
唇を重ねた瞬間、みつきの舌が強引に俺の口の中に入ってきて、全部を味わうみたいに絡め回す。
息が続かなくて、俺は自然と小さく喘いでしまう。
「んっ……みっちゃん……」
キスが離れた時、みつきの唇が濡れてて、俺の視線を釘付けにする。
息が少し荒いのに、表情は余裕たっぷりで、それが悔しくて、でもすごくドキドキした。
「でもさ、らみちゃん。好きだって言うのが遅すぎたよね。だから……お仕置き、ちゃんと受けてもらおうかな」
みつきは俺の両手を頭の上にまとめて、片手で簡単に押さえつけた。
ドラムの椅子の背もたれに手首を固定されて、俺は完全に動けなくなる。
「みっちゃん、ここスタジオだよ……? 誰か来たら……」
「鍵かけてきたよ。誰も来ないから、安心して声出して」
そう言って、みつきは俺のTシャツの裾をゆっくり捲り上げた。
腹部が露わになって、冷たい空気が触れるだけで体がびくっと震える。
みつきの視線がそこに注がれて、恥ずかしくて目を逸らしたくなったけど、顔を上げられて逃げられない。
「ほら、らみちゃん。もう肌が熱くなってる。感じやすいんだね」
みつきの指先が、脇腹をくすぐるように這い上がる。
わざと乳首の周りを避けて、焦らすように撫で回す。
俺は腰をくねらせて逃げようとしたけど、みつきに膝で押さえられて動けない。
「逃げないで。悪い子はちゃんと罰を受けないと」
やっと指が乳首に触れた時、軽く摘ままれて電気が走った。
「あっ……!」
思わず声が出て、俺は慌てて口を押さえた。
でもみつきはその手を外して、にこっと笑う。
「声我慢しないで。俺だけが聞いてるんだから、全部出して」
今度は舌で首筋を舐め上げられて、耳たぶを甘く噛まれた。
ぞくぞくする快感が背中を駆け抜けて、俺の息がどんどん乱れる。
「みっちゃん……もう、やばい……」
「やばいって? ここが?」
みつきのもう片方の手が、俺のズボンの上から股間をゆっくり撫でた。
もう完全に硬くなってて、触られただけで腰が勝手に浮く。
「ほら、正直だね。俺のこと好きだって、体が証明してくれてる」
恥ずかしくて死にそうだったけど、みつきの声が甘すぎて抵抗できない。
みつきはチャックを下ろして、手を直接滑り込ませてきた。
「熱い……らみちゃん、こんなに反応してくれて嬉しいよ」
優しいのに、指の動きは容赦ない。
最初はゆっくり焦らすように撫でて、俺が喘ぎ始めるとリズムを変えて追い詰めてくる。
「んっ……あっ、みっちゃん、そこ……っ」
「ここが気持ちいいの? 教えてよ、らみちゃん」
俺はもう頭が真っ白で、みつきの肩に顔を埋めて喘ぐしかなかった。
みつきは耳元で囁き続ける。
「可愛い声……もっと聞かせて。俺の名前、ちゃんと呼んで」
「み、みっちゃん……っ、みっちゃん……!」
名前を呼ぶたびに、みつきの指が優しく、でも確実に俺を頂点に近づけていく。
体が熱くなって、足が震えて、もう限界が近い。
「いいよ、もうすぐ……でも、まだイカせない」
突然動きが止まって、俺は焦らされて腰をくねらせる。
「みっちゃん……お願い……」
「お願いって? 何してほしいの? ちゃんと口で言って」
恥ずかしくて言えない。
でもみつきの視線が強くて、俺は震える声で絞り出した。
「……続けて、ほしい……」
みつきは満足そうに笑って、もう一度動きを再開した。
今度はさっきより速くて、俺はすぐに頂点に達した。
「っ……あぁっ!」
体がびくびく震えて、みつきの腕の中で果ててしまった。
息が整うまで、みつきは優しく背中を撫でてくれた。
そして耳元で、甘く低く囁く。
「いい子だったね、らみちゃん。お仕置き、ちゃんと受けられた?」
俺は真っ赤になって、ただ小さく頷くだけ。
みつきは俺を抱きしめて、額に軽くキスをした。
「大好きだよ。これからも、僕のことちゃんと見ててよね。
次また目を逸らしたら……もっと酷いお仕置き、するから」
……完全にみっちゃんのペースだ。
甘くて、意地悪で、でも逃げられないくらい気持ちよくて。
俺、もうみっちゃんなしじゃいられないかも。
終わり