テラーノベル
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その日、陛下が神妙な顔つきで私の部屋に来られた。
「そのように真剣な顔をされて、何かあったのですか?」
「スーベルシアとの戦いが決まったのよ…」
「まぁ…」
「長い長い戦いになるやも知れぬ…」
「そうでございますか…」
私はそれしか言えなかった。
「なぁ、エティーナ?」
「はい。」
「そなたは俺が結核の時に、イグナードに、俺を愛している、と言ったそうだな?」
「え、えぇ…」
「俺もそなたを心から愛している。」
「はい…」
「スーベルシアとの戦いの前に、そなたを抱きたい。
抱きしめて、抱き合って、朝まで離したくないのだ。」
「…………。」
「嫌か?
嫌ならばやめる。」
帰ろうとする陛下の袖を掴み私は言う。
「嫌ではありませんわ!
私もその、陛下と…」
「それ以上言わなくて良い。
ただ、今は俺の腕の中に…
エティーナ…」
そして、私は陛下にベッドに運ばれると、熱く交わった。
そうして、聖なる夜は更けて行くのだった。
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