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「まさか、神社に行こうなんてね」
「空太(くうた)はいいでしょ。地元なんだから」
杏葉(あずは)と空太は、坂道をのんびり歩いてのぼっていた。
縁(えにし)神社に行けば、もとに戻る方法が見つかるかもしれない。
以前、不思議なことが起こるための条件を、神主さんから聞いた。
あれから時間が経っており、今回は空太も一緒にいる。
それなら、きっと変化があってもおかしくないと、杏葉の直感が言っていた。
「きっと、前よりもなにかわかることがあるような気がする」
空太は、ポツリと言った。
「それ、私も思っていたとこだよ」
「そっか」
その言葉を最後に、ふたりは沈黙してしまう。
でも、とても懐かしく、心地よい空気が包んでくれる。
オレンジが強いけど、まだ青が残る空。
今、こうして空太とふたりで並んで歩いているのが、夢のようにも感じた。
もし、このまま体が入れ替わって、元に戻れる**************************
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