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K side
ザワザワ…
ん?店の外が騒がしい。
音の先に顔を向けるとルイさんが誰かと歩いてくるのが見える。
今日も格好良い…♪
見惚れていると、 自動ドアが開いて、隣の人がやっと目に入ってくる。
わ、眩し…!
ルイさんと同じくらいの長身でハーフのような顔立ちの人が店内を見回している。
白い肌、高い鼻と惹き込まれるような瞳。
え、現実?
思わず目をこする。
そこにルイさんが一緒に並んでいるから大変だ。
外がザワついてたのは2人のせいだったんだ…、
かっこよすぎて卒倒しそう…。
俺にどんどん近づいてくる二人に対して無意識に後退りしてしまう。
R「あ、カノン…おはよ〜…」
どことなく元気のないルイさん。
K「おはようございます…お隣の人は…?」
A「ルイと同期の、アダムです」
にこにこと食い気味に自己紹介される。
ルイさんの事、下の名前で呼ぶんだ…。
K「ぁっ、カノンです…」
アダムさんという人はルイさんと俺を交互に見ながら、意味ありげに微笑んでいる。
俺がまだ?(ハテナ)でいると、
R「この間カノンと二人で歩いてる所見てたらしくて、それで直接会ってみたいって言われてさ…、ごめんね、驚かせた?」
言葉もどこか辿々しい。
K「ううん、ルイさんのお友達、お会いできて嬉しいです 」
A「こちらこそ嬉しいです、あ、緊張しないで下さいね」
緊張で顔と身体が硬直しているのがバレてしまっていた。
A「ふーん、カノンくん、可愛いね」
笑顔でそういうと、じゃあまた、と店を出て行ってしまった。
しばらく間があって、
R「アイツあんな感じなの、ごめん!また連絡する!」
とルイさんが後を追いかけて行ってしまった。
アダムさん、なんか不思議な人…。
K「お疲れ様でしたー」
『はーい、おつかれ!』
仕事が終わって帰路につく。
ルイさんに連絡しようとスマホの画面を開くと、
A「カノンくん?」
後ろから声をかけられる。
振り返ると、
A「あ、やっぱりそうだ♪」
K「…///」
今朝の、白馬の王子様だ…!!!
勝手にセンスの悪いあだ名をつける。そうでもないと圧倒されてしまうから。
A「もう帰り?お疲れ様」
とても自然に近づいてくる。
壁を感じない人だな…。
K「あ、はい…お疲れ様です」
A「このあとは?ルイと会うの?」
K「いえ、今日は仕事が長引くとかで」
A「ふーん、確かに最近忙しそうだからな…」
ふむ、と何か考えるように顎に手を当てている。
そっか、アダムさんは職場でのルイさんを知っているもんね。きっと格好良いんだろうな、俺も見てみたい…。嫉妬に似た感情が湧いてくる。
A「カノンくんこれからご飯行かない?」
パァっと明るい笑顔で言われる。
突然のことで躊躇する。
ルイさんのいない所で、他の男の人といいのかな?
考えている姿をみて、
A「ルイの話、色々聞かせてあげる。カノンくんに話してない秘密の話も…」
そう言われて食いつかない理由がない。
ほかの誰よりもルイさんの事、知りたいから…
K「少しだけなら」
とOKしてしまった。